投稿元:
レビューを見る
行旅死亡人(こうりょしぼうにん)、身寄りのない人、身元不明のまま亡くなった人はこう呼ばれて、国の発行する官報に毎日掲載されている。かつての大家族は核家族化になり、そして単身化が進行していて、約20年後の2030年には一般全世帯の40%近くになる。その原因のひとつでもある生涯未婚率(50歳で一度も結婚してない人の割合)は男性で30%女性で23%になるとのこと、は即ち、行旅死亡人こと無縁死はこれからも増え続けることになる。
家族がありながら一人で暮らす人、家族を失ってしまった人など様々な人が無縁死に直面していた。日本経済の大きな発展と縮小の狭間で何かバランスを失ってしまった気もする。日本経済の絶頂期であった1986年に発表されている家族解散(糸井重里著)が何かを暗示していたのかも。
投稿元:
レビューを見る
孤独死も一つの選択肢として容認する文化と社会システムの構築が必要では?
http://www.amazon.co.jp/review/R12HVY0YZGGTRJ/ref=cm_cr_rdp_perm
投稿元:
レビューを見る
決して人ごとには思えない。いつ、誰にでも訪れそうな無縁死。家族の絆、親子の絆の大切さをしみじみ感じさせられた。
投稿元:
レビューを見る
父から紹介があり読んでみた本です。
「迷惑をかけたくない」という言葉に象徴される希薄な”つながり”
ここで問題提起されていることは日本固有の問題なのか、社会が豊かになるとこのようになる問題なのか?
投稿元:
レビューを見る
一章は少し情緒的すぎる描写が鼻についたが、二章目以降はまさに他人事ではないと思い知らされた。普段、周囲にいる人が大切なんだと思えた。
投稿元:
レビューを見る
NHKの同名番組を単行本にしたもの。私の住んでいるタイでも、お金を払って契約すれば、NHKに限らず日本のテレビ番組を見られる仕組があるのだけれども、私自身はそれに加入していないので、従って、この番組は見ていない。日本では話題になった番組なのでしょうか?単行本は、さほど面白いものではなかったけれども、これをテレビ番組で見ると、けっこう印象に残るものになるのではないだろうか、という感想を持った。誰にとっても、他人事でなくなる可能性のある話だろうと思う。配偶者を亡くしたり、離婚したり、病気になったり、仕事を失くしたり、ということのいくつかが自分の身に起これば、誰もがこの番組に出てくる方たちのような状態に陥る可能性があるということであり、いったんそうなってしまうと、そこから抜け出すことはかなり至難の業、ということだ。何とも言えない気持ちになる。
投稿元:
レビューを見る
無縁社会読み終わった。
賛否両論出そうな本だ。と思って調べると池田信夫氏が批判してた。
http://ikedanobuo.livedoor.biz/archives/51677145.html
社会(日本?世界?)の根本的な問題は何だろうと考えてみるいいきっかけになった。
投稿元:
レビューを見る
年間32,000人の行旅死亡人。1日約88人、20分に1人。いわゆる孤独死。さらに身元もわからず、遺体の引き取り手もいない。自分にはテーマが重た過ぎたかしら。。。NHK取材班が、そのような社会を生んだ背景にも迫る力作。
投稿元:
レビューを見る
他人事と思えない現実に怖くなりました。家族や周りに「迷惑をかけたくない」という心理にとても共感します。「迷惑をかける」=「自立していない」ではないのでしょうが、いざ自分に置き換えると、難しいです。
投稿元:
レビューを見る
無縁社会についての取材本。
放送では軽くしか見ていなかったので詳しく理解できた。
今までの人生の中で、出会ったことのない死なので、深く考えさせられる内容だった。
無縁に関しては淋しさを感じるけれど、「死」は多かれ少なかれ、それぞれが一人でむかえるもんなんじゃないかな...
投稿元:
レビューを見る
NHKがブームを作ろうとしている感じは若干ある。しかしながら、人と繋がるにもコストがかかるのも事実。
投稿元:
レビューを見る
テレビでは汲み取りきれない、取材時の様子がわかって興味深かった。が、かなりずしんときた。
年間3万2千人の無縁仏。1カ月発見されないなんてザラみたいだ。他人事には思えない分、ぐさりとくる。結婚・子どもができたとしても、離婚するかもしれないし、子どもが、面倒をみてくれないかもしれないし、本当に先のことはわからない。
投稿元:
レビューを見る
現場実習指導のワークに使った本 まあ良かったなあと思うけど、根本的には良し悪しつけて評価するような本じゃないと思う そういう現実を示しているというそれだけ
投稿元:
レビューを見る
この言葉に対して、無縁社会なんてない!と気炎を上げて反論する人もいるけどさ。やっぱりひとつの社会問題だと思うよ。
「縁が無くなる」こと自体は、本当に狭いコミュニティで一生を過ごさない限りいかにも簡単でありふれたものだ。でも、その時にある、人との繋がりが強ければこういった無縁仏はそうそううまれないような。何がショックって、孤独死の数が多すぎて、碌に調べることもできないまま人が無縁仏になっていってしまうことだよ。こんな寂しいことってないよ。
問題なのは、20代とか30代とかの若者まで「無縁死するかも…」とか言ってることだ。んなことtwitterでつぶやいてる暇があったら誰かに話しかけてみなさいな。年金問題とか雇用問題とかだってそうだけど、積極性をなくし過ぎではないかね?怒れ、って思ってしまう。自分もだけどさ。
まぁでも、その、繋がりを強くするためにできることをしている人が増えているという話でもありますね。
取材ってこんなに丁寧にやるものなのか、というのもひとつ新しい発見だった。取材を通してできる人と人との縁は、それでもやっぱり失われてしまうんだろうけど。
投稿元:
レビューを見る
一つ歯車が狂えば誰でも転落してしまう可能性がある無縁化という現実。以前からあったのだろうけど、核家族化、単身化が進んでより現実的な問題になってきたんだろう。
どんより重くて、背筋が寒くなった。