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名古屋出身の著者が広島についての情報を収集し、第三者として広島県を分析している。
戦国時代から始まり、現代(平成23年3月)に至るまでと、長期の資料に当たっており、その情報は膨大だ。
おかげさまで、広島市民の私でも知らなかったこと、知っていたけれどその背景までは学んではこなかったこと、などまめ知識を増やすことができた。
広島市に限らず、呉や西条などその他の地域についても述べられているので、広島市民が読んでも面白いし、他地域の方々が読んでもそれなりに面白いと思う。
総じて、「広島について浅く広く知ることが出来る」というのが、本書のよさだろうか。
※ この本の出版にあたり、広島では各書店で様々な企画・キャンペーンを行い、私事ではあるがクイズ懸賞で新潮社グッズを手に入れることができたありがたい本である。
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メモ
愛知県人の著者(ちなみに広島藩主も福山藩主も愛知人)による広島本(広島市とその周辺など安芸地方が対象)。外から見た広島だが、そこに住む私より詳しく面白かった。
興味深かったのは「広島人は平均的日本人」であるという指摘、古代より外来の人が多かったのが由来で、今でも企業のマーケティングに利用されているとか。熱しやすく冷めやすい、声が大きくて話好き、方言を隠さない、教育熱心、おおざっぱ、カープにうるさいのはその通り。
広島発祥あるいは縁のもので、ヨーグルト、パン、ふりかけ、えびせん、ウィスキー、防虫剤、喫茶店のモーニング、日本酒(神戸・灘と並ぶ)、ソースなどがあり、わが郷土の著名人が挙げられ、驚きつつ、誇らしくもありました。広島人地域の特性上外に進出するため、国内だけでなく、移民や開拓に係わった人が多く、外で活躍している人が多いそうです。
カープへの愛は凄まじいですが、客のマナーの悪さとトラブルの歴史(ヤクザのイメージが助長?)には閉口しました。
一方、課題として楽観的で危機意識がない、開き直り易い、運転のマナーが悪い、グルメに恵まれないなどが指摘されています。前半はまさに僕そのもの。後半はお好み焼きともみじまんじゅう以外にはっきり言うと知名度がありません。
外から見た「誤解された、勘違いした広島」ではなく、よく的を射ています。是非、「芸北学」「備北学」「備後学」も読んでみたい気がします。
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広島出身なら読まないわけには
いかぬぞな。
広電・広島発の商品たち・広島の気質・移民・カープ・ヤクザでも8月6日には黙祷する件について。
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想像してたのと違ったなぁ。よく調べたなぁって思うし、広島が発祥のものもへぇ~って思ったけど、調べたことをただ羅列してるように思えて・・・途中、かなり流し読み。
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地元の人間では気づかないことがある。地元の人間では分かっていても言えなかったことがある。それをズバズバと指摘してくれて小気味が良い。広島県人、特に県政・市政に関わる人は読むべき。
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前半部分は納得することも多く。自分では当たり前だったことが“広島”ならではという発見もあり興味深かった。
けれど後半になるにつれてページかせぎのような流れになっていき退屈になった。ので星2つ。
結局県外の人に知った顔で言われてもねーって感じ。
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「うちの県ってすごいんだ」というのが読了後の率直な感想だ。自分の知らなかった広島県民の功績が数多く記されている。広島人にとって郷土愛をより一層深めることのできる一冊。県民必読の書だと思う。
■仁義なき戦い
■前へ外へ
■ものづくりとことづくり
■文化・芸術,御菓子
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「どっちの県民ショー」みたいな軽いノリかと思ったらそうでもなかった。
歴史をさかのぼってみたり資料を羅列してみたり。
県民としてはそうかなあと思うことも多数あるんですけど、
外から見るとこう見えるんですかね?
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「カープは日本一じゃ!!」「5月までじゃけどのう・・」 今年も表紙の通りになってしまった。
広島と言えば、カープとお好み焼きと市電。宮島と原爆ドーム、平和公園。以上! 最近はそれにサンフレッチェかな。カープよりも点は取る。取られもするけど、
著者は「名古屋の品格」「博多学」「札幌学」など、地方学の〈権威〉。調べているうに、書いているうちにその地域をたまらなく愛していく・・・・そんな心性の持ち主らしく、まあ広島への愛情に満ちている。とりあえずの県民だけど、こんなふうに書かれると、他県の人にちょっと自慢もしたくなる。他県出身で今たまたま広島に住んでいる人に最適の本と言えるだろう。地元に帰って、広島を自慢して欲しいものである。
それにしても、カープは広島の誇り。カープのおかげで(最近はサンフレッチェも)、広島県人同士は世界中のどこで出会っても、すぐにカープの話題で打ち解けられる・・・・そんな様子をいつも羨ましく思っていた、とファジアーノ岡山の社長がある講演会で話したのを聞いたことがある。岡山のファジアーノをそんなチームにするんだ、と言っておられた。広島はもうそんなチームを持っている。幸せなことだと思った。
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本屋では派手に宣伝している。おもわず購入。まあ広島人ですから・・・
よく調べてます。また広島人じゃない人が客観的に書いているのもいいですね。
広島人は必読です!
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まさに広島「学」。データを元に広島について淡々と考察していて面白い。
結論は、表紙に全てかいてあるけれど。
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帯の惹句に大ウケして買った一冊。いわく「なぜ、あそこまでカープを愛し、オタフク以外のソースを認めず、全国各地で県人会を作りまくるのか?」。表紙イラストは電車(路電)の屋根に乗っかっているカープファンたち。これはカープファンとして読まずにおられようか!さて、カープファンをやっていると、街や文化そのものにも愛着がもれなく湧いてくるわけだが(ばじる調べ)、その地域性や県民気質についてなかなかユーモラスに描かれているのが楽しい。カープについてはまるまる一章を割いてあり、さまざまな応援スタイルを「発明」してきたこともちゃんと書かれている。あくまで都市学の本と言うことで、地理的、歴史的背景などを下敷きに広島的なるものを論じるのが本書の要なのだが、決して固い内容ではない。軽く読める分、本書を読んで一概に広島県民はこうだ、なんて決めつけるのはナンセンスだろう。内容は☆3だけどカープへの愛で☆ひとつプラスしちゃう。
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カープの熱狂的ファンで、生涯ベスト映画は「仁義なき戦い」で、B&Bの「もみじまんじゅう」でお笑いに目覚め、奈良より宮島の鹿の方がかわいく見え、一番の衝撃ヌードは小原靖子だった私にとって広島は一番好きな街。いいところ悪いところあるが、ずっとらしさを失わないでほしい。
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広島について、ある意味偏見に満ちた書物。ステレオタイプな広島の見方から、ナルホドと言う物までいろいろある。広島人なら読み物として面白いね。
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かなり長い広島在住だけど、広島出身ではない私が客観的に見て、当てはまるかもなぁ、と思う部分が多くありました。
客観性を失わず、それでいて広島愛を感じさせてくれる良い本でした。