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「あなたは、あなたの食べたものでできている」という食品メーカーのコピーを思い出した。
たかが食べ物、されど食べ物。
季節を愛でるのと同じで、季節の食べ物を食べながら暮らしていきたいなあと思った。
読み終わったあととてもあたたかい気持ちになれた本。
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著者とは食べ物に関する感覚が似ているので、
大いに共感しつつ読めました。
しかしホワイトアスパラって美味しいんだ。。。
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角田さんの食べ物にたいするアレコレがわかる1冊。
読んでると 食べたくなったり、偏食度合に笑ったり、好きなものに共感したり、、、と楽しい本でした。
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エッセイは苦手だけれど
角田さんだから、という理由で読んだ。
食に対する考え方が
あまりにも違いすぎて
読んでいてつらい。。。
角田さんだから、という理由で
がんばって全部読んだ。。
P70 ポテトサラダ
P144里芋グラタン
P174レンコン焼き
P244西洋わさびごはん
は、作ってみたい。
P89なすと豚肉の相性はとっても良いと思うので
星2つ。
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「ごはんの時間が二時間ずれただけで絶望的な気持ちになる」という角田さんの食に対するこだわりが、楽しく読めた。野菜のほとんどを食べない極度の偏食だった子供時代、好きな物だけ食べれば良い、と育てたお母さん、すごいと思う。そして大人になって苦手な食べ物を一つひとつ克服して味わう喜びは格別なものでしょう。それがとても伝わってくる文章は、さすが。
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あぁ、美味いもの食べたい・・・。
本命塩「ナイス塩ット」
ありが豚「埼玉種蓄牧場サイボクハム」
脳内チーズ「よつ葉のシュレッドチーズ」
茄子にん/茄子入りギョーザ
せつなさと滑稽と南瓜/宝蒸し
加齢とわさび/わさびだけ海苔巻き
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ずっと殺人事件の本ばかり読み続けていたので、ちょっと疲れてエッセイを読みました。
色んな食材を取り上げて、春夏秋冬を巡るエッセイです。
季節の食べ物、私も大切にしたいなぁと改めて思いました。
肉と炭水化物しか食べられなかった著者が30歳のときに食革命をして、今では野菜も魚も珍味も食べられるようになったというエピソードがあちこちに書かれていました。
そして、著者の料理好き部分もよく描かれていました。
そういえば以前「小説で食べられなくなったら学生寮の食堂とかでご飯作りたい」と何かのインタビューで読んだのを思い出した。
おいしそうなレシピもたくさんあったし、ちょっと料理がんばってみっかな、と思えた一冊。
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図書館で。食べるものに関するエッセイはそうだよねえ、と心から同意出来るものとえ?そう?私はそうじゃない、と心の底から反論を叫びたくなるかどちらかであまり中間の感想が無いのが面白いです。私も1970年代生まれなので確かに昔はチーズと言えばプロセスチーズであり、アーティーチョークや生のマッシュルームも普通のスーパーには売っていなかった時代だったのをよく覚えております。今は随分と食生活が変わったものだなあと感心しますがでも今でもスーパーに置いてるメインの品ぞろえはそれほど昔と変わらないかも、と思ったりもします。
余談ですが私の育った近所のスーパーには何故か内臓系が充実していて肝臓・腎臓・膀胱なんか売っていたのをうっすら覚えております(しかもパック詰めで)。なんでだったんだろう?鳥モツも卵が出来あがって行く過程みたいなのが見えるパックでものすごい量であったなあ… 今自分があまり関心が無いので目に入らないだけなのかもしれませんが。
それにしても好き嫌いが多かった人の食べ物の話は偏見が多くて読んでいて疲れる気がします。多分今までに彼女と関わった方もだから美味しいって言ったじゃん!という気分なんでしょうね。自分はそこまで優しい人間じゃないので嫌いというなら食べなきゃいいんじゃない?ぐらいにしか思いませんが。そういう偏食な方が今まで食べなかった食物の美味しさに開眼するとうっとおしいぐらいにこれは●×じゃなきゃダメなの!!と押しつけがましくなるのは何ででしょう?親切心なのかもしれませんが正直ちょっとうっとおしい。そういう感じがしたので少し苦手でした。まあエッセイだし誇張して書かないと読者受けしないのでしょうが… でも自分も好きな本とかを友人に押し付けるとき結構おしつけがましいかも。反省、反省。
