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まず、内容云々を言う前に、本文のフォントがちょっと…好きじゃない。「言」の一番上の横棒が点で、その点が妙に中国語フォントっぽくて…別に中国語は嫌いじゃなく好きなくらいだが、この字はなぁ。最初ちょっと気になって仕方がなかった。
それは本来、内容と関係ないのだが。
題材はアニメとパチンコの関係がどうなっているのか調べたことだ。一応アニヲタ経験者として気になる題材であったので、面白く読んだ。
それにしても簡単に口を割らない関係者の面々に苦々しい思いがしたのだが、最後まで読んで、ああそうかと大部分納得した。
結局、日本人気質なんだろうな。
わかるよ、その気持ち。
私が関係者なら、やっぱり同じようにあまり喋りたがらないだろうな。
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まさにタイトル通りの内容だが,読者と同じくパチンコに対する知識がゼロの状態の筆者が,閉塞した20兆円産業の核心にジワジワと踏み込んでいく流れに生々しさが漂うルポ.おもしろい!
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面白いです。animeやパチンコの裏がよくわかります。
クールjapanなどといったところで現実は厳しいのですね
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面白い本でした。
好きなアニメがパチンコ化するとのニュースを受け、かねがね気になっていたテーマだったので手に取ってみました。
アニメ業界、パチンコ業界双方の末期的状況、閉塞感に鳥肌が立つ思いです。
大人の事情とはいえ、アニメ業界がここまで追い詰められているものとは思いませんでした。
なんとなく興味がある人、怪しい裏舞台を覗いてみたい人にオススメ。
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表題の通り、パチンコの題材にアニメが使われることが増えている原因を探るルポタージュ。取材にはかなり苦労したようだけど、その結果、図らずもパチンコ業界とアニメ業界の病理に迫ることに成功している、なかなか興味深い内容になってる。
まずパチンコ業界。監督官庁である警察が強引に進めたCR機導入と様々な規制で個性的なゲーム性が打ち出しにくくなっている状況。結果、パチンコ台メーカーはアニメという素材に目を付け、パチンコのシステムに組み込んでゆく。アニメに目を付けた理由もアニメそのもののよさやファンを取り込むという意図よりも、パチンコのゲーム性との相性がよかったから、という理由のようで、素材であるアニメは都合よく利用されている感が強い。売れてないアニメがどんどんパチンコになるのも、作る側がそのアニメファン層には大して期待しておらず、パチンコ化しやすかどうか、を見ているから、らしい。
そして、アニメ業界。DVDの販売で制作費を回収するというビジネスモデルが崩壊寸前な状態という苦しい台所事情。そんな中、パチンコ業界から入ってくる収入は結構貴重なものらしく、ギャンブルであるパチンコへの嫌悪感はあるものの、手を結ばざるをえないという状況があるみたい。ごく一部の「売れるもの」と大多数の「売れないもの」の二極化が進んでいる状況で、業界全体が生き残るためには、パチンコへの身売りは、歓迎こそしていないが、仕方ないということか。
しかし、その頼みの綱のパチンコ業界も斜陽産業になりつつある。パチンコ愛好者は減少の一途で、ホールも減少を続けている。パチンコ台メーカーの経営も盤石とは言えず、いつまで、パチンコ業界とアニメ業界の奇妙な共存関係が続くかは、先が見えない。しかも、パチンコの素材は別にアニメに限らないが、アニメ業界側はパチンコ・マネーは必要としているのだ。著者はパチンコのアニメ採用を一時しのぎの「カンフル剤」と喩えているけど、アニメ業界にとっても延命措置に過ぎないように見える。アニメ業界は別のビジネス・モデルを構築が求められているんじゃないだろうか。
書名に興味を持った人は読んでみて損は無い。全体的なデザインがちょっとダサい(無理にエヴァ風にしなくてもねぇ)のは残念だけどね。
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パチンコやらないしアニメも別にーってライフだけどCMの多さにハテナ感いっぱいだった。そんなところにこの新刊情報みてずっとAmazonの欲しいものリストに入れといたんだ。仕事しながら半日で読み終えたけど、なるほど~って面白かった。
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この本の冒頭に
“子どもが見るようなアニメがパチンコ台になっているのは、変じゃないですか?”
とあったので、たしかに疑問に思った。
ただ、結論から言うと・・・
・魅力的なキャラクターを自社開発するのは困難なため、既存の映像コンテンツを利用
・著名な人物や映画、ドラマは許可を取るのが難しいしライセンス料も膨大
・アニメ作品のライセンス料は安いし、商品化窓口も一本化されている場合が多いので楽
とうい感じ。
本読まなくても、ある程度の予測はできたかも。
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アニメのパチンコ化は、アニメ製作側・パチンコメーカー側ともにメリットがあるが、アニメファンやパチンコユーザーを置き去りにした現象なんですね。
関係者取材拒否の中、ここまでのルポができるとは感服。
Rioや戦国乙女アニメに触れる余裕(たぶん時間的)がなかったのが残念。
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■よく知らずに嫌悪感を表明するのはアカン、と思って読んだ。
■「目ウロコ」でした。いろいろと。
■アニメを作るには膨大な予算がいる。ただ「続編作って欲しい」「OVA来て~」とエールだけ送っててもお金はどこからも来ないのだ。一助になるなら、アリかな、と私は思う。あくまで私は、だけど。
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パチンコに興味はないけどアニメの現状はよくわかったよ。
双方の利害が一致した結果が良くわかり、ルポとしてなかなかよくまとまってると思う。
それと、パチンコ作ってる人もよく考えてるなぁと感心した。
でもだったらもっとロボット物のアニメが作られてもいいと思うなぁ。
かつてのおもちゃメーカーに代わり、パチンコのニーズ主導のアニメが作られる日も近いかもしれない。(すでにあるかもしれんけど)
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・映像コンテンツが欲しいパチンコ産業
演出をわかりやすく出来るものなら何でも良く,たまたまそれがアニメであった.
・ライセンスマネーとリバイバル効果に期待するアニメ産業
地デジの普及,YouTube等のビデオサイトの影響でDVDが売れなくなり,製作委員会方式が成り立たなくなった.
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この本を読んで思った事は、日本のコンテンツ産業は意外なところからきたアミューズメント業界のエンジェルによって、生きながらえたという事実が明確書いてある良書です。
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パチンコのタイアップにアニメ作品が増えた理由を追うルポ、なのだが最終的には両業界の患部(の一部)にまで届いている。作者とパチンコに対する理解度等が近いこともあって、非常に入り込むことが出来ました。
結論や背景に関して特別目新しい部分は少なかったのがやや残念です。しかし、関係者の言を取る事で「事実に近い推論」から「事実」に近づいてく面白さに惹かれます。良くも悪くも「金」、それも戦略なき延命のためというのが何とも…アニメファンとしては強い不安も感じました。
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地元の図書館で読む。何故、アニメ原作のパチンコが流行するの?アニメ好きは、パチンコやらないでしょう。逆に、パチンコ好きは、アニメに興味ないでしょう。この素直な疑問に解答をだしています。
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http://d.hatena.ne.jp/kamiyakenkyujo/20110115/1295017300