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紙の本
中世ヨーロッパで非差別民とされてきた貧しい下層庶民の生活とそこにある「絆」について書かれた珠玉の論集です!
2020/04/14 09:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、ヨーロッパの中世における庶民に焦点を当て、彼らの生活状況を生き生きと描いた珠玉の論集です。同書の中で著者は、一般庶民、すなわち、当時の社会では非差別者とされていた兄弟団、賤民、ユダヤ人、煙突掃除人などに目を向け、彼らが何を想い、どのように暮らしていたのかを探っていきます。その中で見えてきたものは、石や星、橋、暦、鐘、驢馬、狼などといった人びとの日常生活をとりまく具体的な「もの」との間にかわされた「交感」であり、「絆」であったと述べられています。同書の構成は、「中世のくらし」、「人と人を結ぶ絆」、「歴史学を支えるもの」の3部からなっており、それぞれに「私の旅 中世の旅」、「石をめぐる中世の人々」、「中世の星の下で」といったテーマや「現代に生きる中世市民意識」、「ブルーマンデーの起源について」、「中世賎民身分の成立について」といったテーマ、さらに、「ひとつの言葉」、「文化の底流にあるもの」といったテーマでの著者の考えが述べられています。
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