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「新訳 菜根譚―先行き不透明の時代を生き抜く40歳からの処世術」読了。
前々から「菜根譚」には興味があったものの、中国古典には馴染みがないことから距離感を縮められずにいたが、まずは新書版で軽くその世界に触れてみようと思い、読み始める。
文章は抵抗なく入ってくる。
個人的には相性は悪くなさそうだが、好き嫌いは激しいかもしれない。
著者が冒頭に記載している「菜根譚は、不思議な魅力をもった古典である」という本質までは理解できなかったため、全文を読んでみることにしよう。
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「下り坂に向かうきざしは最盛期にあらわれ、新しいものの胎動は衰退期にあらわれる」(P111)他にもなっとくする言葉ばかり、先人の教えを読み今を賢く生きたい。
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タイトルに40歳からの、と読者を限定するような言葉を付けないで欲しい。
厳しめの評価が多いので、あえて星5つあげておく。
中公新書の菜根譚は、オリジナルの言葉が少なく解説が多すぎてダルい。
講談社学術文庫の菜根譚は長すぎてギブアップ。
本書は新書版のサイズ。160条ほどを、日本語訳、読み下し、原文、と数行の訳者の解説で1頁1条。
個人的には丁度よいと感じる。全体像がわかりやすく自分で味わう余地がある。ただ時々訳者の解説が原文を超えてしまっている所が鼻につく(読まなきゃいい)。
原書が前後という分冊しかないのを、内容で章分けされているのは(こだわる人もいるだろうが)ありがたい。
売らないで置く数少ない新書。
ところで、PHPの「【新訳】新書」シリーズは、紀伊国屋では新書コーナーに置かれておらず発見しにくい。企画自体は悪くないと思うのだがもったいない。言志四録もたのみます。
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【読書その39】
今年初めての読書日記。
年末年始、平日の休み時間、通勤時間、休日などに読み漁り、実はこの本で39冊目。最近は小説や哲学書も含め、幅広いジャンルを読んでます。
とはいえ、なかなか読書記録を書いていなかったので、今後は、できるだけ書きたいと思います。
さて、本書は、中国の古典「菜根譚」。
以前から読んでみたいと思っていましたが、ついに読んで非常に得るものが多かったです。
心に残ったのは以下。
一苦一楽、相磨練し、練極まりて福を成すは、その福始めて久し。
一疑一信、相参勘し、勘極まりて知を成すは、その知始めて真なり。
(口語訳)
時には喜び、時には苦しみながら、その果てに築き上げた幸福であれば、いつまでも持続する。
時には信じ、時には疑いながら、熟慮の上でつかんだ確信であれば、もはや動かしようがない。
人生の真理を言い当てているような気がしました。人生色々ありますが、前向きに生きていきたいと思います。
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人生のバイブルかもしれない。
何度も何度も繰り返し手に取っていきたい。
人を見ながら、配り渡していきたい。
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今まで「菜根譚」という言葉を聞いたことはあったが、いまいち把握できていなかった。
菜根譚とは、洪自誠が書いた随筆集。
この本を読んでわかったのは、
道教とは、老荘思想がもとになっていること。