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「持たざる国」の資源論 持続可能な国土をめぐるもう一つの知 みんなのレビュー

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みんなのレビュー9件

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紙の本

注目すべき論考

2011/10/02 14:54

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「はじめに」に本書の目的、意義、特徴、論点が著者自身によって、まとめられている。この本の主題は、そのときどきの時代の文脈の中で形成された日本人の資源観である。今日の資源観を支配している「原料・エネルギー確保」とは違った、他の有望な考え方が過去の日本で模索されていた。それらの考え方がなぜ採用されなかったのか、それを解析することが今日の資源問題を考える頼りになる出発点になる。
 「持たざる国」の資源問題について、過去に時代を先取りするような勧告や提案があった。そのような活動をした政府組織があった。なぜその活動が実際の行政に反映されなかったのか、その歴史の教訓を学ぶことは、遠回りに見えるとしても、将来への洞察を受け入れなかった当時の行政の問題点と、それを今度は私たちが克服する為の見通しを得やすくなる。「温故知新」である。
 民主党、自民党、官僚にもっと過去を勉強してもらいたいものだ。そして、自分たちが属している小集団の利益を考えるのではなく、日本国全体の将来を真剣に考えてもらいたい。彼らの政策立案にとっておおいに参考になることが書かれている。思いつきで提案したり実行したりするのではなく、これまでの地道な調査・研究・考察の成果を再検討し、着実に応用することである。
 まず認識すべきは、「資源」とは原材料(モノ)ではなく、また「資源問題」とはいかにして海外から原材料を確保するかという問題ではない、ということである。多くの人がそのように狭い意味で捉えて、対処してきたことが問題なのである。「資源」とは自然と人間社会との相互の関係性である、ということを理解する必要がある。特定のモノを資源にするのは、そのときの人間社会である。また、「資源論」とは、個別細分化された学問ではなく、学問領域を横断する総合論である。過去の日本において主流派にはなりえなかったが、このようなことを既に指摘していていた先人たちがいた。
 現在の日本の状況においては、本書は特に注目すべき論考である。

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2011/08/03 20:29

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2011/10/31 20:25

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2012/02/16 01:19

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2013/02/17 21:38

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2020/04/03 20:14

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