もうこれ、わざとなんじゃないのかな?
2012/01/23 21:05
4人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
この世には正義の味方なんていない。平凡な毎日しかないけれど、それでも十分楽しめる。それが、籠島諦が持っている信念だ。そんな彼の周りには、他の人とはちょっと違った女の子たちがいる。
クラスメイトの織野栞は、研究機関に開発された超能力者で、反逆した超能力者を倒すために戦っている、という設定の映画に参加している女の子。トリックとは思えない超能力による派手なアクションがあったり、大学サークルとは思えない大爆発も起きるけれど、本物の超能力者なんているはずがないから全部気のせい。
後輩の栗栖・クリムゾン・紅莉亜は、怪物に寸断された僕の右手を魔法で直してくれた様な気がするけれど、それは全部僕の夢。魔法使いみたいなローブを着ているけれど、それもマンガのコスプレだろう。だって異世界から来ている魔法使いなんているはずがないから、全部気のせい。
先輩の神楽井もにゅみは、未来からネット世界の平和を守るために来た電脳戦士で、しゃべるぬいぐるみを持っているみたいにしているけれど、ホントは腹話術で寂しさを紛らわせているかわいそうな人なんだ。
みんな、一緒に遊んでいても、突然の腹痛や何かで急にいなくなっちゃうけれど、別に呼び出しを受けた正義の味方っていうわけじゃない。だって世界は退屈なんだから。
そんな鈍感さが、時に憎たらしく、でも、日常から離れたヒロインたちを癒してくれる、無自覚で罪深いほど鈍感な主人公が繰り広げるラブコメです。もうこれ、わざとなんじゃないのかな?
最近、こういう王道の裏を突く傾向が新作によく見られる気がするなあ。
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パロディというか、メタもここまで来たかと。
お約束をお約束として気にしないことを前提としている、というかネタにしているので、話が雑だなーと思う人はいるかも。
ヒロインは三人いますが、神楽井先輩のかわいそうな勘違いのされ方というか、ちょいちょいはさまれる小ネタが好きでした。ファストファックはひどいw
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いや、気付けよ!
きっかけは、この紹介記事。
http://www.4gamer.net/games/115/G011590/20110819046/
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この世界には
「はるか未来から訪れた電脳戦士」も
「異世界からやってきた魔法使い」も
「研究機関の指示で戦う超能力者」も居るわけが無い.
鈍感を拗らせた少年と,訳アリな少女たちのラブコメのようなもの?
ラブコメになってるのかどうかすら怪しいものがあったり….
というか,そろそろコロコロコミックからは卒業しようぜ.
面白かったよ.
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超能力者っぽい同級生と、未来電脳戦士的な言動をする先輩と、魔法使いのコスプレをしてるらしい後輩と知り合ってから色々変なことが起こるけど、どれもこれも気のせいに違いない、というはなし。目の前で魔法が飛び交おうがテレポートしようが気づかない主人公。
最近気になってる「平凡に憧れる系主人公」の極端なパターン。本当にまったく気付いてない主人公と、バレバレな誤魔化しをするヒロインの掛け合いがおもしろい。ハルヒのいないハルヒ世界てきな。
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まるで、電脳戦士、魔法使い、超能力者、であるかのような言動の多い女の子達と、とことん気づかない主人公の男が登場する物語。
鈍感男ものと考えると珍しくないが、この男は、人が空を飛ぼうが火の玉が飛ぼうが、勘違いや撮影だから、で納得してしまうレベル。
女の子達は、ひたすらボロを出し続けているのにも関わらず。
楽しめるポイントは、
女の子達のキャラのかわいさ、
女の子達のボロ出しオンパレードvs主人公の気付かなさ、
この二点かな。
読み始めは、安易な設定だな、と思っていたけど、うまくまとまっていて、面白かったです。
次巻も買います。
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主人公が鈍感な理由が何かあるのかと思ったが、ひたすら鈍感なだけだったり、ヒロインが三人もいるせいでそれぞれの設定が中途半端になっていたりと惜しい作品。
何も気づかない主人公というのは新鮮だがつまらない・・・
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昔ヒーローに憧れていた少年は、平凡を愛する少年に。
そんな彼の周りでは、ものすごく怪しい美少女が3人。
いつも切羽詰まった表情で去って行く同級生に
コスプレした下級生に、腹話術の上級生。
どんなに怪しい状況で出会っても何も言わない主人公が
ありがたいような、ありがたくないような?w
何故これほどまでに鈍感…というか
相手を信じているのか。
それは最終的に分かりますが、そこも考えると
非常に素直な人物、と言えるかと。