サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

「e-hon」キャンペーン 本の購入でe-honポイントが4%もらえる ~7/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

長屋の富 みんなのレビュー

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー2件

みんなの評価4.5

評価内訳

  • 星 5 (1件)
  • 星 4 (1件)
  • 星 3 (0件)
  • 星 2 (0件)
  • 星 1 (0件)
2 件中 1 件~ 2 件を表示

紙の本

活字に起こした落語として読むか、あくまでも小説として読むか。

2011/02/01 22:59

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:安之助 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 本書の表題を、最初、目にしたときは、古典落語に「宿屋の富」という演目があるので、正直な話、それと混同していた。ところが違った。談四楼のオリジナル。『ちくま』連載を単行本化したものである。

 左官の次郎兵衛が珍しく賽子博奕で大勝ちした。皆に、椀飯振舞をしてるところに、寄ったのが、大家の昔馴染みの日向屋の隠居。聞けば、隠居して、暇を持て余しているから、富くじ売りをやることになった。ちょうど、一枚、売れ残りがあるから、「次郎さん、買わないかい」と水を向けると、次郎兵衛は気が大きくなっているから、一分を出すことにした。なんと、それが一番富・千両が当たったのである。金をめぐる長屋の人間模様。

 これは「小説」なのだろうか。というのも、本書は“地の文”が、全く存在しない。つまり、全文、会話だけで成り立っているのだ。だから、注意して読まないと、発言者が誰かが分からなくなる。もっとも、落語がそうであって、地の文がある場合でも、時間的経過とか、情景の描写だけで、いちいち、「と、○○が言った」など挟まない。著者は立川流真打噺家だから、噺のスタイルで書いたほうが、よかったのだろう。

 実際、「長屋の富」は高座に掛けられているようだ。ただし、時間的に、連載を終えたのが先か、それとも、既に、作り上げられていたものを活字化しただけなのかは分からない。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2014/02/27 23:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2 件中 1 件~ 2 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。