紙の本
これらを観て
2017/07/31 19:17
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投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジョジョのような奇想に満ちた作品が生まれたのか…。初心者にもわかり易くホラー映画映画を解説した入門書。
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タイトル通り、ジョジョの作者でお馴染アラーキーが、自身が大好きなホラー映画の素晴らしさを語る本。
でも、ホラー好きだからといって「ヤバイ人」「アブナイ人」という訳ではなく、「エンタメとして楽しむ人」「怖いもの見たさでおっかなびっくり楽しむ人」である事を推奨し、そしてその手助けとなるよう、独自の視点からの「ホラー映画の楽しみ方」を、ユルい語り口で語ってくれます。
まぁホラー映画はその性質上、人によってはとても正視に堪えない内容のモノも多々ある訳ですが、それらも「見てくれ!」というのではなく、「作り手の気持ちを分かってもらえたらいいな~」といったニュアンスで、自身の分析を展開してくれるので、生粋のホラー映画好きよりも、むしろホラーにあまり良い印象を持っていない人にこそオススメしたい本だと思います。
僕はアラーキーの分類からすると、「おっかなびっくり派」と「演出まで分析して楽しむ派」の中間ぐらいですけど、語り口と独自の理論・分析が面白くて、一気読みしてしまいました。
アラーキー選別のホラー映画一作ずつの解説本としても読めるので、好きなページをパッと開いてもすぐ入れる気楽さもグッド。
アラーキーファンでなくても、気軽に楽しく読める本だと思うので、「最近活字とは御無沙汰」って人にもオススメですね。
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タイトルに映画論とありますが、評論と言うより無類のホラー映画好きの著者が「このホラー映画はここがいいんだよね」「こっちのホラー映画も外せないよね」という感じでお気に入りの作品を好き放題に語っている感じです。
映画通好みの論考ではありませんが、とにかく語り口が実に楽しそうで、活字を追うだけで映画の醍醐味を味わえてしまうのはさすが。ところどころ荒木飛呂彦氏らしいユニークな視点があります。ゾンビ映画を語っている途中でイタリア・ルネサンスの話になるなんて普通の発想では出てこないでしょう!
挿し絵として荒木風ジェイソンや荒木風スティーブン・キングが入っているのが地味な注目点ですね。
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「リンク」のエリザベス・シューを持ってくるあたりが素晴らしくツボです。あと、章扉付近の挿画がかっちょええです。
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映画論というよりかは、お気に入りの作品の感想&ホラー映画への勧めのようなものでした。1970年代以降の作品から始まり、最近のものだと「エスター」「REC」辺りもカバーしていて興味深く読み応えたっぷりでした!
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荒木先生がベスト20に入れてるホラー映画を観たい。キングのは原作読んだからいいかなって気がする。リングはTV版の方が記憶に残ってる。ゾンビ、エイリアン、ファイナル・デスティネーション辺りを観たい。エイリアンはなぜか2しか観たことなかった。
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面白い!何が面白いというと人それぞれホラーの定義が違う事が面白いです。
ホラーといえども、色々と細かい分類があり、それをきちんと分けており、読みやすい!
キングだけまとまっていたのは、キングファンとしては嬉しかったです!
「呪われた町」に関してあるかな〜と思っていたんですが、その作品は無かったので、残念です。(荒木先生の「呪われた町」論を読みたかっただけです)
荒木先生といえばジョジョ。
ジョジョに影響を与えた作品をしれるのはジョジョファンとしても嬉しいし、ホラー好きとしても楽しめる一冊です。
新書なので、書き手の考えを知る…という一冊になってるとは思います。
ジョジョファン・ホラーファン向けの新書…ですね。
個人的には両方当てはまるので星5つ!
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取り上げられている映画自体は、割とスタンダードな作品が中心。2000年以降の、比較的新しい作品を多く取り上げられていて、ホラー映画の現在形がわかる様になっている。まえがきにある通り「あらゆる映画の中でホラー映画ほど面白いものはない」と思っている人には、かなり共感できる評論。
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荒木先生のファン必見。でもファンじゃなくてもその世界観に引き込まれるような語り口。押し付けがましい映画批評ではなくて、荒木先生の感想と自分なりの解釈を面白おかしく語っている。
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荒木先生が100本のホラー映画を紹介してくれる。
音や絵面、主人公の性格付け、ストーリー展開など、荒木飛呂彦なりの観点が書かれている。映画ガイドとしても読めるけど、ジョジョが出来上がっていく背景にはこんな映画があって、それぞれを分析して勉強したりしていたんだなあと思いを巡らせる方が楽しく読めます。
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漫画家・荒木飛呂彦が、その創作の源泉である「ホラー映画」について、十の項目に分類して独自の視点で語りつくしたガイドブック。
60年代以降から現在まで、S級からZ級まで、様々な映画を観てきた作者自身が選ぶホラー映画「ベスト20」のリストつき。
紹介されている映画を片端から観れば、どの作品が『ジョジョ』のネタに使われているか解っちゃって、ファンにはたまらないかも。
汚いけど面白いホラーもあれば、怖いけど美しいホラー、笑いと恐怖が程よくブレンドされたホラー、と一口にホラー映画と言っても色々な作品があります。「ホラー映画だから」と忌避するのではなく、まずはこの本を読んで、それから自分の嗜好に合ったホラー映画を探してみてはいかがでしょうか。
また、恐怖は想像力を豊かにします。子供に温めのホラーを何本か観せれば、危ないことをやったり危険なところに近づいたり、一人で行動して迷子になったりすることがなくなって、親に心配をかけない子になるかもしれませんよ?
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新書と言ってもかたい感じではなく、好きな作品を語ってたり、紹介してる本なので読みやすいと思います。読んでて荒木先生は脱出できない系が好きなのかなと感じた。せっかくだからホラー映画Best20に載ってる映画どれか借りてこようかな。
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スプラッター映画好きとして、興味深く読みました。
映画評論というよりは“とある人の好きな映画の感想”を聞いている感覚で読むと面白く読めると思います。
荒木先生のファンは読んでおいて損はない!氏の作品を読む際に少しばかりニヤリとできるかも。
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『JOJO』の荒木飛呂彦先生のホラー映画論。
私らが居酒屋で話しているようなノリの文章が好感です。
『JOJO』にも映画の引用がたくさんありますが、この本を読むとそのスキモノさ加減がよく分かります。
そういえば荒木先生のモンスターや「ありえない形の死体」は、どこか特殊メイクっぽい。CGではなくて。
その理由もこの本からは読み取ることができます。
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ジョジョファンとか荒木ファンとか抜きにしてもホラー映画入門書として素晴らしい出来だと思います。自分はホラー映画が苦手な方なのですがちょっと見てみたいなと思わせてくれました。レザーマンの怖さを体験したいですねw