投稿元:
レビューを見る
いろいろと改めて勉強にはなったが、ずいぶん基本的な内容で、ちょっと拍子抜けした。
とにかく、人間が地球上にあらわれてからというもの、というか産業革命がおき、人間が自然に対してもやりたい放題できる力を手に入れてからというもの、生物の多様性が失われてきているということらしい。
人間は進化してるのか破滅に向かっているのかよくわからない。もっと文明を進めることが自然を守ることにつながるということも聞くには聞くが、本当なのだろうか。
人間一人非ひとりは、そこそこ100年足らず生きる程度である。だったら、自分が死んだ先のことなんかどうでもいいと思ってしまうのが人間なのではないか。だとしたら、なかなか自然破壊はやめらんないんだろうな。
文明が進むことで、自分勝手な私たちが、新しい英知を身にまとうことができるのだろうか。
投稿元:
レビューを見る
生物多様性をもっと多くの人に知ってもらいたいという趣旨で刊行された本。100のクエスチョンに対して2~3ページのアンサーで解説していく構成。はじめて生物多様性を知ろうとする人にとっては、非常にわかりやすい手引書といえる。内容の性質上、重複する事柄も多いが、反復学習と考えればそれほど苦にならない。
最後の方に生物多様性条約締約国会議のくくりがあり、COP10に対する理解を深めることもできる。付録として、「生物多様性基本法」が全文載っているので、一度読んでみることをお薦めする。
投稿元:
レビューを見る
生物科学について、高校レベルの基礎知識があれば
さらっと読める。
生物多様性については、詳しく
実際の政策、条約がどのような仕組みになっているかも説明されていて
わかりやすい。
前半は、身近な話題が多くわかりやすいが、
後半は条約や会議などの話が多く専門性が増し、面白みが減る。
環境系の分野に興味がある人は一読の価値有り。
投稿元:
レビューを見る
ところどころに福岡伸一氏らしい味が見られるが、基本的に監修にとどまっており、ほとんどはお役所的な問答集。
小学校の先生の環境学習タネ本としては良いかも。
投稿元:
レビューを見る
最初のほうは、なんとも単純な題材が多くて、子供にはいいかもしれないと思っていたが、ところどころほうと思うところもあった。それにしても人の手が入ることが良くないのか、一概にそうとはいえないけど、生物多様性って繊細すぎる問題。
投稿元:
レビューを見る
『生物多様性 100問』/単行本/★★★★☆/2010年に日本が生物多様性条約締約国会議の議長国になったことから旬なテーマの生物多様性について、生態系の話から生物多様性保全のための取り組み、法制度などの解説も。わかりやすい。/http://bit.ly/fGK6iI
投稿元:
レビューを見る
前半は聞いたことある話ばかりでおもしろくなかったけど、後半は具体的な条約や国内の法律の説明だったので楽しく読めた。ちょっと考えが偏ってる感も否めないけど、こういう本は得てしてそうだよね(・ω・)挿絵のテキトーさはむしろ好き!!\(^O^)/笑
投稿元:
レビューを見る
昨今さかんに取り沙汰される「生物多様性」について、私見を交えず丁寧に一問一答形式で教えてくれる。しかし最初のうちはあまりに初歩的な質問すぎ、後半は観念的、総論的であり、たとえばわが国の具体的な取り組みまでは判らない。逆に云えば行政主導の環境保全というものがいかに具体性を欠いた観念的なものになりがちかということを教えてくれる。COP10直前に刊行されたため、最新の状況を反映していないのが残念。
投稿元:
レビューを見る
一問一答式で分かりやすい。自分の周りに「里山研究」や「生物多様性」に関わる人が多いので、話を聞くときの基礎知識として読んでいる最中。
投稿元:
レビューを見る
生物多様性の定義、意味、目的、が一問一答形式で読みやすくまとめられている。既に10年以上前、COP10のころの本だが課題はあまり変わっていないしcopもすでに21だが解決もそれほど進んでいないのだなということも感じる。
生態系サービス
①供給サービス(利用価値がいまわかっていなくても科学技術の進展によって将来人類の生存に有用なものが見つかる可能性も)
②調整サービス(森林による気候の緩和、洪水防止、水の浄化など)
③文化的サービス(精神的充足、美の感動、レクリエーションの場など)
④基盤サービス(①—③の供給を支える基盤、例えば光合成による酸素の精製、土壌形成、栄養循環、水循環など)
私たちの食べ物はほとんどすべてが生物です(生物でないのは水と塩くらい)
外来種:国内の別の地からの導入が含まれる
特定外来生物:もともと日本に生息していなかった生物で、海外から持ち込まれたもののみ