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構造モデルやPNA法を使った原因分析についての本。
最初は期待して読んでいたが、だんだん尻すぼみ。目からウロコのようなことは書かれていなかった。実際にモデルによる原因分析をしてみないと、気づかないことがあるのかもしれない。事象に対してどの構造モデルを適用するのがいいのか、判断が難しく感じた。
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金子龍三氏が提唱したPNA(プロセスネットワーク分析法)と、私がプロセスを改善する時に使っているラルフチャートを連結したチャートが似ているということで、気になって読んだ本です。
PNAでは、プロセス図をつないでいくのですが、この本を読んでもプロセス図自体の説明がないのでよくわかりません。
こちらに掲載されている図1の方が詳しいです。
http://juse-sqip.jp/vol10/data/QualityOne200911.pdf
また、PNAの例も載っているのですが、プロセス図の真ん中のところにプロセス名があるだけで、これが概念的なものなのか、実際にも周りのもの(プロセスマネジメント、Input、Output、資源・知識・技術・情報・資産)は書かないのかどうかすらわかりません。
★★★
本書は、原因分析を行っているものにとって、とても参考になる話がたくさん載っているのですが、体系的に整理されていないので、読み終わった後に、「さて、まず何をするのかな?」「そうそう状況把握だよね」「で、状況把握では具体的にどのチャートを使ってどうすすめるんだっけ?」となってしまいます(私がバカなだけかもしれません。飯塚先生ごめんなさい)。
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まずは「問題解決の反面教師」から始まる。17の側面が仮想例含め紹介されており、この仮想例がおもしろく、何度か吹き出してしまった。
なぜなぜ一辺倒の原因分析ではなく、本質に迫るアプローチが提案されている。
機械的な方法ではなく、どちらかといえば人間的だと感じた。
ただ、構造モデルは単純ではない。複数の例でモデルが示されているが、この本で示されている構造モデルを利用するといよりも、我々自身が問題・課題を構造モデルで表現できねばならないのであろう。