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豆腐小僧は可愛らしかったのですが、このお話から読んだのでイマイチ流れが分からず。シリーズものということなので、別なお話も読んでみたいと思いました。死神さんのお話は面白かったです。
妖怪のお話というと、ゲゲゲの鬼太郎を思い出しますね。
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小説「豆腐小僧」と狂言台本3つ、落語台本1つ収録。
『豆腐小僧双六道中ふりだし』を読んだときは、妖怪の成り立ち、意義などが初めて理解できて大変感動したのだが、今回の「豆富小僧」はストーリーこそ違うがそれをさらに簡略化した感じ。ジュヴナイルということなので、映画化を機に子供にもわかりやすいように書いたということだろうか。
しかしテーマや妖怪のキャラクタは『〜ふりだし』と同じようなものだし、ストーリーもラストなんかとってつけたようで、京極夏彦にしては残念だった。
オリジナル狂言3つは舞台で見たことがあるが、面白かった。この台本がついているのは嬉しい。
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優しい語り口の妖怪入門書。
私は見越しの入道さんの孫がろくろ首と豆腐小僧だってこの本で知りました。
うーん、意外。
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前日に読んだ『豆腐小僧双六道中ふりだし』がおもしろかったので、続けて読んでみた本。
前の本が「ふりだし」とあり、旅がこれから始めるというところで終わったため、てっきりその続きものだと思って読んで行ったら、どうも話のシチュエーションがさりげなくかぶっています。
「ふりだし」は江戸時代、この本は現代なので、やはり続きもの?でも登場人物も、登場の仕方も、ほとんど一緒だし・・・と首をひねりながら読みました。
話は、別ものにはなっていますが、うっすらとトレースしたように立脚点や展開法がさりげなく一緒なのです。
これを続編と考えるには、あまりにも両方が似すぎるのでは?とあやしみました。
こちらの方は、随分薄くなったこともあり、登場する妖怪たちの口上もあっさりと進んでいきます。
「ふりだし」で、じっくり読んでいたので、キャラクターの性格もすでに頭の中に入っており、サウサク読めました。
豆腐小僧に滑稽達磨、化け猫に狸に狐などが華麗に登場します。
でも、前回の主人公は豆腐小僧でしたが、今回は、どちらかというと現実世界の淳史少年になっています。
現実で、何人もの大人の事情に巻き込まれ、誘拐された淳史。
妖怪も入り乱れての大乱闘の中、この無力な豆腐小僧がその場を仕切り、平和を取り戻すという、心温まる話になっていました。
ハッピーエンディングだと思ってふと気づいたら、タイトルは『豆腐小僧』ではなく『豆豊小僧』でした。
最後まで読んで、この物語がジュブナイル版として書かれたものだと知りました。
なるほど、アニメ映画化もされたことだし、「ふりだし」だと難しいので、子供にも分かりやすく単純なストーリーにまとめたものを出したんですね。
それで、構成が似ていたのかと、納得しました。
私は「ふりだし」の、言葉の遊びの粋が気に入っていたので、その辺りを無駄部分として取り除いてしまったこの本は、普通の物語になっていて、少々物足りなさを感じますが、たしかにごちゃごちゃを無くしたため、とてもクリアな話になっています。
ほかに、オリジナル狂言台本3つ、落語台本1つも収録されており、本当にタイトル通り、小説と「その他」なんだとわかりました。
なかなか書名を「その他」とすることってないので、そのひねりのない題名に驚きます。
てっきり「豆腐小僧とその他の妖怪たち」という意味だと思っていました。
難解だと(勝手に?)思っていた京極氏の文章ですが、ここまでわかりやすい一般的なものを読めるとは思いませんでした。
京極作品ファンにはやさしすぎるかもしれませんが。
私も「ふりだし」の方が好みです。
あの曖昧模糊とした世界観を豪勢洒脱に描き切る筆致は、くせになりますね。
これで京極作品への苦手意識が抜けたので、いつかほかの作品も読んでみたいです。
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あぅー。。。
えーっと、全く持って無意味な存在、豆腐小僧(妖怪)が自分の存在意義を探しに旅に出るハナシ。
途中で、達磨さんや狸、狐、化け猫等も出て来て非常に面白いお話なんですが。。。
