紙の本
漢文とは
2016/07/09 21:28
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投稿者:こけさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
無駄のように見えるのだが、実は漢文を学ぶと日本語の根源が見えてくるのだ。あぁこの言い方はもとは漢文の読みから来たのか!とか、さりげなく、深くためになる知識を文法解説の間に入ってくる。おぉ!と驚き、ただ単に文法を学ぶ以上の理解が得られるのだ!
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懐かしい!
2019/02/10 09:39
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投稿者:はるはる - この投稿者のレビュー一覧を見る
昔々の受験生時代にZ会の通信教育をしばらく受けたことがあったが、難しくて途中で辞めたが、その際にこの本の原本を購入した。実家の押し入れを探せばあると思うが、懐かしくて今回、文庫本を購入。高度過ぎて受験には不要だったが今読むと面白い。Z会の旬報に掲載されていたますむらひろしさんの漫画「夢降るラビット・タウン」も面白かったなあ。ちなみに二畳庵主人はペンネームで、一般書では「沈黙の宗教ー儒教」などで知られる、加地 伸行先生の著作です。
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賛否両論ある定番
2022/01/23 02:19
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投稿者:719h - この投稿者のレビュー一覧を見る
もはや覆面著者とは言い難い、
加地伸行氏による、定評ある
漢文学習書です。
やや古めかしい語り口に違和感を
感じるか否か、が本書の好き嫌いの
分かれ目になるようです。
個人的には、そこが気に入っているの
ですが・・・。
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伝説の漢文参考書二畳庵主人(加地伸行)著『漢文法基礎』が講談社学術文庫から改定再版されました。この本はZ会の大学受験生用に書かれたものを本にしているわけですが、単なる受験参考書という枠にとどまらず、漢文読解力の向上を志すものや漢文・漢詩に興味のあるものをも取り込む(むしろそっちの方が有益ではないかと思う)一大文法書となっています。それは「基礎」と銘打っているもの、その意味は著者も「私の言おうとする基礎とは、あれこれ経験を経たのちの最後の段階のフナつりに当たる。初歩的知識というのは、魚つりを始めるころのフナつりを指している。最後の境地のフナつりは、形こそフナつりで同じだが、その内容は、まったく異なるのだ。基礎というのは、初歩的知識に対して、いったいそれはいかなる意味を持っているのか、ということ。つまりその本質を反省することなのである。初歩的知識を確認したり、初歩的知識を覚える、といったことではなく、その初歩的知識を材料にして、それのもっている本質を根本的に反省するということなのである。・・・だから、諸君が漢文の初歩をすでに知っているということを前提として話を進めたい。」(35頁)という如く、単なるハウトゥー本ではありません。ですから、「これだけ覚えればよい」などと受験生に“都合のよい”単純化はせず、一つ一つの詞・句・節を徹底的に分析し、解説しています。おそらく初学者がいきなりこの本を取ったとしても理解するのは難しいでしょう。まずはしっかりと授業を聞いて、ある程度漢文の力を付けた上で熟読することをお勧めします。しかしある程度の漢文力を身につけた上でこの本を読むと、こんなに漢文力の向上を実感できる本はそうはありません。これまでいろいろと漢文法の本は読んできましたが、こんな気持ちになったのは小川環樹・西田太一郎両先生の『漢文入門』(岩波書店)以来です。
この本の底本となっている増進会版の方では本書に掲載されている「基礎編」「助字編」「構文編」に加えて「問題編」「中国の文化と社会と」が含まれていたそうで、この「中国の文化と社会と」は別の形での出版を計画しているそうですが、「問題編」は今のところ出版予定はないようです。是非、「問題編」も穴が空くほど目を通したい、と本当に強く感じます。
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我が学科の学生には遅くとも3年生になったらこの本を常に持ち歩いてほしいですね。授業の時はもちろん引きまくる。それだけじゃなくて、電車の中など通学の時に全書を通読してほしい。それも何度も何度も。
内容説明
本当の「漢文力」とは? あの名著が蘇る!入試問題や学校の勉強ができるようになるのはアタリマエ。お手軽な受験参考書に飽き足りない人、古典に親しむための基礎力を身につけたい人に贈る、待望の新版!
