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手紙のやりとりで構成された短編三作。あまり毒っ気もなくさくさく読めた。二番目のお話は結構よかったと思う。
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書簡形式で描かれる人間模様。
湊さんの新境地だと思います。
グッときました。
手紙だからこそっていうのがきちんと伝わってきました。
人のプライベートな空間を覗き見てしまった感覚がしました。
なかなか良かった〜^^
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『告白』のインパクトが大きすぎたから
『二十年後の宿題』を読んで
ああ、この人
こんなあったかい話も書けるんだ、って
ほっとしたのに……のに!笑
まあ、次読んだのが面白かったら
お気に入り決定かな、と
ちょっぴり高を括っていたのですが
いやはや、見事に
のめり込ませて頂きました。パチパチパチッ
★★★★なのは
結末を読んだ後に
『告白』と同じ気分になったから。
追伸
私は最後結構苦い感じが残ったのですが、
皆様そうでも無い感じで。
悲しいかな、素直に
愛ということだけで
終わらすことの出来ない自分。
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あれは本当に事故だったのだと、私に納得させてください。高校卒業以来十年ぶりに放送部の同級生が集まった地元での結婚式。女子四人のうち一人だけ欠けた千秋は、行方不明だという。そこには五年前の「事故」が影を落としていた。真実を知りたい悦子は、式の後日、事故現場にいたというあずみと静香に手紙を送る―(「十年後の卒業文集」)。書簡形式の連作ミステリ。
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「十年後の卒業文集」 「二十年後の宿題」 「十五年後の補習」
どの物語も手紙のやりとりで構成されている。互いの思いを伝えあう手段がメールでも電話でもなく手紙だという点がコミュニケーションに時差と深みを与えている。そしてその時差は物語のなかの出来事を共に考える時間を読者にも与えてくれているように思う。不安な気持ちで、あるいは焦がれながら待ったたった一通の返信によって、過去の出来事ががらっと様相を変え、あたたかな心地になったり、背筋を冷たいものが流れる心地になったりするのは、やはり手紙ならではであろう。文面の裏に潜む当人しか知り得ないなにかが始終様子を伺っているような穏やかならぬものが感じられる一冊だった。
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自分の手で文字を綴って、自分の手で投函して…
相手に届く時間的な差も考慮して書く手紙だからこそ、書けることってありますよね。
そんな手紙のやり取りの中で、作中の人物たちは過去のわだかまりを解いていく。
読者側も置いていかれずにきちんとお話の中に入っていける作品です。
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タイトル通り「往復書簡」の中で驚くべき秘密が明かされるというパターンの中編3編。最初の2編はゆるい絡みがあるんですけど、書き下ろされた3編目がちょっと浮いた感じがするのと、1編目のインパクトが大きすぎて残り2編がかすみ気味なのが残念。
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『告白』読まずにこっち読む。
うーん、文体といい、言葉選びといい、すべての波長が合わない作家さんのような………。
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手紙のやり取りしている小説がそんなに好きじゃないのかも…。
どうも読みにくい。
なんか淡々と話が進んでいくので、何かに共感するわけでも感動するわけでも泣けるわけでもなく終わって行ってしまった。
話はそれなりに面白いと思うんだけどなぁ…。
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告白に続いて二冊目。安定感のある文章と、気持ちいいほど裏切られるその筋書き。原作を読みながらプロットをたぐりたくなるような内容。一度読んだだけでは読み損ねがあるのではないかと思ってしまう、緻密な物語。やぁいい作品です。
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今の時代はメールで連絡を取り合っていますが、
すっかりと遠ざかってしまった手紙のやり取りというのも、
いいものだと思いますね。
直接会うことがない手紙のやり取りだから、
作者のような書き方は合っているかもしれません。
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あれは本当に事故だったのだと、私に納得させてください。高校卒業以来十年ぶりに放送部の同級生が集まった地元での結婚式。女子四人のうち一人だけ欠けた千秋は、行方不明だという。そこには五年前の「事故」が影を落としていた。真実を知りたい悦子は、式の後日、事故現場にいたというあずみと静香に手紙を送る―(「十年後の卒業文集」)。書簡形式の連作ミステリ
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まぁまぁでした。
良くも悪くもない。
一度読む分には面白いけれど、もう一度読もうとは思わない。
もう一度読もうと思えないということは、その程度の作品ってことかもしれない。
湊さんの作品は基本的にそんな感じがします。
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おもしろかった!
でもちょっと読み辛い形式で、最後の章だけちょっと消化不良な気が…
途中でちょっと間を空けちゃったからかなぁ。
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「過去のあの事件の真相は・・・」ということに終始されているというつくり。
段々と手紙のやりとりが進むにつれて真相が明らかに・・というのはベタだけど飽きさせないのは作者の文章力ゆえか。
おもしろいんだけど、湊かなえじゃないみたい。いい意味で。いつもの「読んでいて気分が悪くなるようなどす黒さ」がない。まったくそういうのがないわけじゃないけど「ピリ辛」レベル。たまには悪くないですよこういうのも。もう黒い部分は出しつくしたのかな?w
個人的には一作目の放送部のが好きでした。ていうか、人が死なない話ってこの人のでは初めてなんじゃないだろうか?www
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「告白」以来の面白さ!!!
正直告白を超える作品は出てこないと思うのですが・・・
3つの書簡が微妙にリンクするところが上手いなぁと。