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投稿者:おどおどさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKの鶴瓶さんの番組を見ていたら偶然に池永陽さんが登場!どこかで聞いたことあるお名前だと思っていたら、hontoのオススメ本で、たびたび出会っていた。
このお話も、何やら幻想的で、池永さんのお住まいの地から生まれた小説という感じがする。
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「蛍」「水子」をテーマに展開する。登場人物たちはそれぞれ闇を抱えており、人間の愛、生、死を考えさせられる。
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とにかく暗い。重く、暗い話だった。登場人物皆がそれぞれに悩みを抱えていて、皆その悩みを抱えながら不器用に生き方を探している。そのひたむきさがとても重たい。私が共感出来たと言うか、「人生に重石をつけて生きていくこと」の理由が納得できたのは亀さんだけだったかなぁ・・・。生きていれば死にたいほどつらい思いなんて一度はあると思う、でもそのたびに死んでたら命がいくつあっても足りない。だからこそ私は亀さんの生き方が好きだった。あとイイコさんは本当に怖い!中盤からこの物語のキーパーソンだったと思うけど、何かキャラが強烈すぎて(苦笑)話の最後はまずまず皆それなりの前向きな結末かなとも思ったけど、個人的にいまいち共感できるところが少なかったので★2つで。
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池永陽の作品の中で一番好きだった。
私の精神状態とこれを読むタイミングが合致してたのかも。
結果的に堕胎を肯定してる内容だけど、そこに辿り着くまでの人々の葛藤がすごく綺麗に描写されてて。
妊娠願望の強い私は読みながら何度泣いたか分からない。
私にとって大切な一冊になりそう。
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登場人物全員が暗い過去を引きずりながら、生と死の境界線をさ迷う物語。堕胎が各人に関わっている。
簡単に結論を出せない。著者も安易なメッセージめいたことは何も表現していない。
ただ、「死にたい気持ちに襲われたら人の肌を抱きしめなさい」という言葉は深く心にしみた。