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だいぶ前に、「そして誰もいなくなった」を読んで以来の、アガサクリスティは2冊目。
ラスト、ドラマの相棒とかだと、こうは行かないよなあと思ったけど、僕はこのラスト、好きです。
クリスティの優しさを感じる作品でした。
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【Impression】
犯人は1人、もしくは共犯者がいたとしても2人か3人、というのがいかに固定観念化されているか。
この結末の仕方も、勧善懲悪な面が入っていて、複雑というか、ちょっと今とは時代が違うから何とも。
今のアメリカであれば、きちんと処分されていたであろうから。
いやー、これはおもろい。
最後に一気に解決していくのも爽快
【Synopsis】
●オリエント急行に、季節にはずれにも関わらず寝台車は満席となっていた。そして雪によって停車した車内で殺人事件が発生
●死亡推定時刻における乗客のアリバイは完璧。しかしその形は不思議と、見知らぬ同士であるはずなのに、互いにアリバイをカバーしあうという形だった。
●そんな折、殺害された男が以前アメリカで発生した事件の首謀者であることが判明。これがきっかけとなり事件解決へ向かう。
●そして遂にポアロによって犯行の全貌が明らかになる。
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ミステリ小説に完全犯罪はありうるか?その答えがこの小説にある。僕はあると思います!
トリックはそこまでか!と言う感じ。本というものの評価は期待値と実際のギャップによって決まる。恋愛小説と思って読んだらスプラッタ、親友が死んだように見えるけど実は生きてるんだろうなと思ったらやっぱり生きてた。こういうのは期待値とギャップがありすぎる・なさすぎる興ざめの形。なにか一捻りがあると満足感があがるよね。まぁ逆に言えば期待値をうまく設定できればどんな本でも楽しめるはずなのだけど…そこまで訓練はされてない。
話が逸れた。この小説はそういう意味で裏切ってくれたので非常に満足した。実はクリスティによく訓練されてるのかもしれないけど…ならばこれも完全犯罪か笑
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豪華列車オリエント急行の中でおこった殺人事件。誰が犯人か当たりをつけながら読んでいたので、最後の結末にビックリ!乗客たちの証言にまんまと騙されましたσ^_^;
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アガサクリスティの本はこれが初めて.
難しそうだと思ったが,スラスラ読めて,ひたすら次の展開が気になる内容だった.
主人公の探偵の性格が非常によく描写されていて,楽しかった.
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事件は、オリエント急行乗る前から始まっているんだろうなと思うが、まだ序盤。
とあるキャラクターはフラグ建てちゃうから……あっけなく死んでしまう。
そういうこというのが大抵ミステリーだと本当に死んじゃいますよね。いや、そういうほうがむしろ作品としては作りやすい気もしますがね。
死んだキャラクターが『誰……?』になるよりも、『あぁ、そういやそんなことを』の方が印象に残りやすいです。
『じゃぁね』
という金髪ツインテールが死んだ。
『私先帰るから、あとよろしくね』
という金髪ツインテールが死んだ。
だと、後がありそうな後者の方が危険性がある感じが個人的にはします。
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<ネタバレ有り>
++++++++++++++++++++++++++++++++
雪で停滞中のオリエント急行の中で起こった殺人事件。乗客の証言を元に検証していく過程が丁寧に描かれているので分かりやすくて読みやすかった。クリスティの本が翻訳嫌いにも読みやすいのは訳者のおかげかなと思ったけど、そもそも元々の文章が読みやすいのかもしれない。
別作者の古典的ミステリを読んだときも思ったのですが、それぞれの国の国民性や言語の違いが推理の重要な鍵になっているのも興味深い。
ポアロの推察については何でそれ座って考えてるだけでわかったの???と思わないこともなかったけど、読み終わってみたら気にならないくらい面白かった。殺されて当然な人間が殺されて探偵もそれを黙殺する、という展開に、悪は裁かれるべきというクリスティの主張が透けて見える。
ミステリの暗黙の了解に囚われている人ほどやられた感を味わえる作品だと思いました。別作品でネタバレされる前に読めてよかった。アクロイド殺しの方も早く読んでおこう。
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オリエント急行で殺されたのは誰もが恨やむ極悪人。
12人の容疑者。
彼らの証言により複雑になっていく事件。判れば判るほど増す不可能性。あちらを立てればこちらが立たない。
全ての矛盾を解消し、一本の道筋を示すためポアロが取った解答とは。
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豪華な列車とそれに見合った上流階級の人々がいて、その上雪につっこんで人の出入りができない閉ざされた空間が作り出されて、この状況に高まるのを抑えられません。
まず最初に事実と証言が述べられていることで、私も物語に入り込んで必死に何が真実なのか考え込んでしまいました。ポアロと一緒になって考えることができるので、最後までドキドキワクワクをいっぱい感じることができます。結末が楽しみで、思わずページをめくる手がとまらなくなってしまいました。
最後も、殺人という物語に対しての素敵な終わり方だったと、私は思います。
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【印象】
とある探偵が偶然乗り合わせた長距離寝台列車が積雪で立ち往生。
そこには様々な国籍の乗客がおり、そのうちの一人が刺殺死体に。
犯人は一体。
結末に納得がいくかは人次第ですが、多くの人におすすめします。
【類別】
小説。ミステリです。
【書き表し方】
適度に読み易いものでした。
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アガサクリスティは初めて読んだ。ミステリは興味ないとおもっていたけど面白かった。まさかの結末に驚いた。
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大雪に閉ざされた寝台特急で起きた殺人……とかまぁ、今じゃコテコテな感じがするけれどもそういう舞台は嫌いじゃない。ただページも半分を越えて読み進めるうちに「もしかして犯人はアレじゃないだろうな……いや、まさかな、アレでなければいいが……」と思っていたものが見事的中してしまって、最後まで読んでそれ以上でも以下でもないことが分かるとガッカリしてしまった。
レイモンド・チャンドラーはこれ読んで「こんな答えには、非常に鋭い知性を持った人が目をまわすこと、請けあいである。間抜けにしかわからないことだろう」と言ってのけたらしい。
どうも、間抜けです。
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オリエント急行の中で訳あり風の男が殺された。車内の誰が犯人かをポアロが推理する。
密室内で特徴溢れるキャラクターが次から次へと登場し、舞台劇のような雰囲気。読みやすい訳で結末までスラスラと読むことができた。
表紙のポアロがイメージとだいぶ違うのが残念。
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40年ぶり(!)の再読。
今読むとトリックの斬新さよりもラストのポアロの決断の方がショッキングだったりする。
80年前はこれが正義だったわけだ。
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古典ともいうべきミステリーを恥ずかしいながら初めて購読。
読んでいて、古さを感じさせない設定や心理描写がやはり名作。
東野圭吾などの流行りの作家もいいが、その分野の世界の名作は読まなければならないなと改めて実感。