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図書館にて。
池波正太郎の小説を読んで以来、「料理の描写が上手な小説家はいい小説家」と思っている。
これはエッセイだけれど、期待にたがわぬ美味しそうな描写。
そもそもお酒が好きということで描写だけじゃなく取り上げる料理そのものにもとても興味があったが、まさに大当たり。
以前テレビで角田さんの一日に密着、というのを見たことがあったが、早起きしてお弁当を作り、きっちりお昼に食べていた。美しい、丁寧に作られたお弁当だった。
この本はまさにそんな感じ。丁寧に準備して、美味しい食べ方を模索し、やってみて、美味しい美味しいと食べる。
食べる人であると同時に作り手でもあるから、興味を持ってああだろうこうだろうとチャレンジするところも共感できる。
死ぬまでに食べられる食事の回数は限られている。凝ったものや高級なものじゃなくていいから、1回1回美味しいものをきちんと食べていきたいと思った。
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面白い文書を描く作家が食べ物に関するエッセイを書くと何でこんなにも面白いのだろうか。今は角田光代の作品、また読んでみようかなって気分。
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“朝7時、昼12時、夜7時。失恋しても病気になってもごはんの時間にきっちりごはんを食べてきた。しあわせで、たのしくて、おいしい食べものエッセイ。”―内容紹介より。
「私のごちそうさまレシピ」
れんこんだんご
かぼちゃグラタン
洋風鰹
ねばねば5色丼
鶏チャーシュー
茄子入りギョーザ
筆者は、元々偏食だったんだとか。でも、彼女の描く食材それぞれが美味しそうなこと…。サクっと読めます。
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料理にまつわるエッセイ。
友だちのブログで見て気になり、最初図書館で見つけて借りて読んだものの、これは手元に置いておきたいと思い結局購入。
著者の角田さんは超絶肉派で、しかも幼い頃から偏食気味で30歳を過ぎてから偏食を克服しはじめたそうなので、克服後もどうしても“好きにはなれない”食材があったりするけれど、そういうところも格好つけずに書いているところがいい。
好き嫌いはひとつもありません!みたいな完全無欠タイプよりは、多少の偏りがあるほうが人間味があっておもしろいと思う。
春夏秋冬の旬のもの、好きな食べ物、特別な食べ物、という風に分類されているのだけど、自分がどれくらい旬を意識して生きてるか少しわかったというか…
食べ物を人様に提供する立場として旬を意識することはあるけれど、自分ではそれほど食べてないってことに気づいた(笑)
自分でもきちんと食べることで意識できることがたくさんあるんだなって気づかせてもらえたので、これからは自分でも意識して取り入れようと思った。
角田さんの小説はよく読むけれど、エッセイは初めてだった。肩肘張らず読めて、さばさばしつつも女性的なところは、小説とも共通すると思った。
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私が普段うまいうまい、超うまい!と表現している(表現力がないからなんだけど)ような身近な食べ物のこと、を作家が綴る。読み物としても面白いし、挙げられたレシピや銘柄を思わずメモしてしまうような情報源としても役立つ本。やっぱり旬のものに尽きるよな、と改めて思った。「かわいや新玉ねぎ」が特に好き。新が付くと別物になる、というのが私の持論。(大賛成!)「新」が出るのは3月~5月くらい。新、好きの私は、このあいだ、ごくふつうに生活しているように見えて、内心、たいへん焦っている。3~5月、食べなきゃならないものが多すぎる。あーっというまに八百屋さんの店頭から消えていくので、その短い期間にがしっと食べておきたいのである。
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著者の小説、アンソロジーは既読だが、エッセイは初読み。エッセイの方も小説のイメージとは違う一面が見え、面白かった。今まで食べれなかった(食べなかった)物を食べられるようになった瞬間についてダイレクトに感情が伝わっていて、本当に美味しくて好きになってしまったんだなというのが感じ取れた。私もそのような経験があり、単なる食わず嫌いに過ぎなかったなと思う。年齢を重ねるごとによる食の好みの変化も、納得。今まで食べられなかった物が食べられたり、食べ物の嗜好も変わり、健康に気を使った食事になったりとなると感じられた。
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子供の頃から好き嫌いなく食べてきた者が損した気分になる。大人の口になってから初めて口にして感激し、目覚めていくなんてうらやましい。だが大人になるまでそのおいしさがわからなかったなんて気の毒にも思われる。