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紙の本
語られる親鸞。
2011/05/22 02:05
4人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本は親鸞聖人伝ではなく、覚如上人の御伝抄以来、明治までにさまざまな形で語られた親鸞像に焦点を合わせている。
昨今再評価の向きもある「親鸞聖人正明伝」も容赦しない。
覚如伝「最須敬重絵詞」が乗専の著作ではなく存覚上人の著作として紹介されているが、初耳だ。どこかでその理由が書かれてほしいものだ。「最須敬重絵詞」は文和元年に書かれているが、偶然ながら伝存覚著「親鸞聖人正明伝」と同じ年である、どちらも親鸞聖人の父日野有範が早くして此の世を去っているように書かれているが、前年の正平6年に存覚上人は親鸞聖人が外題を書いた父日野有範の四十九日に「無量寿経」があるので、矛盾する。
明治になって親鸞非実在論を書いた村田勤という人が紹介されているが、教文館から本を出しているところを見るとプロテスタントに改宗した人のようだ。昭和に入って「恵信尼文書の研究」から着想を得た「恵信尼公絵詞伝」を書いたクリスチャンの詩人で旧約聖書の翻訳を手がけた湯浅半月のような人もいるから、探せば他にもいるのかもしれない。
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