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現在版の豆腐小僧
出てくる妖怪やら何やらはほぼ一緒
でも、さすがは京極さん それでもやはり面白く読める
他にも舞台用の脚本も載ってるけど、これもこれでOK
実際に演ったもの?書き下ろし?
それはそうと、他のシリーズの続編を早く読みたいなぁ
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小さな体に似合わぬ大きな頭には破れた笠、手にはお盆を持ってその上には紅葉の豆腐。これが「豆冨小僧」。
妖怪好きの淳史が思い浮かべたおかげで数百年ぶりに世界に生まれた。
最初の一遍ははちゃめちゃでむちゃくちゃで面白かったです。出てくる機械もかっこいいし。結末はすっきりだし。
京極さんの現代物は始めてだったので新鮮かつ面白かったです。
狂言の「豆腐小僧」も「狐狗狸噺」も「新・死に神」もキチンと落ちてて、面白い。
クスリと笑えるカンジがなんとも良くて、これが狂言なのかなとも思いました。
最後の落語「死神remix」は最後スパッと終わっちゃって、なんかあっけにとられてしまった。内容は面白かったけれど。
なんかかるーく読める本で心が少し軽くなります。
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豆腐小僧がかわいい。
ほかの妖怪たちも面白い。
セリフやストーリーのテンポがよくて楽しかった。
狂言の豆腐小僧も面白かった。
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コミカルな京極作品は初めて。
読み口も軽く、あっという間に読み終えた。
どうやら作者のお笑いセンスは自分には合わないようだ。
手に入れたのは表紙違い。
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京極堂シリーズとほ、またうってかわって可愛らしい語り口調。こんな素直で純真な妖怪なら傍に置いておきたい。
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『豆腐小僧双六道中ふりだし』を読んでいれば、こちらは読まなくて良いかも・・・
時代背景は違うが、筋は同じだった。
むしろ、落語「死神」がおもしろい。
AKBなどの単語が出てくるので、落語を身近に感じた。解体して再構築する京極氏の技術が光る。
これを機に、落語を聞いてみようかしら・・・
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表題作の短編「豆富小僧」に加えて、狂言台本を3本、落語を1題、狂言役者の茂山千之丞からの寄稿を収録する一冊。なんだか内容が薄い上なと思ったら、角川つばさ文庫版の再録だったと後で気づいたという。狂言や落語は本の形で読んだことはなかったので、それなりに楽しめて読めたが、やはりこれは実物を見るべきなんだろうなと思う。良かったのが特別寄稿の内容で、狂言の歴史がコンパクトにまとめられていて非常に興味深かった。
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豆腐小僧双六道中とはまた違い、現代にわいた豆富小僧といくらか現代風になった他の妖怪たちとのやり取りが面白い。ラストは相変わらず邪魅に飲まれずにいた豆富小僧が事態をおさめるという、豆腐小僧と同じだったが、また雰囲気が違って良い。白蔵主が豆腐小僧では年寄り狐だったが、こちらではかなり若狐になっていて喋り方も現代風になっていたのが印象的。また狂言、落語が収録されていたが凄く面白かったから、実際に見てみたいと思った。
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夜に豆腐のせたお盆持って、突っ立っているだけのお化け。小説の「豆富小僧」は、昼間に涌いてアクティブだけど。間が抜けてお茶目な存在は和む。古き良きお化けと最先端科学技術の対比も興味深い。万能感はアブナイと思う志郎さんの感覚、わかる気がする。自然現象をテクノロジーで制御することについて安易に良し悪しは語れないが、それでも人が手を出しちゃいけない領域というのはあると思うのだ。狂言の台本も新鮮だった。
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『豆腐小僧双六道中ふりだし』で登場した豆腐小僧が、「豆富小僧」として現代に出現した「小説豆富小僧」のほか、狂言や落語の作品が収録されています。
豆富小僧は、世界の天候をコントロールする技術の開発を進める亜月博士を母にもつ少年・敦史が、神社の廃屋で「豆富小僧」という妖怪を思いえがいたことで、現代に出現します。『豆腐小僧双六道中ふりだし』と同様、達磨や三毛姐さんといった妖怪たちとのコミカルな駆け引きの横で、亜月博士の務める会社を乗っ取ろうとする金の亡者の犬上や、過激な自然保護団体の「フィールド・フォックス」の面々がドタバタ劇をくり広げます。『豆腐小僧双六道中ふりだし』の著者自身による、現代を舞台にしたコンパクトなリライト作品といった印象です。「角川つばさ文庫」で刊行された小説ですが、著者の妖怪理論も盛り込まれていて、京極作品の入門書としても読むことのできる内容になっています。