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紙の本
金のために戦う・・・で、何が悪いんだ
2011/06/19 18:34
7人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ももんじゃ05号 - この投稿者のレビュー一覧を見る
1 本書は、傭兵隊長ジョン・ホークウッドを漫画化した本である。
2 ジョン・ホークウッドって誰やねんと思われる方、多々おられると思う。この人は、14世紀、イタリアで活躍した傭兵隊長である。この巻で書かれているのは、彼が、イタリアで活躍する前に,戦っていたという百年戦争真っ盛りのフランスでの話である。
3 本書は、歴史漫画を集めたウェブ雑誌「ヒストリア」(現在、休刊)に掲載されていた作品だそうな。その甲斐あってか、細かい。弓を放つ前は,聖人の名を唱え、金曜日には肉は食わない、捕虜の身代金交渉や、傭兵契約の交渉場面などいろいろと書いてある。
4 とかく、傭兵というと金のために働くもので、毛嫌いされがちだが、封建領主も結局は自分の領地のために奉公するのであって、経済的理由により戦争に参加することことは大して変わりがない。2話目の領主が、割合物わかりがいいのは,その辺の状況もあるのかと思われる。
5 上記の通り、本書は、大本の雑誌が休刊してしまったため、沙汰止みになってしまったそうである。どっかで、この漫画の続編でないかなあと思いながら、この書評を書くところである(ホークウッドっていったら、イタリアでしょう、そこまでやってもらわんと)。
6 なお、中世のヨーロッパの話を漫画で読むとすると、ヴィンランドサガ
(本書よりやや前の時代)、狼の口、(大体同時代)、純潔のマリア、ばら物語、チェーザレ(いずれもやや後の時代のあたり)が上げられるか。興味のある方はどうぞ。
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