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もともと少し変わっていた鹿島田家だが,この家庭が徐々に崩壊していく様子が描かれている。
大矢博子さんの解説の言葉を借りて――
「あなたは,ウツボカズラは誰だと思いますか」
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家族崩壊って、ひとつ崩れるとあっというまなんだよなあ。
見えない何かが必死でくっつけようとしてるだけで、
きっかけなんてそんなに難しい話じゃないんだよねえ。
で、ウツボカズラは誰なのか?
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☆3.7
高校を卒業した未芙由は、親戚の鹿島田家で暮らすようになる。が、そこの家族がどうも変。みんなバラバラで..。
家族一人一人の秘密がどんどん露呈していくリアルな怖さがあるなぁ。よくまぁこんなにバラバラで。
そして未芙由ーーー!!田舎の純情な女の子じゃなかったのかっ?!
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結構な長編のわりには特に山場もなく、ダラダラした印象。
それが未芙由の気質から来るものだとしても、
メリハリのないストーリーは読んでいて楽しくない。
未芙由の不道徳な行為が家族の誰にもバレることなく、
邪魔な人間は全て消え失せ、
最後には実質的な実権を得るというのは
少々出来過ぎではないだろうか?
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居場所のなくなった実家を離れ、親戚の鹿島田家に居候するミフユ。
父親と繋がり、娘と母親の背徳を知り、息子と繋がる。
最後どんでん返し欲しかったなぁ。思い通りになりすぎていてスッキリしない。
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ウツボカズラは誰なのか?という問いに色々と考えさせられてしまったお話。やはり主人公のミフユが上手くやったなーと思った。面白かった!
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高校を卒業した未芙由、実家での居場所が無くなり上京し、資産家である親戚の鹿島田家で暮らすようになる。
ある程度予測のつく話だが、ストーリーテラーの作者故に面白かった。
(図書館)
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長野の家を追い出され、亡くなった母の親戚を頼って上京。
田舎しか知らない未芙由にとって東京は輝いて見えた。
渋谷に近い閑静な住宅街にあるおばさんの豪邸に住み込み、家の手伝いをするうち、未芙由の中にその家で幸せをつかみたいという野心が芽生え始める。ところがそんなことはおくびにも出さない。読者にさえそれを気づかせない。優しいおばさんを裏切って、ダンナさんと関係を持ち、同時に息子とも関係し、表向きは地味で欲のない女を装っている。したたかだわ。
家族がみんな好き勝手して、家の中が寒々しく、しまいにはおばさん、ダンナさん、娘と一気に家を出ていってしまい、好条件がそろったところで慎重にことを運び、ついに息子とのゴールインに持ち込む。それを作者は獲物を虎視眈々と待ち伏せる食虫植物ウツボカズラに例えてタイトルをつけた。
しかし、夢が息子との結婚って安易すぎないか?この息子っていうのが責任感や誠実さに欠ける男だし。第一体が弱ってる祖父母と同居するという要件付ですよ。なんかなぁ、結婚後の苦労が目に浮かぶようだわ。ダンナさんに援助してもらって料理人になる道を歩んだほうがよかったんじゃないの?って余計なお世話か。若い男に走って家を出たおばさんのほうが勝ちだったかも。
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長いし、もっと集約できたのでは。躯を読んで興味を持ったけど、残念。作者は不倫とか美容とかに興味があるんだなーといった印象。とくに驚く場面もないし、腑に落ちない。おばあちゃんも最初あれだけ強い印象残しておいて中盤何も活躍せず、終盤で思い出したように現れ急に優しくなるし、あまり面白くなかった。
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何年かぶりに乃南アサ。読後「これは、、、」と思ってAmazonのレビュー見たらケチョンケチョンすぎて笑った(★1つのレビューが一番多い)。そこまで酷くは無いとは思うものの、散漫な印象は拭えず、いくつかの魅力的な謎は説明されずじまい。乃南アサというブランドが無ければ売れないですね。あっという間に読ませるだけでも凄い。今年屈指のハズレ作。
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ただ高校卒業したからってだけで上京して、特にやりたいこともないみたいだし、なんだこの子は、と思っていたら。
立派なサバイバーでしたね。
初めに想像していた内容とは全然違いました。
もっと家族が不気味な感じなんだろうと思ってた。
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一見幸せそうに見えたとしても、本当はどうなのかは他人にはわからない。
立派な家に住んでいる鹿島田家の人たちは、田舎を追われるように出てきた未芙由にとっては別世界の住人のように見えた。
しかし、一緒に住み始めて初めて見えてくるものもある。
持ってうまれたものなのか、才能なのか。
それとも幸せになりたいと強く願う気持ちから出た知恵なのか。
未芙由の立ち回りの上手さには唖然となった。
したたかさを通りこして、もはや怪物のようにも見えてくる。
母親が死ぬまでは未芙由は普通の家庭に育ってきたはずだ。
両親が暴力を振るうわけでもない。
確かにお金はなかったかもしれないが、熱心に母親の看病も熱心にし主婦代わりも立派にこなしていた。
年の離れた弟だっている。
でも大切な何かが壊れているような…。
未芙由には愛する気持ちや人を思いやる気持ち、大切に思う気持ちが欠落している。
すべてが計算づくで、どうやったら自分自身が居心地のいい場所を確保できるのか。
そればかりを考えて生きているようにしか見えない。
あからさまな悪人ではないけれど、どうにも好きになれない人間。
未芙由に感じた嫌悪感と物語を読んでいて感じた居心地の悪さは、そのまま物語の感想にもつながった。
気に入らない息子と孫を遠ざけ、毛嫌いしていた嫁と縁を切った老夫婦。
そして自分だけの居場所を確保した未芙由。
したたかな三人に囲まれてはたして隆平がどこまで一緒に歩いていけるのか。
あまり明るい未来は想像できない。
ウツボカズラの夢は叶ったけれど、これで夢が終わったとは思えない。
ひとつの夢が叶えば人はまた別の夢を見るものだ。
未芙由が次にどんな夢をみるのか。
怖いけれど知りたいような気もしてくる。
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17年夏、志田未来主演でドラマ化の原作。まあ、キャスティングとしてはありだね。話としては、私は好きじゃない話だったので、ドラマも見ないなあ・・・
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あれこれ場面や登場人物を変えて話が進んでいくわりには、最後までまとまり切れていない印象。結局どうしたかったのかを伝える力が弱すぎる。
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ドラマを見たのでなんとなく原作を読んでみたのだけど、、、。結果、なんだったの?という気持ちが強い。未芙由、働きなさいよ、バイトではなく。考えが甘すぎ。