投稿元:
レビューを見る
不登校の小学生が時を超えて友情を結んだのは戦時下の女の子だった。
林真理子初の児童文学。
娘さんに「友達は誰も林真理子の本なんて知らない」と言われて奮起したとか。
娘や子供たちに向けて描いただけあって
良質な物語。
30分強で読めたので
普段本読まない人にも取っつきやすそう。
【図書館・初読・1/23読了】
投稿元:
レビューを見る
どうしたの?真理子さん。って感じである。
久しぶりに肩の力を抜いて、書きたかったのか?
これはYA向け、いや、小・中学生向け小説だ。
来年夏休みの課題図書になるだろう。
タイトルからは想像できない戦争の話だから。
投稿元:
レビューを見る
初の児童文学。
不登校の小6の理沙が引っ越した先でも学校をサボって、たまたま行った近所の神社。
そこには66年前に通じる小さな穴があった。
戦時中に生きている小4の雪子と携帯電話で話をするうち、
2つの時代を差を知り、戦時中の雪子とその友人、兄弟たちを喜ばすためにお菓子を贈る。
雪子に現代の学校の写真を送るために学校に通い始め、友人もでき、
雪子のことは話さないが、雪子に送るためのクッキーを一緒に作る。
B29が飛んできてその土地が空襲に遭うことを知った理沙は・・・
時代、風景、言葉使い、食、生きること。
何もかも現代と違うことに気付き、自分を見つめ、成長していく姿がとても可愛く、
微笑ましく描かれていて、著者らなではのテンポの良さでするっと読める。
児童書なので、表紙もこんなにかわいい。
捨ててしまうほどの飽食、便利なものがあることすら当たり前の現代。
この時期に読むべきものだったのかな。
投稿元:
レビューを見る
児童文学として読み広げるにはいいんじゃないかな。
作品の紹介
「人のために何かするって、どうしてこんなにうれしいんだろう」不登校の小学生・理沙と、戦時下を生きる雪子。時代を超えて結ばれた二人の友情。心に響く感動の最新作。
投稿元:
レビューを見る
林真理子の児童書!
さすが林作品 小学生であろうが
嫌な女の子描くと天下一品
でも結末はほろっときました。
投稿元:
レビューを見る
林真理子さんのデビュー時からのファンだが、児童文学ということで、この本はあまり読む気がなかった。だが、中二の娘が「面白いから読んでみて」と強く薦めてきたので、手に取った。
さすが林真理子さんだと感心させられた。
この作品の執筆当時、小学生だった林さんの娘さんが、「ママは有名な作家だって言うけれど、私の友達、誰もママのこと知らないよ」と言ったことをきっかけにこの物語を書いたという。
作者本人は「私の初めての児童文学」と言っているが、実はかなり初期に、『ドレスがいっぱい』という児童文学をすでに書いている。本人が書いたことを忘れているくらいに、確かに印象の薄い、あまり内容があるとも言えない本だった。
今回は、プロットがしっかりしていて、現代を舞台にして携帯電話やお菓子など、子どもの喜びそうなモチーフを自在に使いながら、少女の成長を表のテーマにし、その実、きっちりと反戦を訴えかけてくる。
お手本のような児童文学でありながら、おしゃれで面白い。文章の運びのうまさはさすが林さんで、こんな平易な文章であっても、どこかしこに魅力を効かせている。
いま、児童文学専門の作家達が、どこまでこれだけの作品を書けるだろう? 同じような内容を書いていても、どこかつまらなく、大人の鑑賞に堪えるものは少ない。
この本は十分、大人でも読み込める。直木賞作家の面目躍如といったところか。
私の娘は、この本から林さんの一般小説にも興味を持ったらしく、私の本棚から林さんの小説を探し始めた。
林さんのもくろみは成功していると言えよう。
投稿元:
レビューを見る
読売こども新聞に載っていたので、小学校5年生の子供に読ませるため、図書館で借りました。
内容は、現代に住む不登校小学生(理沙)と戦時中の小学生(雪子)が、携帯電話を通じて友達になり、スイーツを通し、「恵まれている時代」に気づくことで、家族にも友達にも思いやりを持ち接することができるようになってくるという、ほっこり話です。
終盤にある雪子と理沙が手紙をやりとりするシーンは、かなりジーんときました。
児童図書ということで、文章自体はそんなに長くなく、大人ならすぐに読める内容です。
子供としても、自分が知らない時代について、本書を読むことで興味が湧くかも知れません。
夏休みの読書感想文をどうせ書くなら、本書のような気づきを能えてくれるような図書がよいと思います。
個人的には小学校5年生から中学生に是非読んでもらいたい作品です。
※ 敵性言語
投稿元:
レビューを見る
児童文学。
平成22年の理沙⇔昭和19年の雪子 の穴を通してのタイムトリップ。
理沙は戦時中を生きる雪子を通じて、優しい気持ちが芽生え、新しい友達もできる。
投稿元:
レビューを見る
結構すんなり読める。
ホッとする内容。
ぜひ、理沙や雪子ちゃんくらいの年齢の子供達に読んで欲しいなぁ。
投稿元:
レビューを見る
スイーツなんて言葉からの、発想でしょうか? とても、終戦の時代をよく調べてある。 携帯が第二次大戦の人が、使えるとは思わないが 辻褄合わせを すると 言い訳がましい嘘、に 成ってしまうし難しいですね。 いじめの話もサラッと終わって・・・ いじめで、死んでしまう人も多いので、少しは救われるのでは、
投稿元:
レビューを見る
好きな林真理子さんの本。
林さんが娘さんのために書いたお話だとか。
なるほど、ハートフルでした。
小学校高学年から。
投稿元:
レビューを見る
さすがたくさん小説を書いてる作家だけあって、きっちり書いてあるなあと思いました。キャラクターの作り方、ストーリー、携帯電話やお菓子作りなど、この年頃の女の子にウケそうな題材です。YAというより児童文学。いくえみ綾の表紙も手に取りやすいです。
投稿元:
レビューを見る
林真理子さん著作の児童戦争文学。
想定可能な設定と結末でそれなりに突っ込みどころも満載でしたが、子供には分かりやすく戦時の状態がわかったんじゃないかな、と思う。
投稿元:
レビューを見る
装丁が可愛らしくて手に取りました。
児童向けでも、もう少し書き込んでもいいのでは、と、物足りない感もありましたが、その分、さらっと読めました。
投稿元:
レビューを見る
現代に生きる小学生と第二次世界大戦中時代の小学生が携帯電話を通じて交流を始める。不登校であった主人公の少女がある日、母親の携帯電話をこっそり神社のある場所に隠すと・・・携帯電話だけがタイムスリップ。自分だけの秘密を持つと、学校や家でのつらいことが、気にならなくなり・・・・そうすると、周りの人達と上手く付き合っていくこともできるようになる・・・子どもには秘密が必要なんだな~と感じさせられた1冊でした。