どうしてもページ数が多いので、途中で文体に飽きたりしてしまいワタシは中だるみしてしまいました(ーー;)
ただ、不気味さも気持ち悪さもないので京極夏彦さんの作品を初めて読む方でも大丈夫かなー?と思います(*^^*)
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毎度おなじみ豆腐小僧。今回は番外編ということで名前も豆富小僧と改めて舞台も現代・・・ですが、まあやることはいつもと同じですw
人間社会になんらかの事件が起こって、それを「いるけどいない」妖怪があーだこーだと言いつつ成り行きを見守ったり振り回されたり。
今までのシリーズが楽しめたらそのまま同じように楽しめる・・・と思います。というか番外編っぽい作りなのでここだけ読んでもいいんじゃないでしょうか。
しかしアニメ化もしたということで表紙とかがその絵になってるんですね。でも豆腐小僧ってのはもっと、作中書かれている通り、憎めない間抜け面じゃないとなあ・・・これは可愛すぎるだろう。これなら誰もが「かわいい」で済ませてしまいそうな・・・
ところで毎回かなりの文章量を割いて「妖怪というものはあるけどない」という概念について説明が入るんですが、シリーズを毎回読んでいると「もうわかってるからいいよ」という気分にはちょっとなりました。いいから話を先に進めてくれ、という。いや別にいいんですけどね。
そして今回はオリジナル「狂言」と「落語」の同時収録も。これって実際に演じられたものなんでしょうか?もしそうなら是非とも見てみたかった。。。
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淳史の想像によってポンと生み出されたは、妖怪なのにただ豆腐を持って登場するだけという無害中の無害・“出オチ”妖怪である豆富小僧は、とある大事件に巻き込まれることに。滑稽達磨や化け猫や狐に狸も登場。“妖怪とは何か?”もとてもわかりやすく解説。同時収録に新作狂言「豆腐小僧」「狐狗狸噺」「死に神」 落語「死に神remix」
角川つばさ文庫の再録なので、子供向けに書かれた「妖怪とは?」という前振りがとにかくわかりやすい。京極堂シリーズや巷説シリーズをちゃんと読んでいるにも関わらず私もようやく「あっそうか、妖怪ってそういうモノなんだな!」とわかった感じです。勿論お話の方も面白い。最後はちょっと駆け足な御都合展開な感じだったけどよかったよかった。アニメ映画の方も見てみたくなった。話は違うのかな。
最後の故・茂山氏のお話にもあるけど、狂言っていうのは本当に新作を希求してるんですな…むしろお能に比べて狂言の方が歓迎されててわかりやすい感じもするんだが…NHKの番組でちょこっと見たけどこの狂言「豆腐小僧」も良い良い~ 京極氏にはもっと狂言書いてもらいたいですね
それで感動したのが最後の落語「死に神 remix」 最後はまあもとの噺通り暗い感じでやっぱ死んじゃうオチかな、と思ったら……!!! とても明るいサゲでした。これ小朝がやったんだね……音源でもいいし映像でもいいし見たい! ほんと、思わず涙ぐむくらいいい噺になってました。頑張って生きよう私、みたいな。たくさんのろうそくに火をつけてまわりたいです、ええ。
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何が「その他」かっていうと、柳田国男『妖怪談義』の「一つ目小僧その他」にならってるのだね。単純なストーリーの中に京極の妖怪の哲学や薀蓄がしばしば顔をだしてきて、まぁ自分にとってはそっちのほうが面白い。つまり「京極堂シリーズ」の超入門版。
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TVで狂言の豆腐小僧を観たことがきっかけで、映画を観て、原作と紹介されていたこの本に出会った。天真爛漫な豆腐小僧をはじめ、「その他」に登場する人“等”も人間味にあふれていたように感じた。
狂言の台本や落語も収録されていたので、なかなか興味深かった。いつか実際にこの狂言や落語を観に行きたい。
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前半は角川つばさ文庫版「豆富小僧」の再録。つまり児童向け。
大団円な感じで終了。これはこれで読みやすくていいと思う。
後半に狂言の豆腐小僧・狐狗狸噺・死に神、落語の死に神等を収録。
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映画の原作かと思って読んだけど、違ったぽい…?
