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パソコンは、CPUや容量等のハードの性能を元に、それを動かすために、どんなアプリケーションのソフトを積んでいるか、さらには、そのソフトを使って、何をするかが大切。いくら最新のパソコンを買ってハードウェアの性能を良くしても、OSが古いままでは使えるアプリケーションは同じ、アプリケーションが同じなら出来ることも同じ。ソフトの性能を高めることが求められている。
人に置き換えて考えると、ハードの性能を解明するのが脳科学、その脳の状態を生かし、何をするか、何を生み出すかというソフトの部分を担うのが心理学。一般の人が期待する“頭の良さ”は、ソフトの部分に負う。だから、脳科学より心理学が大切ということを説いている本。
知識よりも想像力が先という考え方のゆとり教育ではなく、インプットした知識量が多いほど、創造力が高まるというコンピューターと認知心理学の考え方が重要。
そして、人とコンピューターの大きな違いはメタ認知。コンピューターは同じ問題に対して同じ答えを、人は気分、意見、条件によって答えが変わる。その答え(推論)が歪んでないか、要は、自分の認知状態を認知することが大切。さらには、メタ認知のもとに、自己修正、自己改造を
していくこと(メタ認知的活動)によって、人は、昨日よりも今日、今日より明日と賢くなる。
また、人は年をとればとるほど、物事を決め付けたり、白黒はっきりさせたがったり、頑固になったりする。認知的成熟度という概念は、曖昧さに耐える能力を身に付け、さまざまな可能性を考え、疑う能力を高めるため知識を蓄積すること。ただその知識も既存の知識と正誤性を問うのではなく、そういう考え方もあると受け入れることが大切。愚かな判断をしかねないために必要なのが、認知的成熟度。
心理学は、人の能力に関して、普遍的かつ不変的に認められる定説を提供している。遺伝か環境かでいえば、環境を重視し、人が能力を発揮するための最高の環境の条件を研究するのが心理学である。
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私の心理学の考え方への新しい道を開いた本。
人生をPDCAサイクルでまわす、当たり前のことの様でいて出来ていない。
関連書籍も読みたい。
索引が最後に纏めてあれば良かったのに、残念。★マイナス1。
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心理学についてわかりやすく書かれていて面白かったし、勉強になった。
そして、やっぱり勉強はまじめに継続的にやらなきゃいけないんだと再確認。
あと、高校時代からの大の哲学嫌いも少し解消された。
脳科学と心理学の違い、確かに。納得。
個人的には一部ではだいぶ似通ってる印象を受けたけど。
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モデル(仮説) 現実 効果 検証 フレキシブル 実験心理学=大勢 臨床心理学=個別 ロボトミー
ロールシャッハ・テストは、投影法に分類される性格検査の代表的な方法のひとつである。被験者にインクのしみを見せ、それから何を想像するかによって人格を分析しようとしたもの。スイスの精神科医ヘルマン・ロールシャッハによって1921年に考案された。ロールシャッハ法、ロールシャッハ検査、ロールシャッハ検査法などとも呼ばれる。
リファレンス【reference】
1 参照。照会。照合。「―ブック」
2 図書館の参考調査係。
心理学から見た頭の良さ⇨多重知能 知識と推論 メタ認知とメタ認知的活動による自己修正
アウトプットを意識してインプットすることは、頭を良くする上で極めて有効。
スキーマ=概念から自由に脱却
知識のインプットが大前提!
エロス=性の本能 タナトス=死の本能
リビドー=精神分析で、人間に生得的に備わっている衝動の原動力となる本能エネルギー。フロイトは性本能としたが、ユングは広く、すべての行動の根底にある心的エネルギーとした。
アタッチメント=愛着の本能 分離不安
欲動理論VS関係性理論 自己愛性人格障害 コンプレックス=劣等感
PDCAサイクル(ピーディーシーエー - 、PDCA cycle、plan-do-check-act cycle)は、事業活動における生産管理や品質管理などの管理業務を円滑に進める手法の一つ。Plan(計画)→ Do(実行)→ Check(評価)→ Act(改善)の 4 段階を繰り返すことによって、業務を継続的に改善する。
基本的に、すべてのことは仮説だと考る。それを検証、観察する姿勢をもつことが大事。これが心理学的生き方=いわば、人生のPDCAサイクルをまわすこと。
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心理学を少しでもかじったことがあるなら、知ってる内容がほとんどだと思います。個人的に人をコンピューターに例える事に違和感を感じた。
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スキーマーの整理ができたこと、モチベーション•マネジメントの技術が知れたことがこの本からの収穫。職場で活かせたらと思う。