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荒野がかわいい。
いろいろ起こる出来事に翻弄されながらも精一杯生きている。
甘酸っぱい青春。
続きが気になる。
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とても甘酸っぱい恋愛小説。
読み終えたときの満足感。桜庭さんってこういうの書けるんだなあ。
次は荒野14歳、悠也は帰国後なのかしら、楽しみに待ちたいと思います。
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単行本で1回読んだものを文庫で再読。
全体的にもちろんライトノベル風味だけれど、あちこちに「さすが」と思わせる表現があって、物語世界に引き込まれた。
もしかしたら、今の桜庭さんよりこのころの方が自分は好きかもしれないとすら思った。
ライトノベル3冊→単行本→文庫3冊と出版しなおして、加筆修正がどうされているのかまではわからなかった。
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とにかく凄く好き 大好き 濃密な一文一文が物凄い 女って少女って恋って…こんなにドロドロしていてでもやっぱり不思議に魅力的だったのか実感する ずっと永遠に読んでいたいと思わせる小説
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全三巻の一巻目。
ちょっとした割高感は否めないけど、中身の甘酸っぺええ青春に触れると、もうそんなことどうでもよくなる。
単行本時より一巻一巻の装丁が素晴らしく素敵。
まるで荒野が生きていた一瞬を切り取ったみたい。なんつて。
とにかく、さすが桜庭一樹! と言いたくなるほどの、少女描写。
この人の描く、思春期少女はどうしてこう、なんかいい、のか。
なんかいい、んだよー。
大人が「えっ」と思ってしまうほど淡々と流してしまえる未熟な雑さの一方で、大人顔負けの濡れた思考が際立つ。
桜庭体で描かれる少女が好きな人には、もってこいの作品だと思うます。
文章は改行が多く、散文のようで、だからこそ短く簡潔な言葉の中に、一瞬だけ光る何かがある。
それは、過去に自分も体験してきたはずの、すでに知っている感情なのだけれど、それを静かに、誰に聞かせるわけでもなく訥々と描写してあるのが、かえって昂ぶりを刺激されてたまらんのです。
この12歳、大人以前の荒野に起こり、彼女の中に蓄積した出来事が、今後どのような影響を齎すのか楽しみ。
恋に触れると、こどもだって獣じゃのう。
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12歳っていう微妙な年齢の女の子をここまでリアルに書けるのは凄い。
友達との出会いとか、家政婦との別れとか、どこか懐かしい。
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恋愛小説家を父に持つ娘の荒野。
12歳の荒野はとあることをきっかけに「恋」に興味を持つ。
「恋」とは一体なんなのか?荒野は徐々に大人になっていく。
さらりと読めた。特に難解な場所もなく、素直に読みすすめていける作品。
桜庭さんの作品は初めて読むけど、少女の心理描写がうまいと思う。
背伸びをしているわけでもないし、本当にそこら辺にいそうな少女の描写がうまかった。
12歳ということのせいだと思うが、文章が非常に簡潔。だから読みやすいという面があるものの、苦手な人は苦手かな。
個人的には非常におもしろかった。次回作にさらなる期待!!
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文庫化したので再読。断片的には覚えているけど、全体の展開を忘れていました。こんな初々しくて甘酸っぱい話だったんだ。意外とちゃっかりしている荒野の行動や、奈々子さんとの一歩距離を置いているけど仲の良い二人のやりとりが好き。そして恋の端っこを掴んだ荒野が、悠也とどうなっていくのか続きを楽しみにしてます。
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伏線の張り方が秀逸。
物語構造とせりふの美しさに驚かされます。
キーワードは「つり橋」。
映像化してくれないかなあ。
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江里華はAKBの河西さん、麻美はさえちゃんで想像しながら読みました。ただ荒野は、読み終わったいまでも柏木かまゆゆかで悩んでいる…。
雰囲気は柏木の方が合う気がするけど、顔はまゆゆの方が荒野っぽいかなー、とか。
でも荒野の顔立ちって日本人形みたいなんだよね?ってなったら、そのどちらでもないのかな…。切れ長で美しい瞳、うーん、なかなか難しいです。
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鎌倉が好きで物語の舞台が鎌倉だったのと話題性のある作家さんの作品であったのでチャレンジ。若い女性には向きのある内容だと思いますが、個人的にはサラッとし過ぎてもうひと押しほしいところです。
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最近、続きが出たのを見て最初の巻を買うこと多くて、これもまた3ヵ月連続発売の先月の分。北鎌倉の旧家で、恋愛小説家の父、妙齢のお手伝いさんと3人で暮らす少女・山野内荒野、12歳。作者曰く「恋のしっぽをみつけて、うさぎを追いかけるアリスよろしく走り出す」という第1巻。小説家の父と取り巻く奇矯な業界の人々、愛人、新しい母とその息子、周りの女の子。インパクトの強い人たちの中で、初心な少女が恋とも知らず恋を知り、大人たちの暗く熱く湿った感情にも気付き始めて、うじうじざわざわ大人の女になっていく。その、うじうじざわざわという感じが如何にも妙で、50歳を越えて且つ男の子しか育てたことのないおじさんには、ここに描かれた心理がとっても分かりにくかったのだよ…。
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中学1年生の不器用でほほえましくて、ちょっと苦しい初恋 恋愛小説家のパパのたくさんの愛人のせいで修羅場を見てしまっていても、本人の初恋はすごく不器用でかわいい。パパがステレオタイプの感じと主人公が少しバカっぽいのが難点 それから荒野が友達とアルバイトに行くところ「手をつないで玄関をとびだした」接触恐怖症のはずがさらっと「手をつないで」とあり、そこは引っかかった。
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『優しい心は、気づいた人をせつなくさせる。』
わからない、と言いつつどこか本質を捉えている荒野は『十二歳。大人、以前。』
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少女の戸惑いや成長がリアルで、心臓がひりひりそわそわしながら読んだ。
14歳、16歳の荒野にも早く会いたくなる。