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110810/今年32冊目
徹底した実用主義に基づきオルグのいろはを説いた一冊。汎用性が非常に高い。
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左翼や右翼が場によって論理の組み立て方を変えているのは、彼らがバカだからではなくて、その場で味方につけようとしているターゲットが異なるからだということがわかった。
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再読。非常に重要なので、ネットでバトルしようとしている若者は皆読んでおくべきだ。
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これはすごい名著というか奇書というか怪書なのね。
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「問題だ」と誰もが不満に思っていても、大衆は声をあげて行動しません。
例えば、今の日本では、非正規雇用や女性差別など組織化して対応した方が良いはずなのに誰も動きません。
大衆を組織化するには、「組織化」する人が必要という事実があります
過去に、その性質を利用しようとする人が何人も出てきて、悲劇が生まれました。そう考えると誤った方向で組織化されないだけ、まだ日本は幸福なのでしょうか。
本書の内容が本当に大衆組織化に有効なのか分かりません。しかし、なにかしら世の中を変えたいと思っている社会起業家の人たちも、読んでみたら何か得られる気がします。
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村田宏雄著『オルグ学入門 新装版』(勁草書房)
2011.5発行
2023.11.20読了
香西秀信著『反論の技術 : その意義と訓練方法 (オピニオン叢書 ; 20)』のあとがきで紹介されていた本。旧版は1982年に刊行されており、この新装版も長らく絶版となっていたが、〈書物復権〉2023共同復刊で復刊していたため購入したもの。
Amazonのレビューによれば、筆者は民主社会党系の人物だったらしい(青木慧著『政労使秘団 : 組織と人脈』,汐文社,1983年3月 ,142頁 ,国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/12167474 )。
民主社会党とは、日本社会党にいた最右派のグループが1960年に結成した右派社会民主主義政党で、福祉国家建設を標榜しながら、共産主義を敵視し、日米安保条約の強化を求めるなど自民党以上にタカ派的な面があった。そうかと思うと憲法9条の改定には一貫して反対するなど特殊な位置付けの政党であった。
内容は、タイトルが示しているとおりオルグの指南書である。大衆を煽動するための技術が色々と解説されているが、本書で紹介されている技術はディベートなど他の分野でも応用できるだろう。こうした技術を自ら使うつもりがない人でも、他人に騙されないために相手の戦略を知っておくという意味で読んでおいて損はないと思う。
URL:https://id.ndl.go.jp/bib/000011221594