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ライトノベルとおもって侮ってはいけません。
ちゃんと飛行機での戦闘について調べられています。
いわゆるライトノベルのノリとリアリティのギャップが
人気の原因かもしれません。
お話は王道ですが、個人的にこういうベタなの
わりと好きだったりします。
なかなか熱いです。
そして続編である「恋歌」も世界間を同じくする新作。
作者曰く、イメージは「天空翔るロミオとジュリエット」。
アマゾンのページにはなぜか動画広告まであったりします。
「恋歌」の最終巻は、後日談的な印象でしたが、
なんともらしい終わり方で良かったです。
小難しい本も良いですが、わかりやすく楽しめる本も
たまにはいかがですか?
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シリーズ最終巻。
悪評を書く気にはならない大きな満足感はあるが、満点とはいいたくない若干すっきりしないものが残った。全員が望んだとおりになんてならないし、ましてや恋愛は難しい。彼女はほんとうに幸せになれたのだろうか・・・
ところで、夜が明けようとする時刻、通勤電車の中で、ちょうどチハルがミツオの実家を訪れたシーンに差し掛かり、一瞬周囲の空気と作品が同期した気がした。慌てて口を押さえ欠伸をする真似をするが涙出過ぎ。たくさん描いてくれたエピローグのひとつに過ぎないのに何か好きなシーンでした。脇役に過ぎないかもしれない二人にちゃんと焦点をあててくれたのも嬉しかった。
それにしても、この世界の果ての風景としくみには驚いた。きちんと説明してくれとは言わないけど、このまま終わってしまうのかねぇ。
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待望の最終巻。
物語としての山場は前巻までだったようで、5巻ではあとがきと言うかあとがたりのような印象を受けた。本文の何割かはナナコの著書からの引用という形を取っているし、話も坦々と進んでいくので余計そう感じる。
凱旋式後はカルエルだけでなく、三人称の視点で寮生のその後がそれぞれ書かれていて、読んでいて後夜祭のようななんとも言えない気持ちになった。
物足りない感じもするが、この物語の締めとして良かったと思う。
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浮遊する島で空の果てを探しに行くスカイ・オペラ5冊目。完結編。
空戦は3、4巻で終わり、5巻は戦後処理。
これで皇子と巫女は平和裏に引き離され、過去のしがらみを忘れて、ただ再び取り戻すために邁進することになる。
エンドシーンは見えないものの、道は間違い無くひかれているので、この終わりはまあ良いのでないかと思う。
最終巻なので全体の感想を言うと、
状況に放り込まれての熱い空戦を描こうとするよりも、もう少し戦う根拠や、強くある理由を見せてもらったほうが、私にはいろいろ納得が行った気がするのですよ。
当然技術が必要なはずの空戦で、学徒が正規兵以上の活躍を見せたり、普段成績の良くない皇子が急に覚醒したり。
運命の急な変転もやむなしとも思うけど、5巻やるなら、もう少し積み重ねも、と。
あと思ったのは、空族がどういうモチベーションを持って、あれだけの兵力を構築、維持していたか、読んでいる方は不思議に思うのに、ろくに書かれていなかったこと。国家として食料生産に大きな課題がありそうな、気がしてならないですよ。
まあ燃料が無料の世界だから、漁をしていればなんとかなるのかもしれないけれど、どちらかというと、侵略を前提としているぐらいの方が、馴染みやすい気がするところです。
あとは、世界の形が、恥ずかしながら私が昔考えていたものにかなり近く、もうちっと活かせなかったかなあ、と、やはり思ったり。
キャラクターについては、貴種流離譚になったせいか、主人公にもあまり移入できず、ヒロインも取っ付きは悪く、妹も変に超人になってしまったせいで行ききらず、群像劇としても、移入対象になると死んでしまう有様で。
イグナシオとアリーが幸せになってくだされば良いと思うぐらいです。
引き込まれるところもあったし、おもしろくなかったわけでもないけど、星は3つが妥当なところ。
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(裏表紙の)『超弩級スカイ・オペラ「恋歌」、感動のフィナーレ!!』の言葉に偽りなし。 もう間違いなく名作!
