紙の本
ハンデなんかない。
2005/02/20 20:11
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投稿者:ワタルン - この投稿者のレビュー一覧を見る
自分自身も、同じ群馬出身です。
この本を読み、自分にハンデが生まれてしまって、どんなに落ち込んで、負けそうになっても生きてゆきすばらしさ、人とのかかわりのすごさに感動。
自分には、耳の不自由な友達がいます。
しかし、耳が聞こえないというハンデがあっても、積極的にパソコンのチャットなどで話しかけてくれます。
どんな体をしていてもそれは、ハンデじゃない、その人の『個性』であると思います。この先、自分が事故にあって、手足を切断しなくてはならないかもしれません。そんなときに、『自分はだめだ』や『生きてはいけない』など考えず、ハンデにも負けずに生きている人がいる。これは、自分の運命、そして事故によってできてしまったものは、新しい自分の個性。決して自分をせめたりしないで下さい。
また、そういった個性を持った人ともしっかり接することのできる日本になって言ってほしいと思います。
紙の本
人間臭くて響く
2015/12/29 02:18
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投稿者:ピコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
心の苦悩や歪みを素直に表現されていて、心に響いてくる。添えられた絵も文字も、一筆ごとに気迫を感じる。感動の一文字では語れない深さがある。
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不慮の事故で首から下が麻痺してしまった作者の闘病生活〜口で筆をくわえ、
絵を描くようになるまでの話です。私の家には星野さんの画集や絵が沢山飾ってあります。
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それまで当たり前のように暮らしてきたことが、突然奪い取られた時、人はどう生きて行けばよいのか。体育の先生だった著者は事故により首から下のほぼ全身すべてが麻痺してしまった。苦悩と苦闘と愛の物語。
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全身不随(!)の詩画作家。
口に筆をくわえ、全身全霊で書き綴ったその絵と文は「生きる」事の意味を考えさせられます。
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たしか中学生のときに買った本。
不慮の事故で首から下の自由が利かなくなった著者による、
力強くてやさしいエッセイ。
口に筆を加え、一筆一筆
渾身の想いをこめて描かれた一輪の花には、
何にも勝る説得力がある。
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中学生の頃、この本と出逢いました。人間味のある文章が、心に響きます。自分と、きちんと向き合うことの大切さを教えてくれた1冊です。たくさんの人に読んでもらいたいです。
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著者との最初の出会いは、母が持っていた絵葉書。そして、大学生の時、美術館へ友人の車で連れて行ってもらった。
あの時は、行ってみたいとは思ったけれど、受け身だった。
そして、行ってみて、衝撃を受けた。
普段、美術館や知人の個展に行っても、おいてあるノートに何か書いたりすることはなかったのに、その時は友人が観ていないすきにあわてて何か書いたのを覚えている。
なにを書いたのかは覚えていないけれど、何も書かずには居られなかった。
人が不幸だと安心してしまう、人が幸せだと嫉妬してしまう。
私も本当にそういう人間で、自分の心の狭さを感じながら読んだ。
また、それ以外にも後半に行くにつれて、実家の庭に咲いた花の美しさを思い出したりと、著者と同じ気持ちで花をめでた気持ちになった。
心にしみる本。
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最初にこの本に出会ったのは高校生の時。読書感想文の課題図書だった。あれから10年以上たって、本の存在すらすっかり忘れていた今日、星野富弘さんの展覧会にふらりと立ち寄った際、あ、この人の本読んだ事ある、と思い出した。そして、家に帰って本を引っ張り出し、もう一度読んでみた。
高校を卒業し、大人になっていろんな経験や思いをした今の私にとって、1ページ1ページがとても心に沁みた。苦しい思いをしているのは自分だけではない、ちょっと視点を変えると世の中は希望で満たされてる、と気づかされる。
心がすっと前向きに、幸福になれる素敵な本です。
余談:絵と文章の配置が絶妙だと思う。
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星野富弘さんの日記風の自伝。
突然の怪我から病院生活、絵をかくようになるまでのことが書かれています。
私はこの本を読む前は勝手に、星野さんの苦しみとして、主に心理的葛藤の方を想像していました。それも確かに大きかったのですが、肉体的にも、生死の境をさまようほどの状況におかれて、大きな苦しみを経験されたということを知りました。
星野さんの詩は以前から好きだったのですが、星野さん自身のことを知ることで、より味わい深く読めるようになったかなと思います。
11月にめぐみ教会の青年会で、富弘美術館に行きます!今から楽しみです^ ^
私の好きな詩の中のひとつ…
今日も一つ悲しいことがあった
今日もまた一つうれしいことがあった
笑ったり泣いたり
望んだりあきらめたり
にくんだり愛したり
そしてこれらの一つ一つを
柔らかく包んでくれた
数え切れないほど沢山の平凡なことがあった
『日日草』
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916-ホシ
300181138
脊髄損傷で首から下の自由を失った星野富弘さんによる自伝の新版です。星野さんのことは、絵筆を口で咥えて描いた何冊もの画集をみて、あるいは、ふるさとの群馬県に建設された富弘美術館を訪れて、ご存じの方もあるかもしれません。まだの方はどちらもお薦めです。特に絵に添えられた短文が素晴らしいです。
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人は弱いようで、強いものだ!
でも影で支えている人がいることも忘れてはいけない。支え合って人は生きていける。
何度読んでもいい
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花をみつめていると教えられることばかりだったし、小さな花の中に無限の自然の広がりを感じたこともあった。花にやりばのない怒りをぶっつけたことも、胸にいだききれないほどの感動をおぼえたこともあった。
花は、疑いの心のあとに語りかけてくる神の言葉のようでもあった。