紙の本
弱肉強食
2021/05/19 15:01
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投稿者:nico - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライオンのドキュメンタリーなどを見ると、百獣の王と呼ばれるライオンの世界も厳しいものだと思ってましたが、またそれがカプリたちに当て嵌まるとさらに身に迫って考えさせられますね。
立場が変わると考え方やものの見方は変わってくるということを教えられます。
紙の本
一瞬で入れ替わる立場
2011/02/19 00:36
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
ライオンの育てた人間の娘カプリと対立してしまったタロウザ。しかし、彼女たちに言葉を届ける努力をあきらめることはなく、子供たちから少しずつ懐柔していく。そんな時にライオンの群れに起きる危機。助けを求められたタロウザは、仲間を連れてカプリたちの所へ向かう。そこで繰り広げられる光景に、タロウザは、そしてカプリは何を思うか?
一難去ってまた一難。タロウザたちの縄張りに、タロウザの理想とは真っ向から対立する考え方を持った人間の男の子がやって来る。
弱肉強食の掟は、強者には優しいが弱者には厳しい。だから自分が強者の位置にいるときには、その脅威を理解することはできない。本当に理解できるのは、弱者の立場に落ちたときだ。そしてその位置づけでは、どうぶつの国の頂点に位置するライオンですら安定はしていない。
タロウザは弱肉強食というシステムのかなりの部分を否定する。それは自分が食べられる立場になったら嫌だという思いからだ。しかし、いつかは食べられるんだからそれまでは快楽を享受してもいいじゃないか、という考え方をする者もいる。それが新しいタロウザの敵となる。
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この人のマンガがまた読めて本当に嬉しい。
こんなに心に突き刺さるマンガを描けるって本当に素晴らしい。
今巻も泣きました。
タイトルだけで馬鹿にしたそこのあなた。一巻だけでもいいから買ってきな。っていうぐらい面白い。
生き物が生きる上での「原罪」をテーマに、各々の幸せ、理想を追い求もていくマンガ。
誰が言っていることが正しいのかは誰にもわからない。逆にこれが正しいと結論をつけるのも正解ではない気がする。物語がどの方向に進んでいくかはまだまだわからない。しかし今巻で初めてタロウザは「敵」というものを知る。次巻が気になる!
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ぬはー、おもしれーなああ。
進撃の巨人と動物の国があるだけで別冊マガジンの面白さは本家マガジンを食いかねないぐらい面白くなってると思う。まじで。
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同じ生き物で殺し合う。欲望に忠実に。今回の巻は色々テーマがあってすごい良かった。理想と理想がぶつかり合う次巻が楽しみでしょうがない
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どうぶつたちの国で人がいることで新たな平和な生活が出来そうになるけど、それを乱すのも人間。祭りで楽しくほのぼのした後は、いよいよクライマックスに向かって物語が動き始めた気配ですね。ごめんこうむり音頭で踊ってみたい。
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草食動物に育てられた人間の子供が
弱肉強食の世界の中に文化を持ち込む
「食べることで生きている」
人間はそのサイクルの中でどんな風に生きて行くことができるのか?
雷句さんのマンガはキャラがイキイキとしていて面白い
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ライオンの掟、ヒトの理想が交錯する第4巻。考え方の違いとか、文明の起こりとか宗教的な事柄をすごくかみくだいて(時にはギャグも用いて)表現してるのが凄い。子供が出来たら一緒に読みたい。
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強いことが正義だと主張するカプリ。強いものに我慢をしいてでも全ての生き物が平和に暮らすべきだと主張するタロウザ。強いものも弱いものも欲望のままに生きることが正義だと主張するジュウ。
タロウザの主張は明らかに弱いけれど、それでも感化されてゆく動物たち。
前の作品を持ち出すのはNGかもしれないけど、ガッシュのように熱い気持ちで理論を乗り越える姿が見たい。
それにしてもリアルな動物書くのなかなか上手くならないな(笑)
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雷句節満載な巻でした。満足。
弱肉強食な殺し合いを「くだらないこと」と言い放つタロウザ。熱い。そしてそれに呼応する動物たち。熱すぎる。
そしてそんな弱肉強食な自然界に、動物同士の助け合いというヒトの道理を持ち込もうとするタロウザにさらに振りかかる試練。
4巻も3巻同様に引っ張りつつ終わったので、展開が気になるところです。
タロウザが段々頭良くなってきてます。”祭り”の回は上記のような緊迫した雰囲気とは別にほんわか楽しく読めました。
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ガッシュの魔界創生の話、なんだと勝手に解釈しているわけなんだけど…。
カプリタンがひたすらかわゆい巻でした。
そしてやっぱり正当な評価はできない。
うううううーん、漫画なんだからそんなに深読みしないで楽しめればいいんだけど…。
テーマの重さがねぇ。
漫画としてはすごくおもしろいけど!
テーマがねぇ…(二回言った
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ライオンの圧倒的な描写がまず凄い。誰も殺されたくはないというテーマに対立するジュウの野生の主張にも一理あり、どう展開するか楽しみ。
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すごいな、見た目は単なる少年漫画なのにウチに秘めているものがでかい。作者が身を削って作品のテーマに込めているのが分かる。万人に勧めたい作品かもしれない
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カプリのいるライオンたちの家族が、外からやってきた3匹のライオンたちの襲撃を受け、敗北します。新たにやってきたオスのライオンは、子孫を残すために群れにいる子ライオンたちを殺そうとし、カプリは彼らとともに逃げます。そこへタロウザたちが駆けつけ、子ライオンを救おうと必死に戦い、そんな彼らの姿を見た群れのメスライオンたちも、自分たちの子どもを助けようと立ち上がります。
後半になると、動物たちは祭りに興じ、川に橋をかけ、すべての動物たちにとってのユートピアが着々と築かれていきます。しかしそんなタロウザたちのもとに、ジュウと名乗る新たな人間が現われ、「喰う喰われる」の支配するリアルな世界が正しいと語ります。
このテーマで描くなら、やはり動物たちの国ではなく人間の生きる世界を舞台とするべきだったのではないかと感じてしまいます。もちろん「どうぶつの国」というファンタジー世界の話だと頭では理解しているのですが、どうしても頭の中で「文明」対「野蛮」という構図ができてしまってそれに合わせてストーリーを解釈してしまう癖が働くので、余計なストレスを感じてしまいます。
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この巻も良かったです。
タロウザが、ライオン族に育てられたカプリと出会い、初めて自分と対になる初めての感情を抱きます。
その中で、弱肉強食について考えていきます。
ライオンは、強い種族なのにライオン同士で争い、負けた部族の子供は、メス達を子供産みやすくするために子供達を殺す(子殺し)のしきたりがあります。
その現場を見たタロウザが言ったセリフは、心に響きますね。
同族同士で争う姿は、人間同士との戦争に繋がると思いました。
「ライオン同士で何をやってやがる!
この生命をしっかりと見ろぉお!!!
くだないことで生命を奪おうとするなあぁあ!!!」
このセリフが人間に響けば、人間同士で仲良くなれるかな。
戦いの後での祭りのシーンは、草食動物も肉食動物もこんな風に楽しめたらいいなーと思いました。