紙の本
テッポウ
2019/04/30 21:51
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
トレーニング一覧表がついているので、毎日のメニューに取り入れやすいと思います。相撲ファンなら特に楽しんで続けられそう。
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『1000年超えて残る文化にスーパースターはいらない』
単なるトレーニング本ではなかった!
腰割りトレーニングが非常に効果的であったため、この「テッポウ」トレーニング本も購入してみたが、今回の本は「身体文化論」として面白い。
特に本の中盤にある「元・一ノ矢(著者)」と「内田樹」さんの対談が面白い。
相撲が1000年以上生き残ってきたのは「腰割り」「すり足」「テッポウ」を通じて仕組みを学べば、「単なるデブ」でも「身体能力に優れた者」に勝てるようになるからであると二人は語る。
つまりスーパースターがいなければ、技術が伝承できない文化は3代もしないうちに潰れる。続いている文化・技術はすべて「特別な才能」を必要としてないほど「システム」として優れているものということだ。
そういう目で相撲と現代スポーツを見たとき、将来的に生き残るのはやはり相撲なのではないだろうか。
アメリカンフットボールやサッカーが普通の才能の人間でも一流になれる技術、仕組みを作る前に「文化」として滅びる可能性を僕は否定できない。
一方で本書の中でも指摘されているが、現在の相撲は「スポーツ化」し、身体能力に優れた選手を生み出そうとしているように見える。
生き残るために、万年継承される技術・文化の体系としての相撲に回帰し、「腰割」「すり足」「テッポウ」にこだわる角界になることを強く願う。
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空手の基本は突きと蹴り、相撲の基本はシコ、テッポウ、スリ足ですね。元一ノ矢 著「テッポウトレーニングでみるみる健康になる」、2011.7発行です。私は、毎朝、学校正門門柱を前に両手で壁押し(高さを変え、両手の幅を変え、)をしていますが、この本を読んで、壁押しはテッポウと共通するものがあると思いました。ポイントは肩甲骨だと思います。今度、腕(かいな)を返した状態(肘を上げて、腕を内側にひねった状態)での壁押しも試してみます。
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相撲のトレーニングであるテッポウについて説明されておりとても参考になりました。
相撲の四股やテッポウなどは伝統的な稽古方法というだけでなくとても合理的だなと感じました。