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会津藩の財政、教育など数々の改革を成し遂げた家老「田中玄宰」の一代記。
代々家老職の家柄に生まれいわば嫌味のないエリート教育を受け性格も優等生、人格形成も素直、家族・家臣、そして藩民への愛情も濃く、忠臣の人であった由。
史実を元にした一代記だからしかたないか、とは思うものの、若干長い。会津への理解と好感が増した。また出かけよう。
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まじめな人のまじめに生きてきた姿は、ともすれば面白みにかけることもあるけれど…
貧窮にあえぐ会津藩。
名家老を輩出してきた田中家の小三郎は、人の話をよく聞き、広い目で世間を見渡し、財政再建・殖産興業に力を入れ、藩校である「日新館」の創設など。
困窮の少ない財政の中、会津藩を立て直していく一端を担うのである。
誇り高きまじめな会津藩の名家老、現代にも現れてもらいたい人材です。
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★3.5
江戸中期の会津藩家老・田中玄宰を主人公とした歴史小説。
玄宰は本郷焼、漆器、清酒、朝鮮ニンジン、コイ放流など殖産興業、藩校「日新館」創設、軍政改革などを行ったという。
この筆者の他作品童謡に「ひいきの引き倒し」的面があちこちでみられる。
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1700年代後半の会津藩家老田中三郎兵衛玄宰の伝記である。
偉い人だったのだろうが、よくもまあ細かく調べて書きに書いたものだ。
どこかスポンサーでもついたのか。
書くのが好きで好きでたまらないのか。
月間文庫「文蔵」というのに2年8か月連載したそうだが、聞いたことのない月刊誌だ。誰が読む?