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良くも悪くもアメリカ人が日本をどうとられているかが分かりやすい本。日本は領土、国防、同盟のなんたるかを真剣に考えるべきである。
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まぁがっちりアメリカ寄りなのは否めないけど、仕方ないか。在日米軍はアメリカにとって、「人質」でもあるんだなぁ。そして朝鮮半島が統一されたら、どうパワーバランスが変わるんだろう・・・。
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2010年末に刊行された本。読むタイミングは逸してしまったけれど、安全保障の現実をまざまざと突きつけられている今の日本の状況を再考するにはうってつけの、なかなかの良書でした。
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以下、印象に残つた点
1) 日本の安全保障の道は3つあり①米国との同盟、②独自に核武装
③中国との同盟
日本という国は結局①をえらんでいる。
2)安全保障にはハードパワー(軍事力により相手に自分のして欲しいことを押し付ける) + ソフトパワー(自分の望む方向に説得する)とスマート・パワー(二つの概念を組み合わせたもの)という概念がある。
3)沖縄海兵隊が核兵器による抑止力の人質となつている。他国から日本が攻撃された場合、米国が逃げずに他国と戦うための保証が沖縄の米軍である。よって地理的に台湾・東南アジアに展開するためにもアメリカ基地は沖縄をでることはできない。(鳩山はこの点を首相になった後に気づいた。)
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かなり内容がつまった一冊。
日米同盟の中心的人物であるアーミテージとナイ。
その2人に日米同盟や東アジアの情勢から
今後の予測まで網羅されている。
内容は安全保障や外交に疎い
僕には難しい部分もあった。
日本で伝えられてる日米同盟や
アメリカ政府の見解といったものがかなり表面的であるなと感じた。
あと、アーミテージもナイも日本人よりも深く日本について知っており、もっと日本について勉強しようと思った。
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知日派の人たちが日本向けにした発言であること、彼らはあくまで米国の国益を志向していることに注意しながら読む必要はあると思うが、日米関係とそれを取り巻く国際環境などについての理解には役立つ本だった。
本筋ではないけど、原子爆弾を使用した当時、核兵器に対するタブー感が希薄だったという指摘は、確かにそうだったのかもと思った。そういえば、実際に核兵器を用いた演習に自国兵士を動員してたくらいだからなー。
タイトルにvsとか付けちゃったり、帯に「俺たちをなめるんじゃないぞ!」とか書いちゃったりするのは、挑発的な印象で好きじゃないし読者を限定しかねないと思うけど、日米同盟の在り方について考えるうえでは今読んでも結構参考になるんじゃないかな。
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編著者(春原氏)の曰く「アーミテージ・ナイ報告書」の第三弾、あるいは番外編とのことだが、番外編というか、日本向け解説編といった所か。アーミテージとナイの両巨頭の話は極めて極めて興味深い。
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知日派の代表であるアミテージ氏とジョセフ・ナイ氏とのインタビューをまとめたもの。アミテージ氏がレーガン政権にいた頃の話やナイ氏が活躍していた1990年代の話が興味深かった。日米関係を強固に支えてきた両氏の功績に改めて感謝したい。ただし本書に関しては、インタビューアーが一部知識不足なためか、せっかく両巨匠を迎えていながら十分に議論を掘り下げられていない箇所があり残念であった。特に、日米中関係の考え方について、在日米軍の位置づけについて、日朝間の賠償について等のインタビューアー発言(質問)はお粗末だった。
印象的な記述を記す。
「日本の多くの政治家は安全保障のことを全く理解していない」
「多くの人が最近、中国の「ソフトパワー」が増していることを指摘しています。中国の「微笑み攻撃(The Charm Offensive)」によって、ソフトパワーが増進していると見ています」
「日本はただ黙って座っていれば、米国からすべてのシグナルをもらえ、方向を指示され、命令すら与えられるわけなどないのです」
「沖縄に駐留する米海兵隊が日本にとっては実質的な「人質」となっていて、それをもって「核の傘」の信頼性を担保している」