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メールも非対称である。送信者側が安全地帯にいるということで。
自由と民主主義の国アメリカ、対話型のメディアと言われるインターネットを生んだのもアメリカ。インターネットの誕生は冷戦時代にソ連との核戦争を想定して構築されたコンピューターNWに由来する。
米穀の核戦略として開発された分散NWはまずは軍事用として整備される一方で、軍事用から民生用としても発展を遂げ、1989年日本を含めた基幹NWとして進化していく。
恐怖の構造を契機としてインターネットは生まれて進化してきた。
インターネットの始まりは、ソ連の人工衛星スプートニク打ち上げの衝撃と恐怖であった。人工衛星技術はそのまま核ミサイル技術に転用される。
中国の原発開発と中ソ対立激化はぴたりと重なる。
インターネットのグランドデザインはいかなる形で攻撃されても回復可能な神経系統の構築にあった。IT大国であるアメリカは同時に暗号技術大国でもあった。暗号技術の基本には情報技術がある。米穀において暗号技術は機関銃や戦車と同じ武器としての扱いを受けている。
インターネットのガバナンス(統治)問題。デジタル連帯のための国際的支援構造づくりの課題。
戦争の非身体化の中心にITがある。アウトソーシングも信仰している。痛みのない戦争が進行する。アウトソーシングの中心にはIT企業がある。戦争のIT依存が高まっているから。
PCに関してはIBMは物を売っていたというよりもビジネス仕組みそのものを創造するクリエーターであった。
ソフトウェア帝国を築いたのがマイクロソフト。
レーニン図書館
は現在のロシア国立図書館。図書館は人々の持つ知識を構造化して展開してゆく有力な社会装置である。
インターネットは超大国アメリカの情報武装のための装置である。わかりやすく言うと、非公開の見えないインターネットを含めてアメリカ国防総省の管理下にある。