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著者が伝えたいことは?
現代は、人のつながりが、気薄になってきている。無縁社会
そんなときこそ、著者は、人のつながりをが大事であり、物事を解決する糸口になると…
そこで、著者は、新しいコミュニティをつくること、または、コミュニティ同士をつなげることで、人のつながりを促進し、つながりの仕組みを作る。
つながりをは、ほんとうに大事だと思う。この考え方は、どんなところにも適用が可能と思う。
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コミュニティーデザインは 地域住民を主体的に 動かすこと が大切
ビジネスを最優先しない
学生など 若い力 が
地域住民にプラス効果を生む
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コミュニティデザイナー・山崎亮氏による、彼の事例を通じた「コミュニティデザイン」とは何なのか考える一冊。
”コミュニティデザイン”というと、
何か確立されたメソッドや職能を現しているような、
かっちりした分野があるように思ってしまいがちだけど、
これはそういった職能に関する本というよりも、
山崎氏個人の成せる業の特集と思ったほうが正しい。
本文で彼は、
「どこか有名なまちづくりの事例からエッセンスを抽出して、それを他の案件に当てはめること自体には、コミュニティデザインとしての意味や価値はほとんどない」と記している。
コミュニティデザインはすべて、「人とのコミュニケーション」に始まり、それに終わるという、根本的に立って寄らねばならないものの見方、価値の作り方としてのスタンスは、普遍的であると同時に、そこに確立されたメソッドはないということ。
ゆえに、彼の仕事はとても息が長く、辛抱強く、おそらく突き進んでいる最中の不確かさ・手ごたえに対する恐怖もすごいものなんだろうと思う。最低でも2~3年、長いものだと10年先まで計画の中に入っているものもザラ。そして全ての案件に対して、彼の手を離れた後にどうなって自立的継続的成長を見せていくのかこそ、本番というわけだから。
だからこそ、こうやって本にして、このような仕事を世に生み出している人の存在を知ってもらうことは価値があると思うし、そんな一冊。
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先日の情熱大陸という番組で初めて知った。日本の地域を活性化させるため、地元と行政を橋渡しをするような仕事をしている。世の中にはこうしたエネルギーに満ちた人がまだあちこちにいるんだと思うとそれだけでも元気をもらうことができる。また「人がつながるしくみ」「人が学べる場」とは何か、もっとこれからも求めていきたい、と思った。良書。
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会社で公園をデザインしていた筆者は仕事を通して、人と人をつなぐコミュニティに対して興味を持つようになり、会社を退社後新しい組織を立ち上げ活動していきます。状況の異なる様々な課題に対して、方法を工夫しながら人と人をつなぐ実践をしています。限られた予算を有効に活用し、新しいコミュニティを構築していく筆者の姿勢には学ぶべきことが沢山ありました。(2011.7.11)
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箱モノではなく、人のつながりをデザインする著者のプロジェクトの軌跡、思いを描いた本。
先日、朝大学でソーシャルデザインのクラスを取って、人とのつながりで社会の課題を解決するというテーマは面白そうだしこれからもっと重要になりそうと感じたんだけれど、この本を読んでますますその思いが強くなった。
著者はもともとは設計事務所にいて建物や公園や、ランドスケープのいわゆるハード部分のデザインを仕事としていたけれども、その中からハードでは解決しない問題がある、デザインにできる仕事は売れる商品を作る以外にもあるという思いが膨らんでいき、結果としてコミュニティをデザイン=人がつながることの仕組みを作るという仕事を着手しはじめたそうだ。
公園、離島、街づくり、デパート再生、色々なテーマで手がけられた「人がつながる仕組み」になるほどーと思った。
確かにどんなに立派な箱ものを作っても、行政が立派な計画を立てても、そこに訪れる人がいなければただの看板。
イベント的にわっと人が集まっても飽きられて去られて、あとはシーンとした空間が残るのみ。。。そんな光景、見たことがある。
著者の仕事は、そこに人が有機的に自発的に集まるコミュニティを作る事、人の流れが循環して、さらにコミュニティが育っていく仕組み作り。
私の仕事は建築分野とは旗違いだけれど、「場作り」「プラットフォームビジネス」などなど。。何か言ってるようで何も言って無いコンセプトを扱うことがままある。言葉は使ってるけれど、根本のところで考えた事がなかったかもしれないな。。。
著者の仕事は足が長い。2年、長いと10年、さっと作ってさっと去るのではなく、地域地元に根付く仕組みってこういうのを言うんだな。
著者の仕事への情熱、諦めない姿勢、「1人でできること、10人でできること、100人でできること、1000人でできること」というスケール感、周りを巻き込んで任せるところは人に任せるというスタイル、ポジティブな思想
大変参考になりました。
残念なのは著者の会社は関西にあるらしく、西日本のプロジェクトが多かった事。兵庫にあるらしい、あそびの王国やユニセフパーク、まだ道半ばの穂積製林所プロジェクトなど。いつか機会があったら訪れて、そのデザイン(見えないけど)を感じてみたい。