内容(「BOOK」データベースより)
訓読のコツとは。助字の「語感」をどう読み取り、文章の「骨格」をいかに発見するか―。漢文読解の基礎力を養い、真の「国語力」を身につけるために、1970年代より形を変え版を重ねながら受験生を支え続けてきた名著を修補改訂。大学入試攻略などは当たり前、第一人者が気骨ある受験生、中国古典を最高の友人としたい人へ贈る本格派入門書。
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知的好奇心の赴くままに読んでみた。かなり分厚い本。
漢文の紹介や現代の漢文教育に関する批評に始まり、助詞の解説(大ボリューム!)、そして詩歌の解説やら文法規則など、さしあたり高校などで習う漢文をものすごく補強した内容。
『古文の読解』と同じく、その語が持つ元々の意味(中心となる意味)を探りながら語の使われかたを解説していく。これを知っていると知っていないとでは、おそらく漢文の理解も全然違うだろう。高校時代に出会っていれば・・・と思う本である。
本著を読んで思ったのが、やはり漢文も言語なんだな、ということ。漢文はガッチガチに文法規則が縛られているとずっと思っていたが、意外や意外とフレキシブルな部分がある、ということを本著で知った。「なぜこれは目的語なのに、主語の位置にあるんだ??」といったような疑問もすぅっと取れる。
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自分が中国文学専攻に進学するきっかけを作った一冊(苦笑)。
かつてはZ会(増進会)から出された受験参考書だったが、長ら
く絶版となっていた為古書として高値で売られる状況を憂えた著
者が再販を決意し、講談社学術文庫の一冊として出版されるに
至った。
私が大学学部生のとき、何かの講演で加地伸行氏にお会いした
ので、「『漢文法基礎』を書かれたのは先生ですよね」とお尋ねし
たところ、微苦笑されたのを今でも覚えている(加地先生は、『漢
文法基礎』を書いたのが自分だとは長らく公言されなかった)。
助字の説明は本当に貴重。
漢文をしっかり読みたいという方には、本書を常に手元に置かれ
ることを強くお勧めします。
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全く忘れてしまっていた漢文法だったが、基礎からわかりやすく、話しているような文章スタイルで説明していて、読み終わった頃には漢文を自分で読むが自信がついていた。実際にすらすら読めて、新たな活字の楽しみ方が増えた。これはおすすめ!
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ようやっと。ていう感じ。
登録してからどんだけかかってんだよっていう。。
やはり、移動を伴うと読みがすすんでいいな(^^)
漢文、授業とかはもうないけど、なぜか漢文をよく目にするので、今後も役に立ちそう。いろんなことを覚えておけるといいな。
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漢文のみならず語学の習得に役立つ部分あり。日本語の上達については云うまでもない。しかしセンター試験にしか出ないものをこれだけ熱心に学ぶ高校生つてゐるのか知らん。ゐるのか。
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(推薦者コメント)
「基礎」というが、かなり詳しい。漢文について学びたいなら、最もおすすめできる本。なお著者の「二畳庵主人」とは併記してある「加地伸行」その人である。
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助字の雰囲気にまで踏み込んで解説されており、漢文を読む上で非常に参考になる。ただ、それらを感得するためには、例文がもう少し必要だと感じた。また、連載をまとめたもののためか、同種の表現(と思われるもの)が、別の形で説明されているところがあり、初学者の私には、自分の理解で正しいのかどうか判定できなかった。
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[ 内容 ]
訓読のコツとは。
助字の「語感」をどう読み取り、文章の「骨格」をいかに発見するか―。
漢文読解の基礎力を養い、真の「国語力」を身につけるために、1970年代より形を変え版を重ねながら受験生を支え続けてきた名著を修補改訂。
大学入試攻略などは当たり前、第一人者が気骨ある受験生、中国古典を最高の友人としたい人へ贈る本格派入門書。
[ 目次 ]
第1部 基礎編(漢文学習の準備体操;入試の漢文;「基礎」の意味 ほか)
第2部 助字編(助字の語感;以;而・然 ほか)
第3部 構文編(詩と音楽と;中国語の音楽性;平仄 ほか)
[ 問題提起 ]
[ 結論 ]
[ コメント ]
[ 読了した日 ]
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なんの説明にもなっていない。高校の参考書読むのと何が違うのか分からない。どうしてこんな本が一世風靡したのかわからない。実家においてきてしまったので、次帰ったら処分しよう。
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勉強にはなった。なったが、一冊読み切るのは結構しんどかった…。よほど漢文習得に興味のある人でないとお勧めはしない。となるとどれくらい需要があるのかわからないけれど(笑)。逆に言えば、漢文の習得に興味や意欲のある方には是非お勧めしたい一冊。