紙の本
中途半端に重厚
2015/05/03 23:34
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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
ラノベのような表紙ですが、なかなか重厚感のあるページ数です。
実際に読んでみると、入間人間さんの他の作品同様に軽い文体なので読みづらくはありませんが、前半の3/5くらいは後半の怒涛の展開に向けた前置きのような感じがしてやや冗長に感じました。後半が面白いだけに評価が難しいですが、☆3つかなという感じです。
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相変わらずの落とし方でした。いや、660円よりこっちのほうが早く出てるからこの本で新境地を開いたと言うべきか。
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ページ数のせいもあって、だいぶ手こずった。長い割に山がないので、読み進めるのに結構労力がいります。彼女のツンデレ具合は微笑ましく頂きましたが、それ以外においしいところがあまりないかなぁ。
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んー著者の中では一番面白くなかたなぁ
『六百円の〜』が好きな人にオススメってあったからみたものの、、これはあれほどの面白さがない。
面白いと感じる部分が人それぞれと改めて実感した。
僕と彼女と妹と彼女の兄
そして20年まえの告白
それぞれに交差していく物語。
恋はタイミングなんてすっぱねるごり押しがいい。
押さなきゃだめだよね。まぢ。
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凄く良かった。
花咲太郎もそうだが偏った、自分本位な価値観を貫くブレない視点に目が眩みそうになる。
あと単純に、彼女が可愛すぎる。。
強力に好み。
この作品に限らないがクロスオーバー多くて楽しい反面、取っつきにくくなってしまってる一因ではある。ファン的にはそこがまた良い訳だが。
書店にて新品購入。
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物語の進展があるようであんまり無いというか、分かりにくい。
内容はキライではないが、この手の文章は苦手だ
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色々と並行して本を読んでいる中(この本含めて4冊ほど並行)、2日ほどで一気読み。
私はどうやら入間人間さんが好きらしい。文とか、話とか。「電波女~」も「嘘つきまーくん~」も読んだことはないんだけど「660円の事情」は良かった。
タグにもありますが、3ページ目で不覚にも涙が……。わー、あー、まじかぁぁーってなる。なった、私は。家族っていいなー。恋
っていいなー。
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みーまーとは随分とテイストの違う、入間人間の青春?ストーリー。
エピローグに加えて文庫版特典の後日談まであって、お得な一冊でした。
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入間人間さん、宇木さんコンビ3冊目。
順番で言うともっと前だけど、自分の中では3冊目。
このバラバラだった話がどんどん繋がってゆく話の作り方は六百六十円の前からやってたんだなぁ。
ぼっちーずも含めて、やっぱ六百六十円が一番面白いとは思うけど。
どの作品もキャラは好きだな。
これを読むと自分もストーカーみたいにグイグイ食いついて行く恋愛がしてみたい、と思ってしまうのが困る。
実際やると下手すりゃ捕まる、よね。
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結構ストーカー男に対して良く彼女はウザイとか思わなかったなぁと・・
最後らへんとかイイなぁ・・
彼女がなんというか心開いてきてて・・
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某掲示板で、「このラノベを読め!」と薦められていたのに踊ってみて読んだ作品。入間人間さんの作品は初読。
20年前、余命を伝えられた青年が、好きだった女性に告白に行く。
彼女は既に結婚している、だから当然フラレて死んでいく。
奇跡など必要ない舞台の中で、彼女の家に向かう道中、唐突に暴漢に襲われてケガをして……そしてその加害者は彼女の夫だった。
その20年後、"僕"は大学のキャンパスで一目惚れした"彼女"に、「あなたのこと全く好きではないけど、付き合ってもいいわ。その代わりに、わたしをちゃんと守ってね。理想として、あなたが死んでもいいから」と奇妙な条件付きで交際を認められる。さて、"僕"はどうしようか……
好きなタイプの物語です。
ライトノベルらしいと言えば良いのか、文体もまとまらない考えをそのまま表現しているように見えてしまう"ハマる人にはハマるけど、駄目な人は徹底的に駄目"な感じで、ウチみたいに中年になると、人には薦めにくい作品です。
出来すぎの「小規模な奇跡」が鼻につくと感じるか、好ましく思えるかで評価が変わるかと思いますが、ウチはやっぱり好きですね。
あと、ツンツンタイプ(でも実際はデレ要素有り)の"彼女"が結構好きです。
あと2,3冊、入間さんの作品を読んでみようかな。
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傑作でした。なんで入間作品をなんだかんだで読んでしまうんだろうというのに自噴の中で結論がでてしまう作品でした。
20年前の話からはじまる物語ですがここの序章の展開がすごい好きです。余命僅かな僕が既婚の片思いの人にに告白しにいくのですが、道中に包丁で刺されてしまうが構わず続行。そして振られる。
このあたりまでは思わずいつもののりじゃないなという感じで真面目に小説でした。
本編は序章の出来事が現在にどのように影響してて、登場人物がどのような関係なのかわくわくしながら読みました。
で、気がつくといつものようにバカップルの入間節。
そしてその結末と、20年前の出来事結末は?