でも話はわかりやすい。
妖怪のいるけどいない、いないけどいる、とか定義のあたりはしっくりきて面白かったけど、話は子ども向けって感じかな。
個人的には後半の狂言と落語が面白かった!!
実際に見てみたい〜。
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妖怪と幽霊の違いがわかるお話。でもいるのにないとかもどかしいな、いないんだけどいてほしい、見えないんじゃなくていないんだけど、想像して出てきたら一瞬でも見えたら面白いのになぁ。豆富小僧可愛いんだろな。
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妖怪とは何かを判りやすく児童向けに説明しているため
文章もやさしい感じの「豆富小僧」
この本でもやっぱり豆富小僧は可愛い。
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”豆腐小僧その他”京極夏彦著 角川文庫(2011/04発売)
(ジュブナイル版”豆腐小僧”と”京極噺六儀集”より”狂言 豆腐小僧””狂言 狐狗狸噺(ロングバージョン)”
”狂言 新・死に神””落語 死に神remix”、茂山千之丞”京極作品と狂言の歴史的出会い”を再録。
ジュブナイル版”豆腐小僧”・・・”豆腐小僧ふりだし”とも発売直後に公開したアニメ映画とも別内容。
(但し、映画とは現代が舞台ということと天候変更システムが重要アイテムであることが共通。)
子供向けでありながら、”ふりだし”と同じように妖怪の存在意義まで突っ込んだ内容になっていたのは驚き。
さらっと流しながらも抑えるところは押さえてある、といった印象です。
”狂言 豆腐小僧”・・・とある大名&従者と出会う豆腐小僧。驚愕のラスト。(笑)
”狂言 狐狗狸噺”・・・狐狗狸の化かしあいに巻き込まれた男。
”狂言 新・死に神”・・・なにをしてもうまくいかず、自殺しようとしていた男の元に現れた死神。
死神が男の懐から取り出した命の砂時計によると男はあと120年は生きることになると言う・・・。
”落語 死に神remix”・・・こちらは自殺しようとしていた男が死神から、他人に憑いている死神が見え、その上その死神を追い払う力を与えられる。男は徐々に成功していくが・・・。
茂山千之丞”京極作品と狂言の歴史的出会い”・・・狂言の歴史とそこから繋がる上記狂言の解説。
・・・狂言、落語はどれもくすり・にやりとする楽しい話でした。
ちょっと縁のない世界なので新鮮でしたね。
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小説はもちろん、落語、狂言の台本まで( ´ ▽ ` )ノ。さすが、現代の戯作者だね( ´ ▽ ` )ノ。
お話は、正直どれもイマイチ( ´ ▽ ` )ノ。
妖怪考察文のところで読ませる( ´ ▽ ` )ノ。
落語の「死神」はパロディだから、もとに親しんでいる人でないとあまり面白くないかも( ´ ▽ ` )ノ。
こんな調子で王子のキツネなんかもリミックスして欲しいね( ´ ▽ ` )ノ。
どの作品だか、「これはしたり」という表現があったけど、ひょっとして言葉の意味を間違えてる?......こちらの誤読?
カバーのQRからお化け大学?に飛んでみたけど、あのブログ、もう更新してないのかな?( ´ ▽ ` )ノ。
2014.8.5