3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:胡柚子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『テルマエ・ロマエ』などで大人気のヤマザキ マリさんの作品。イタリア、ブラジル、シリアなど6ヵ国を舞台に、中高年の恋が描かれた短編集です。国がちがっても、トシをとっても、人の心は変わらないよねと改めて感じます。素敵な恋をしたくなる一冊。
投稿元:
レビューを見る
最後の話のおじさんがものすごく好みです。
ベアトリーチェはヤマザキマリさんに顔がにていると思います。
投稿元:
レビューを見る
中高年の恋愛を描いたシリーズ。
著者本人も書いているが、枯れ気味の大人を描くほうが、若者を描くより好きなんだろうなー、と思った。
投稿元:
レビューを見る
世界各国の中高年の人たちの恋愛模様。
連作短編なんですが、必ず前の回の登場人物が何らかの形で今回の話にも繋がっていて、まさにSix Degree of Separation。(初回の主人公とその娘が、次の回の舞台の島にバケーションに来てたりとか、前の回の写真家が今回出てくる脇役のおばさんの息子だったりとか)
人の目を過剰に意識するイタリア人の親父に笑うも、「これくらいしないと私も女子力落ちる一方だよ、見習わねば!」と思ったり。
世界各地を転々としている(イタリア、ポルトガル、シカゴ)ヤマザキマリさんらしい一冊。
投稿元:
レビューを見る
帯の「イタリアーツバルーデンマークーブラジルー
シリアーアメリカ」ってのをみて久々にマンガ購入。
温泉マンガよりこっちの系統のが好きだな。
投稿元:
レビューを見る
じんわりと心に染み入る物語。
ツバルの中年夫婦のあり方が身につまされて切なかった。
見慣れた夫でも、他人の視線を意識するとまた違ってみえるものなのかもしれない。
几帳面すぎるコンシェルジュの話も最後にほろっと来る。
若者の恋愛より、中年老年の恋の方が切なさが募る。
投稿元:
レビューを見る
『テルマエ・ロマエ』のヤマザキマリ最新刊。 タイトルのとおり、世界のさまざまな国の恋や愛の風景を描く連作集です。 すべてのエピソードが中高年を主人公に据えているため、落葉期の味わいを感じさせます。
沈みゆく島ツバルを舞台にしたお話があります。二組の夫婦の機微が胸に沁みるのですが、南の島で暮らす人々はこんな繊細な問題で悩まないのでは? という先入観が邪魔をするかも知れません。
私の場合がそうでした。
意外なところで気づいた自分の偏見。
投稿元:
レビューを見る
年を経るからって恋愛がうまくいくわけじゃない訳で、
不器用な主人公ばっか。
でも、その不器用さを愛で包むから、
年を経るのも悪くないって思いました。
うちの父母も物語化したいなー
投稿元:
レビューを見る
世界の中高年男女の恋物語。おじさんたちが、間抜けでかわいらしい。イタリア男のうぬぼれっぷりとか、もう想像できてしまっておかしい。ヤマザキマリさんは、そういうかわいらしさをすくい取るのがとてもうまい人だと思う。実生活で見たら、そういう人ってダメダメだったりしそうだけども。
投稿元:
レビューを見る
ブランチで紹介されていたのを見て、読みたくなった、という私にしては珍しい展開があまり良くなかった。どうしても、番組で紹介された時の印象がキラキラし過ぎていて、実際読んで「ふーん、こんなもんか」になってしまうのである。ある意味すごい、ブランチの紹介コーナー。どちらかといえば、あのコーナーからは作者の人柄を好ましく思って買いたくなったんだけどね、中身というより。
帯には「中高年の恋模様」とあるけど、何も年齢だけの話じゃなくて。世界中で営まれる人々の生活を切り取った短編集というのは素敵。異なる環境、価値観、性格、見た目を持った人間それぞれの、全然異なる生活。だけどつながっているし、人が人に対して抱く思いってのには共通のものがあるよねぇ、と。いい気持ちになれます。
ブラジルの話なんかおしゃれな短編映画になりそうよね。でも一番好きなのはシリアの話。知らない者同士のちょっとした心の通い合いってモチーフが好きだから。べたべたした優しさではなくてね。利害関係がなく、今回限りの継続しないもので、気まぐれだけどその人の人柄が出るような、一瞬の事故みたいなものだからこそ、心に残る。で、色恋じゃない。そういうものに憧れがあるのです。意外と乙女趣味?
投稿元:
レビューを見る
中年でも老年でも、恋愛していいよね。誰かに恋するって素敵です。
街の若者に恋したり、夫婦がお互いの存在を再認識してみたり。
年をとると自分にばかり気持ちが向いてしまいがちだけれど、「他人」を強く意識することってとても大切だなって感じました。
自分がそういう年齢になったからこそ、余計に心に沁みるのかもしれません。
投稿元:
レビューを見る
オムニバス漫画とかでよくある、前回の人物や要素をちょい出しして数珠繋ぎ感を出すことを世界規模でやってていいねw
投稿元:
レビューを見る
ワールドワイド中年恋愛オムニバス。映画のような各国の恋愛模様。しかしリアルかというと多分そんなにリアルでもないのだろう
投稿元:
レビューを見る
いくつになっても、日々恋愛な、おじさま、おばさま。
なんてことないんだけど、この二人はどうなるんだろう、って、どきどきはらはらする。
投稿元:
レビューを見る
「テルマエロマエ」のヤマザキマリが、世界各地のパーソナルな恋愛模様を描いた短編集。あとがきで年配者を書くのが好きだと語られているように、いづれも年配者が主人公の物語です。
ひとつ前の話との関係が、おまけ要素的にちょっとだけ出てきます。
タイトルから、勝手に壮大なストーリーを期待してしまうと肩透かしを食らうかも。