なんだかんだもういつ死んでもいいなっとそんな風に思いました。後世に何かを残せるなら。
僕の妹である私の心理描写をみると入間さんはよくわかってるなーと思います。引きこもりの心理を。
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最後のほう好きです。青春っぽいです。
あと、二十年前の葬式のシーンは少しせつなくなりました。でも、彼女の正直な感じはいいなぁとも思います。
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“「別に。ただストーカーが、あっちの方にいたわ。多分」
「へぇ、そっか」それは丁度良い。「じゃあ退治してくるよ」
「は?」
彼女が露骨に固まった。そうやって隙だらけに、感情を露出するのは珍しいなぁ。
「複数を単体に出来れば、俺だけでも対処出来るようになるから」
鞄の隙間から、ナイフの柄を彼女に見せる。些か心許ない状態だけど、武器は常備している。退けることも、追い払うこともこの刃では難しいけれど、先端はまだ鋭い。
突き刺すことぐらいなら、出来るだろう。
「いやあのちょっと、待ちなさい」
「講義をサボるわけだから、成果が出るといいんだけど」
「待てと。ウェイト。何を武闘派宣言してるの、優男の外見で」
意外にも、被害者である彼女が引き留めてくる。困惑しながらも、俺の手綱を握るように声を荒げて、手の平を突き出してきた。
「んー、でもいつまでもストーカーが周りにいたら、きみが危ないし。顔面を少し破壊してから、二度ときみに近寄らないと宣誓書の一つでも書かせるべきかなぁって」
デートもしづらいし、集中出来ないし。何より彼女が危険に晒される前に、行動は終わらせてしまった方が良い。その方がきっと、後悔は少ない。
それ以上、強く止める気はないのか彼女は、また中央講義棟の方に目を向けている。ストーカーをその視線の先に捕捉しているのかな。
(中略)
「わたし、ひょっとして人選を誤ったかも」
「大丈夫だよ。腕っ節には自信がないから、本当は怪我なんか相手に負わせられない」
そう本気で主張して、二の腕を撫でる。筋肉の不足した、細身の腕。握り拳を叩きつけても、こっちの手と骨が痛んでお終いになるような。
彼女は下らない冗談とでも解釈したのか、頬を引きつらせて俺の非力を受け止める。
「でもあなたには、ナイフがあるじゃない」
そう指摘されたので、にこりと微笑んで顎を引く。
「だからきみを守れる」
そう返すと彼女は天啓、もしくは呪詛に首筋を潰されたように息を詰まらせ、目を剝く。
そっちから言い出したのに。
守られる覚悟は、出来てなかったのかな。うーん......いや、後でまた話し合おう。
「あなたって......何だか、ひょっとして」
彼女が何か呟いているけど、音量を抑えすぎて聞き取れない。これ以上話していたら、ストーカーを捕縛する時間が足りなくなるかも知れない。
名残惜しいけど「よーし」とわざと陽気に前振って、駆け出した。”
んーやっぱり読んでてちょっとひっかかるなぁ。
破壊する、とか夜に走り回ってた、とか。
ただの演出か彼の中身に関する意味があるのか。
単行本読んだけど、再読。
俺のするストレートな感情主張が好きだなー。
「そのあと」も良かった。
“二人で目を合わせたり、曖昧に笑ったりの時間が過ぎる。その波が完全に引いた後、彼はわざとらしく咳払いした。なにかを区切るように、自信の始まりを演出するように。
彼が私の正面に立つ。試しに私が左へ一歩動くと、彼も追従してきた。素早く左右に跳んでみる。勿論、一緒に跳ん��きた。ふむ、なかなか大事な用事のようだ。
「あのさ」
「うん」
彼が口もとに手を添えて、目を泳がせる。そうして少し、逃げるように間を取った後、背筋を伸ばして私に言った。
「実は来週、告白するつもりなんだけどその日にデートしてくれない?」
「..........................................」
無言で耳の穴をほじった。それを見て取って、彼が人差し指を立てる。
「もう一回言おうか?」
「お願い」
「実は来週、告白するつもりなんだけどその日にデートしてくれない?」
二回目ともなると羞恥心が薄れるのか、彼の舌もスムーズに回った。
「告発じゃないよね?」
「違う違う」
「じゃ、じゃあそのままの意味か」
「う、うん。そうだね」
「そうか、そうか......」
腕を組んで、頬の熱をごまかすように大げさに、首を縦に振る。こ、告白だと。
段取りってものを無視して、いきなりそんなこと言いに来るとは。
侮りがたし、ハンサム丸。攻め入り方が大胆にも程がある。
無謀にして無策、のはずなのに。相手がこの男だとそれで十分、効果的すぎるのだ。”
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最初読むの手来ずったけど途中から止まらなくなった。僕も彼女も私もハンサム丸もみんな幸せになってほしい。