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2011/07/04
重い、辛い、苦しい。
ここからどうやって話をまとめるのか、全然見えない。
先が気になる。
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直木賞だっけ?取っているはずなので、相当期待をして読みました・・・
ハッキリ言って、期待はずれです。「永遠の仔」の方がずっと良かった
です。一応最後までなんとか読み切り即効BOOKOFFです><
なんというか、あまりにも宗教じみているというか?共感できない部分
が多過ぎて気持ちが入りませんでした。
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悼む人。最初は、他人の死を悼む旅をする静人の行動にあまり興味を持てなかったが、第一章の終わりあたりからぐっと引き込まれ、記者や母と同じように「何故静人は悼む旅を続けるのか」が気になるようになった。
また、奈義倖世の告白がとてもよかった。甲水朔也のような考え方は分からないでもない。最後はどうまとめるのだろうか。
続きが楽しみ。
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天童荒太の直木賞受賞作。上巻は、とにかくしんどい、暗い、重たい。なかなか主人公の静人に感情移入できず、つらいと思いながら読み進めていくと、上巻の終わり以降、ハマり方がわかると下巻はあっという間に読める。それにしても、「永遠の仔」、「家族狩り」と、天童荒太の本を読むといつも苦しくなる。
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前半はなかなか様子が掴めない。それはこれまでにないカテゴリーの小説だからなんだと後から分かった。人間の生死だけではなく「悼む」こと意味、人が生きることの葛藤をなんとかして描き出そうというのは読み手にも多いに負荷を求めてくる・・・そんな前半です。
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直木賞受賞作。
期待して読み始めたものの、最初のつかみが弱い感じ。
だらだら読んでしまった、けど、後半から面白くなってくる。
「悼む人」に関わる3人の視点から描かれており、話の展開には飽きない。
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長い付き合いの友人の好きな作家。
ただ 映画も本もことごとく趣味の合わない友人。
直木賞受賞。
いた・む 【悼む】
人の死を悲しみ嘆く。「恩師の死を―・む」
めい‐ふく 【冥福】
死後の幸福。また、死後の幸福を祈って仏事を営むこと。みょうふく。「―を祈る」
果たして この違いとは。
悼むとは。
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≪内容≫
人が死亡した場所を廻り、故人を「悼む」旅を続ける男がいた。末期癌を抱えた母・巡子、人の醜さを見続けてきた記者・蒔野、夫を殺害した女性・倖世。彼に関わった3人の視点から描かれる「悼む人」についての記録。
『永遠の仔』の天童荒太が7年の月日をかけて完成させた長編。第140回直木賞受賞。
≪感想≫
下巻にて。
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正直なところ、上巻初めの方を読んでる時は、下巻を買うかどうか迷ってた。でもやっぱり静人のことが気になって、この人の考えや自分自身を振り返りたい、と思った。小説って二つのタイプがあると思っていて、一つは続きが気になってその世界にはまって夢中で読み終えてしまうもの。もう一つは、途中でふっと文章から目を離し、仰ぎ見上げ、自分自身と何度も照らし合わせながら読む作品。これは間違いなく、後者。何を思うかは、多分その人それぞれすごく違うと思う。
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不慮の死を遂げた人々を「悼む」ため、全国を旅する坂築静人。物語は、彼を取り巻く三人の人物の視点で進んでいきます。
なぜ、静人が「悼む」という行為を続けるのか。作者が「悼む」という行為に込めた意味は何なのか。下巻でどんな物語が示されるのか、気になるところです。
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さすが天童荒太というべきか。
エゴなんだろうけど、悼まずに入られない業、なのか?
早く下巻を。
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友人の友人のお薦め作品ということで購入。上巻を読み終える。
人々の死を悼む人。彼と関わる人々が、彼と出会い感じたことを綴っていく。
名前も素性も隠していない。けれど、悼む人は奇妙な雰囲気をまとう。
はじめは、なんなんだこいつと思った。こんな行為には何の意味もなく、自己満足で偽善で。しかしそういった否定も、物語の中で全て行われている。
批判も中傷も全て受け入れ、それでも人々の死を悼み続ける。死を、忘れないと思い続ける。
読み進めていくうちに、段々と悼むという行為に慣れてくる。
彼がこの行動に出る経緯が語られる場面もある。それでも、一体この行動は何なのだと、まだ訴えたくなる。
悼む人は、そしてそれに翻弄されるといってもいい周囲の人々は、どういう結末を迎えるのか。
彼の悼みは下巻に続く。
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未だに思い出したように余震が続く東日本大震災。
一瞬の出来事が多くの人々の生死を分け、15,000余の方々が亡くなり、9,000弱の行方不明者が残る。
遺体があがらない、見つかっても判別がつかない、多くの人がこのような死の形に向き合わなければならない事態は戦後の平和な時代には絶えて無かったものと思われる。
全国を放浪し死者を〈悼む〉旅を続ける坂築静人。彼ならこれにどう向き合うのか。
彼の行為をどう捉えたら良いのか、薄気味悪い、得体の知れない、意味分かんない…、もどかしさとも悩ましさともつかない思いを持ちつつ、しかし、蒔野や倖世と同じく放っておけずに読み進め次第次第にその世界に入り込む。
『亡くなった人を、ほかの人とは代えられない唯一の存在として覚えておきたいんです』と、『その人は、誰を愛したか。誰に愛されたか。どんなことで人に感謝されたことがあったか』を問い続ける。
三流週刊誌の記事を読むような生々しさをもって多くの死が描かれ、加えて彼を取り巻く人々‐人生に倦んだ週刊誌記者、自らが手にかけた夫の亡霊に取り憑かれた女、対人恐怖症の父、末期癌の母、別れた恋人の子を身籠る妹‐の壮絶な人生模様に人間の本性が垣間顔を出す。
『彼はいまどこですか。何をしていますか。なぜあんなことをしていたのでしょう。いまもああした行為をつづけていますか。何が目的ですか。〈悼む人〉は、誰ですか』…戸惑いのまま下巻へ。
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とりあえず上巻だけ買ってみた。うん、いわんとしてるだろうことはわかるけど、のめり込むかんじではないので下巻はなし。また読み返すことがあれば買いますかね。
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2014年100冊目。(再読)
日々世界中で起きている「人の死」。
命の価値に差はあるのだろうか。
1人の死より100人の死の方が重いのだろうか。
色んなことを考えさせられる本。
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2011年54冊目。(2011年8月2日)
人の死を悼むために全国を旅する坂築静人。
関わりのない人の死であっても、その人物が、
・誰を愛していたか
・誰に愛されていたか
・どんなことで感謝されていたか
を胸に刻み、忘れないことを誓う。
「痛む」と「悼む」って違うのかなって思う。
それ以上の感想は下巻も読んでからで。