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人に貸してもらいました。
とても控えな主人公だけど、地味にジワジワのし上がっていくのが面白い。
でも気がつけば誰も傷ついていないし、人の心を読める賢い女性なんだと思う。
これくらいの賢さがあれば・・・と思うけど、なんだか疲れそう。。。
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じわじわとイヤな暗い気分になっていく。誰に関しても感情という文字が浮かばない。淡々と自分の利益を追求するだけ。ある意味恐怖を感じた。
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読みやすくすいすい読めました!
ただ単調で盛り上がりも特になく。。。こういう家庭、あるんだろうなーって。
美芙由のようなしたたかで地味なこの方が実際怖いし、自分のためなら手段を選ばず演技までできちゃうんだよねー本当に怖い女!!!友達にすらなりたくない。
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母親が亡くなり、父親はすぐに再婚。子供まで出来ていた。
そんな家から逃れたいと、母親の従姉に当たるという、会ったこともない叔母さんを頼り上京した、未芙由。
だが、その叔母の家は旦那さんから子供たちまで、みんなが自由過ぎる家だった。
初めはそんな状況に戸惑っていた未芙由だったが、自分の居場所は今やここ以外にはない。追い出されるわけにはいかなかったのだ。
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主人公は、高校を卒業したばかりの
19歳の未芙由(みふゆ)。
母を病気で亡くし、
父は、早々に再婚し
たった一人の弟も、新しい母親に懐いてしまって
孤立した未芙由は、もはや、家にいることが
できなくなってしまった。
そこに、遠い親戚の東京のオバ、尚子が
上京しておいで、お母さんとは、仲が良かったのだと
連絡が入り、
一人、長野の田舎町から、
都会の一等地、渋谷の豪邸、鹿島田家へと招かれ
同居がはじまる。
その尚子の、何不自由のなさそうな
セレブリティなニオイ。
それとは裏はらに、バラバラな尚子の家族たち。
鹿島田家の人々と、なんとか馴染んでいきながらも
馴染めない孤立感と悲壮感を抱えながらも
たった1つの夢を秘かに、しかも強固な気持ちで抱いていた未芙由の
驚くべき、正体が、じょじょに明かされていく。
ええええええ!!!!!!!
と、叫んでしまった場面が
3回くらい起こる。
度肝を抜く家族間ミステリィは
乃南アサならでは!!の素晴らしい表現力。
や、すごいわ。
すごい。
オモシロすぎた!!★5つ!!
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1月-12。3.5点。
母が死に、父親が愛人を作り再婚。
居場所がなくなった18歳の主人公。遠縁を頼りに上京。
居候生活。家族の崩壊が。。。
淡々と描かれているが、怖かった。
こういうの、乃波アサはうまいね。一気読み。
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前半部分どうにも手が進まず長い間放置してしまっていたのを漸く読み終えました。
なんというか…色々と怖かったです。
主人公だけは信じていたのに、見事に裏切られました(笑)
女の怖さというものが生々しくて読み終わったあとなんとも言えない気持ちが残ります。
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何とも後味が悪い、すっきりしない気持ちになった本でした。
途中まで不幸な境遇の中で健気に生きている主人公に共感していたが、途中から主人公の強かさが見えてきて、薄ら寒くなった。
地味で欲がないフリをして、冷静に周囲を観察し、最終的に周りからいろんなものを奪い自分のものにした彼女に何とも嫌な気分になりました。
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ミフユのしたたかさは嫌いじゃない(*^^*)惨めで不幸だった今までの自分をバネに、(計算高く、道徳的ではないやり方でだけど、)自分で努力して、欲しかったものを手に入れた。
ミフユの生き方は賢くて感心した。え!いつの間に?!的な状況になってたりして、読んでいるとミフユを応援したくなる。
最終的に人の家を奪ったような形でだけど幸せを手に入れたから、ハッピーエンドに感じた(*^^*)
美緒の相手役にさせられた男の子がどうなったのかが気になるけど…
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ウツボカズラって食虫植物なのか。未芙由は居場所がなくなった家を出て、東京の叔母の家で居候する事に。心細くてか弱い感じの彼女が、自分の居場所を確立して幸せを手にしていく。叔母の家が特殊な環境なのかもしれないが彼女がしたたかになっていくのは、怖いけどそれだけ自分の居場所を死守したかったんだろうなと思う。
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主人公未扶由は長野から親戚を頼り東京に出てきて暮らす事になったが、その親戚家族を自分の目的のために手段を選ばず食い物にして生きてゆくことから、ウツボカズラという表題になったとは思うが、その比喩が思いつくところがすごい。
主人公的にはハッピーエンドなのだろうけど、読後感はあまりすっきりせず著者にしては珍しい終わり方だと思う。
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「食い尽くす女」が誰なのか、徐々に気づいた。無自覚なのかと思っていたら全てが計算だったことには驚いた。私としてはこの女の思い通りに運んでしまうのは嫌悪感があったので、最後にひとつどんでん返しがあってほしかった。
ドラマ化したら面白いと思う。
みふゆは剛力彩芽かな。
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けっこうおもしろかった、いっきによんだ。主人公の女の子はウツボカズラとのあとがきの評だけど、うまくたちまわったり、辛抱したり、こつこつしたり、そんなことができるしっかりした子だともおもった。19なのに。あんな境遇でふつうそこまで、根性ないで。感情もコントロールできるし。
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淡々とストーリーが展開するなかで、徐々に自分の存在価値を高め、永遠の居場所を確立する未芙由。
彼女の性格が天然なのかしたたかなのか不明だが、結果的に誰一人傷つかず、不幸に陥っていないのは、彼女が何かを持っているのか?
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ウツボカズラは誰か。水面下でねっとり触手が伸ばされていく感じ。最後の披露宴で、食虫植物がひとまず口を閉じたのか、これから夢が現実に変わって行くような、そんな不穏な空気が流れていた。面白いのは、最後に誰も不幸せになっていないこと。無理矢理直線形を取っていたピースが、不自然で歪な形になったけれど、そうして各々がありのままの形を取ったことで、かえってきちんと居場所を見つけている。そんな感じ。したたかで、一本の昼ドラ的だった。