最終巻だけあってグッと来る場面が多かったです。 中でも終章の彼女の想いが明かされるところとかね。
この恋歌シリーズのあとにまた追憶を読みたくなるから不思議ですねー。
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愛と恋と、素晴らしかった。
追憶もハッピーエンドだったけど、恋歌は本当心の底から拍手できるハッピーエンド。
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最終巻としては、ありじゃないでしょうか。
最愛の人との別れ。
思い出が詰まった第二の故郷イスラとの別れ。
旅が終わり、同胞との別れ、、、、
成長し、前へ進んで行く過程で、沢山の素晴らしいものを獲得するのと引き換えに、多くの別れもある。
そんな切なくも、未来への希望に溢れた最終巻でした。
それにしても、アリエルが切ない!!!!
メインヒロインはどうみてもアリエルでしたね。
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期待の方が大きかっただけに、少しばかり残念なところが目立つ。
3巻後半、4巻におよぶ壮大なクライマックスを演じることができた彼らの、その後。
無理に物語を終わらせようとする考えが見え隠れして、駆け足感が否めない。
さらに、物語を盛り上げる一端となった某人物らとの邂逅。
これまた素っ気無く描かれているため、既読の方は物足りなさを感じるだろう。
が、一冊丸々とは言わないが力いっぱい完結へと向かい、きちんと描き切った作者の意思。言葉の端々にライトノベル感が漂うが、だからこそ真っ直ぐな言葉が届きやすくなっている。
ライトノベルとしては、一級品である。
作者のこれからに期待したい。
とりあえずは、お疲れ様です。
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シリーズ全体としては好きなのだが、レーベルの読者層を意識したのか、必要もなくラノベ的会話を挿入する、キャラの描写不足(もしくはバランスの悪さ)など、「追憶」に比べると気になる点が多かった。好きだけどね。
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「読んだ!」「終わっちゃったー!」と言いたくなる。追憶と同じで、強引なところもあるけれど爽やかなラストだった。
やはり続きが読みたくなるような終わらせ方だとも思った。
何気なく追憶を手に取って、それから恋歌にも手を伸ばしてよかったと心から言える。
まだまだこの世界の話を読んでみたい。
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素晴らしい!!! この一言に尽きます。もう何度、目頭が熱くなったことか……。 カルとクレアが会えてきっちりとしたハッピーエンドでも良かったけど、沸き立つ希望に溢れる終わり方も良かった。 「歌えない恋の歌もある」 ここのシーンは切なかった。 文章の美しさ、豊富な語彙、迫力のある空戦描写。 こんなに素敵な物語に出会えたことがすごく嬉しい。
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1冊使ったエピローグ。フォトジェニックの良いシーンの連発で、旅の終わりを飾ってくれます。絵になる風景に対して「その大艦隊を作る予算はどうするの?」とかは多分野暮。革命起こすくらい民草は困窮していたのにね。
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一つの恋の歌が奏でられ,一つの恋の歌が音を鳴らさず消えていった。そんな感じかなぁ,と読み終わって。怒濤の4巻からの引きからの展開。その勢い変わらず,私の涙腺を直撃しまくってくれました。もう,涙がぼろぼろと。カルのクレアへの気持ち。クレアのカルへの気持ち。そして,アリーのカルへの気持ち。同じ仲間たちとの思い出。旅の目的地へと辿り着き。そして,最後に辿り着くべき場所へと。展開の見事さ,綺麗さに魅了されました。少年少女の出会いが世界を変え,はじめての恋が未来を切り開く。凄く素敵な,素晴らしい物語でした。
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最高だった。
ただ、再会のシーンがなかったことが残念。そうなるであろう未来を暗示して終わるのはいい手法だとは思うけど、少し物足りないな。
とは言え、素敵なお話を読ませていただいたという感じ。高水準でアニメ化するといいのにな、と、思う。
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「恋歌」完結。
別れを余儀なくされた二人。再会を誓った。
辿り着いた「空の果て」。故郷の家族との再会。
――歌えない恋の歌もある。 君は最高だよ。
再びの出立。 願わくば、二人の再会が読みたかった。
描かれなかった二人の物語を想像するたびに想いが馳せる。
素晴らしい物語をありがとう。