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紙の本
数々の名作を発表されてきた辻原登氏の短篇7編を収めた傑作です!
2020/06/27 10:01
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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、『村の名前』、『飛べ麒麟』、『遊動亭円木』、『枯葉の中の青い炎』、『許されざる者』といった名作を次々に発表されてきた作家、辻原登氏の短編集です。同書には、辻原氏の珠玉の短篇が7編収録されています。表題作の「家族写真」は、主人公の玉緒が就職のために村を発つ前日に父の発案で撮った家族写真をモチーフとして、半年後、帰郷した彼女は写真館に飾られた写真を前に「遅くなってごめんなさい」と呟きます。一体、何があったというのでしょうか?また、「わが胸のマハトマ」では、断食で衰弱したガンディーの口から漏れた言葉が幼き頃に別れた息子の名前だったという感動のストーリーとなっています。ぜひとも、辻原氏の独特の素晴らしい世界を味わってみられては如何でしょうか。
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