紙の本
左ページはいらなかった
2012/06/26 09:27
5人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:GTO - この投稿者のレビュー一覧を見る
はっきり言って、企画としては失敗である。右ページの佐藤の文章は、他の彼の著書ほどの深みはないが、その時々の話題を扱った時事批評となっていて面白いが、右ページの西原のマンガは、醜い、読みにくい、内容ない(ワンパタン)の三拍子で、紙とインクの無駄。
まあでも、佐藤優入門書と考えれば、多少に意義はある。ということで、★3つ。
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時事ネタの部分は、過去の物なので若干新鮮さに欠けるが2年前はこんな話題があったなと思い出したりする。佐藤優さんの時事ネタとサイバラのマンガがかみあっていない感はあるが、まあそこがいいところかもしれない。
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佐藤優と西原理恵子のアンマッチな二人のお題拝借的な連載の単行本化されたものらしい。
決まったタイトルで、それぞれに相談することなく決めたことで、佐藤優氏には文章と西原理恵子さんには漫画を描いてもらい完結させたもの。
ある意味おもしろい取り組みと組み合わせである。
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立ち読みする時はいつもサイバラさんの漫画だけ読んでる。
佐藤氏のコラムにはこんなことが書いてあったのか。残念ながら1年以上前の話となると、イキの良さに欠ける。
一方、時事ネタを扱っていながら色褪せない、サイバラさんの時空を超えたネタの破壊力に思わずひれ伏してしまった。
「結婚相手の収入任せな生き方はダメ」という彼女の人生訓には感服する。
一見、嫌なオンナの言い草に見えるけど、その実は「それが夫婦が最期まで手を繋いで生きるための極意」だと。
サイバラ女史、やっぱすげーよ。
どっかのオバちゃんのハウツー本なんか読んでる場合じゃねぇですぜ。
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西原さんの漫画はいつでも、どの文章に付されたものでも深さを増してくれますね。たまたまなんでしょうが、二人の距離感もいいですね。視点の違いが世の中の理解を深めてくれるように感じました。
佐藤さん、もっと辛辣でも大丈夫なんだけどな〜、と思ったところで、星四つ。
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もと外務省官僚の佐藤優氏の透徹した文章と西原理恵子の透徹した?マンガを組み合わせた、週刊新潮連載のページをまとめて出版したものです。
傑物佐藤優氏の文章には、
外交官らしい、誰も知らない情報に基づいたものから始まり、次第に自由闊達に日本を斬り始めます。
最初にうーん、と唸ったのは、「世襲議員」。日本には世襲議員が多いと聞いたロシア官僚、
「国会議員は利権を持つ。そこまでは解るがそれを世襲するというのはおかしい。北朝鮮も日本も同じだな」という文章でした。
愚行権、という言葉の発明?も素晴らしいです。
自殺を始め、人間には愚行も含め行う権利がある、という。
佐藤氏の文章は批判や揶揄ではなく、短い中に主張があるところが素晴らしいです。
他にもいろいろいい文章は出てきますが…この辺で絵の方に行くと、
「高知県が偉いのは坂本竜馬のおかげではない。司馬遼太郎のおかげだ」とか
「シーシェパード、甘い。日本人を本気で怒らすなら秋の実りを迎えた田んぼに放火してみろ」
などこちらも唸る内容が満載です。
佐藤優氏の文章、数えてみたら毎回600字ほど。
わたしもほぼ同じ字数で連載ありますが…
人間性、知識、経験で全く足元に及びません。脱帽です。
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前に香港の老富豪に聞いたことがある。あなたにとって夫婦っす何ですか?彼は笑って戦友だよと言った。夫婦は恋人じゃなれない。夫婦はどちらかがどちらかにたよってもダメだ。
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西原理恵子が説教じみてきて非常に残念。
よりみちパンセの頃で止めといて欲しかった。
例えば専業主婦を凄く非難してるけど、
旦那が死んだら元専業主婦は家政婦にでもなるだろう。家事のスキルだって決して足手まといではない。
それに、おごってもらうの当然というのは乞食と言っているが、高須というタニマチがいてる人に言われてもなーっと。
小藪も残念な感じになってきてるしな。お笑いの人が時事に口出すのはバランス感覚が難しいんだな。偉くなってから口出しされても共感はしにくいよ。
政治との距離感は、しりあがり寿がちょうどいいな。
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時事問題を単行本にするととりわけ新鮮さは失われるが、後から振り返って「最初はこうだったよね~」的な思考を生み出すことができるから、ワタシ的には面白く読んだ。
だってサイバラ信者だもん。
清水博士とのまったくコラボっていないシリーズもその噛み合わなさが面白かったが、こちらもサイバラの時事問題に関する知識の無さがまた佐藤氏とのギャップになっていてとても笑えてくる。
実際、ほとんどの人がサイバラとおんなじように政治やら経済やらに関してはそう思ってんじゃないのかな、それをなかなか口に出せずに(いわゆる、えぇかっこしぃー)いるんだと思う。
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西原理恵子さんも佐藤優さんもファンなので読んでみた。
週刊新潮に掲載された記事をまとめたもの。
カラー見開きで右に佐藤さんの文章、左に西原さんのマンガ。
時事ネタが佐藤さんによって分かりやすく、西原さんによって可笑しく説明されている。
連載時に読めば、時事ネタだけに面白かっただろうとは思うけれど、今振り返って読むと、佐藤さんの予想がこうなったか…という楽しみもあって良い。
神学出身の佐藤さんのちょっと変った視点からの説明が好き。
そして、西原さんの地に足のついた意見と、毒の中にふっと垣間見得る優しさが印象的。
きっと一番読んで欲しい「えらい人」は読んでくれないんだろうなー。
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池上 彰がおもしろかったので、ちょっと時事ネタ物も読んでみようということで……手に取るのが、西原 理恵子かよ…というのは、ちょっとある。
実は、「そうだったのか!学べるニュース」の方が、わかりやすかったりします。個々の事件や出来事に対する詳しいフォローはないですので。
まあでも、世襲議員のみっともない話とかは、まったくそのとおりです。全体の考え方を改めていかないと……。
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コラムも漫画もおもしろい!「毎日かあさん」や「ぼくんち」も大好きだけれど、こういういけいけどんどんな漫画も描き続けてほしい。
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佐藤さんの落ち着いた深みのある文章。
それに比べがやがやと、なんやかやとてんこ盛り状態の西原さんの漫画。
最初は西原さんの漫画を読んでから、佐藤さんの文章を読んでたけど、逆にしたら落ち着いて読めた。なぜ?
あまりに西原さんのは毒がきついからかしら。
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サイバラ氏と佐藤優氏の本が出てたんだ~、と急いで購入。
週刊新潮の連載で、毎週お題が出て、二人がそれぞれに綴ってる。
やっぱりサイバラ氏は、絵だからというのもあるんだろうが、強烈なインパクト。面白い。。。
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佐藤優の本をいくらか読んでいるならば、西原理恵子のマンガ部分だけでだいたい理解できて楽しめる。控え目な佐藤優の文章部分は、西原マンガを引き立たせるために彼が意図的に狙ったのかと思うほど。しかし、佐藤優の存在があって初めて 西原マンガは成立している。いい、バランス。