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面白い。こういう方がいるんですね(^_^)これから先自分がどう動いて行くのか、大変参考になりました。
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これが東日本大震災前に出版することができなかったことが悔やまれる。
どんなに時代が進化し、文明が発達しようと
人と人のつながり、コミュニティの意義は変わらない。
人は人とFace to Face で繋がっていることで前を向いて生きていけるんだろうと私は思う。だからこそ、この本で山崎さんらがやっている活動には深く深く共感をさせてもらった。
最後の社会のデザインの部分は自分のやりたいことに繋がり大変参考になった。
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なかなか痛いとこだなー。
行政とゆう組織の問題にも触れている。
すぐには、変わらないんだからこそ、ゆっくり時間をかけて進めることの大切さを感じた。
そして、粘りつよく声をかけてゆくこと、と同時に待つこと。
今の社会に必要なことが詰まってる一冊でした。
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山崎亮さんのコミュニティ・デザインの実践を記録した本です。
地域振興の本当の担い手はそこを使う、そこに住んでいる住民が主体であり、行政体はそれをサポートする存在である。住民どおしを対話でつなげ、意識を共有して大きな力でまちを変えていく。それを長年続けてこられた山崎さんの活動の記録です。
山崎さんは元々は設計事務所にいて、そこから「コミュニティ・デザイン」の事務所「studio-L」を設立された方です。最近では「情熱大陸」にも出演されて知名度がぐっとあがったと思います。
従来の「コミュニティデザイン」というのは、もともと70年代に盛んに作られたニュータウン計画の中で、知らない人同士が集まる新しくできる町を作る際に、住宅の配置計画をどうするか、皆で使える広場をどう設計するのかなどで使われてきた言葉だ。
しかし、この本の中で語られている「コミュニティ・デザイン」とは「もの」の設計ではなくて、「こと」の設計のことをいう。
現在でも地方都市や離島などでは地域の力が衰退しています。
ちょっと前までは「公益施設をつくること=地域振興」というのが定説みたいだったけど、それも今は都市伝説。だいたいそうゆう所は訪れる人も少なく、赤字だけが積み重なって、最後は地方自治体の破綻まで起こしている現状である。
そんな中、地域の人たちをつなげ、施設の中のプログラムを組み立て、さらにプログラムを更新させていくシステムを生む出していく。
自分は今研究である地域の活力が失った場所の都市計画を研究しているけど、この本を読んではっきり、「もの」の力の限界を感じてしまう。公園を作るのも、ただの統計の数字を整理して生まれることをよりもそこを使う人たちの言葉をもっと聴きたいと思った。
そうでないと机上の空論の空論。「虚論」?みたいになってしまいそうで情けないものを作ることになりかねないと思う。
そんなことを考えさせてくれました。
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『情熱大陸』を観て期待して読んだだけに残念。この淡々としたレポートのような文章では、番組で観た山崎さんの活動の魅力が伝わってこない。できることなら本人ではなく、プロのライターの人が山崎さんの活動をルポして書いた方が良かったのかも。
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山崎亮さんのコミュニティデザインのコンセプトを知りたく本を手に取りました。
自分のいまの仕事にとって、非常に勉強になり、アイデアをいただけました。
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デザインで単なるオシャレな空間をつくるだけでなく、人と人とがつながる仕組みをつくる山崎さんはすてきなことをしてるなぁと思います。あきらめず、問題の本質を的確に捉えれば状況はまだまだ好転させられるというのに、感銘を受けました。またひとつ世界がひろがりました。
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「コミュニティづくり」という言葉が一般化して久しいけれども、その現場が僕にはまったく見えていない事が分かった。ドキュメンタリー番組で観るような情緒的なものだけではないのだろう。多くの人間を巻き込むからには善意だけではなくドロドロしたものや利己的なもの、いろいろなことも飲み込まなくてはいけないだろうと思う。本書で紹介されているプロジェクトは、失敗したケースや今も継続中のケースも含まれていて、その難しさが伝わってくる。自分がやりたいことと、自分に出来ることの間にはまだまだ大きな距離がある。
いや、すごい人だ。
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コミュニティを作るという自分も大変感心のあるテーマだったので手に取ってみた。
内容はドキュメントであり、そのプロセスも一部記載してある。
グローバル社会というが、実は日本にはフォーカスされていない資源が山ほどある。それをフォーカスし、人を結びつける役割はこれから絶対必要になってくる。
デザインという切り口からコミュニティを見るというのは、とても参考になるし、自分も著者のような生き方をしながら人とかかわっていきたい。