紙の本
ジェレミー
2015/09/28 17:29
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投稿者:のきなみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
この作品の中でジェレミーはやっぱり外せないキャラなんだなぁと。初期とは少しキャラが変わってきている気もするけど人を上手く操ってるところとかはやっぱりジェレミーで素敵。
ただそもそもジェレミーは無実だよって後出しされるのはちょっと・・・・この作者は伏線をはってひっくり返すのが得意だと思うのでもう一捻りあると信じてます。
この頃海外の作品がなかなか翻訳されなくなってきている中、このシリーズは続いてくれてて嬉しいです。
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連続殺人犯・ジェレミーが施設から脱走しニューヨークに潜伏。カーソン・ライダーは彼の弟であることを隠しつつ捜査に協力するのだが……。
スピーディな展開の裏に隠された緻密な構成に脱帽。ある重要なシーンを冒頭に持ってくる大胆さ、周到に計算された誤導や伏線は見事としか言いようがない。カーリイ ってこんなに巧い作家だっけ?。
シリーズの次回作への期待も高まるね♪
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カーソンの兄、ジェレミーの巻
天才美形青年殺人鬼ジェレミー(ちょっとツンデレ)
好きでないわけがあろうか、いや、ない。
ただ、予想外にレクター博士化
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つまらないという訳ではないが、少しご都合主義的なところがあるように感じてしまった。それでも、いたるところに張り巡らされた伏線が次々と回収されていく様は見事で、気持ちがいい。
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シリーズなのに気付かずにいきなり4作目を読んでしまいましたが特に問題なく堪能して読了。遡って読むつもり。シリーズ前作までは気になりつつも装丁のドクロがイヤで敬遠していたやつだ、、、、でも面白かった!事件は大変血なまぐさく、犯人は幼少の頃から筆舌尽くしがたい虐待を受けており、こんなのをウハウハと面白がっている自分をどうかと思うほどだが、面白い。登場人物の心理描写と、ストーリーの組み立て、謎ときが何層にも重なったち密な構造になっていて先が読めないままわーっと最後まで引き付けられます。ありがちな尻すぼみになることもなく、無理に強引なところも無く、大変良く出来たミステリです。しかし血なまぐさい。でも描写がそれほどしつこくないので、娯楽小説としてスッキリ読めます。読後感も爽やかです。
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これ、すげー。
ここ何年も、日本の作家しか読んでいなかった私。
お恥ずかしながら覚えているのはスカーペッタシリーズとか。
で、たまたま会社にあったのを読んで、
もう目から鱗とかがつんとハンマーで頭を殴られたみたいとか。
なんとも説明できない、このすごさはなんだなんだ?
とにかくオモシロい!
ネタバレるのであまり詳細は書けないけれど、主人公と相棒・ハリーのやり取りと、
主人公の邪悪な魔法の杖であるジェレミーのキャラがもう、最高。
これだけの感動は、羊たちの沈黙以来かも。
あるいはボーンコレクター。
洋モノを読み慣れるまでに時間がかかり、
(だって変な形容詞とか日本人にはわかりにくい比喩が多いんだもん)
しかしこの作品で、久しぶりに洋モノの扉を開いちゃう予感。
最後に一言。
これがシリーズ物の3作目とは‥あうぅ。
ちゃんと最初の1冊から読んでいたらきっと、その伏線に泣いていただろう。
伏線を知った上で読んでもなお、最高作品だと思うけどね。
映画化されないのは、なんでだろう?
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連続殺人犯のジェレミーが収容施設から脱走し、NYで三度凶行に及んだと言う。ジェレミーの弟・カーソンは兄の犯罪計画を阻止すべく捜査に加わるが…。
いやー、面白かった。
話の展開とかは予想の範囲内だったけど、それでも頁を捲る手が止まらなかった。
「百番目の男」からリアルタイムで読んできているけど、カーリィは本当に1作毎に成長がはっきりとわかる作家だ。
1作目は荒削りで強引だったけど(それはそれで悪くなかった)、今作では角が取れて、気がついたら先に進んでいるという風に読み手を引っ張っている。
そしてなによりジェレミー兄ちゃんの活躍が素晴らしい!
知性的で魅力的で狡猾で、今回檻の外に放たれたことでその魅力を
余すとこなく発揮してくれている。
兄ちゃんファンには嬉しい限り!
そしてこの兄ちゃんと、悩める弟(そりゃ、容疑者のシリアルキラーが兄なんて口が裂けても言えない)カーソンの脳みそをフル回転させての対決が全編を通して堪能できる。これがまた面白い!
それだけでなく、事件の本筋に絡んでくる様々に張り巡らされた伏線、NYPDとカーソンのやり取りなど、まさに1冊で2度3度と美味しいミステリだった。
本を閉じたあとに、すぐまた読み返したくなったのは久しぶりだ。
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ハンニバル・レクターの遺伝子を引き継いだかのようなシリーズの4作目。
あちこちにパズルのピースが置かれているのだけれど、全体像は最後まで解らない。
エンターテイメントとして文句なし。
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とても緻密な計算のもとに書かれた本格ミステリの傑作。シリーズを最初から読んでいる人にとっては、いろんな意味で感慨深い作品とも言えるだろう。少なくとも私は、中盤辺りで発したジェレミーの一言に、全身が粟立つような気持ちになったし、ちょっと泣けた。
これからのシリーズの展開が楽しみだし、できるだけ次作が訳出されることを期待している。
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ジャックカーリー最新版、これはおもしろかった。 2巻目のデスコレクターはつまらなかったので3巻めは買わなかった。 これはカーソン刑事シリーズの4巻め。 カーソンはいまいち感情移入しにくいけれど、これはおにいちゃんが主役のような物(あのおにいちゃん)ありでした!
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カーソン・ライダー最新刊、ジェレミーも出るよの巻。
この主人公は感じがいいなー、あんまり出番がないけど相棒もいい味出してるなー、それにしても事件は血腥いぞ……おやっ?なんか妙に既知感が……あ、(ポン)頭蓋骨じゃん!!
『百番目の男』も『デスコレクターズ』も『毒蛇の園』も読んでたわ、わたし。それも結構面白く読んでたのになー、途中まで前作が頭に浮かばなかった。しばらくぶりの新刊だったせいにしておこう。
巻を追うごとに読みやすくなり、ジェレミーは曲者度を上げ、事件はセンセーショナルで、カーソン刑事は爽やかだ、というのが魅力かな。
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これは面白い!
狩人としての本能を持つ、凡庸にして凡庸ならざる刑事カーソン・ライダー。
その兄にして、天才的なシリアルキラーであるジェレミー・リッジクリフ。
施設から脱走した兄を追い、カーソンはNYに飛ぶ。そして巻き起こる残酷無残な連続切り裂き殺人事件……という体裁のミステリーです。
とにかく構造が精緻にして巧妙。最後の一文で全部がひっくり返る、といったタイプの作品でこそありませんが、計算された物語の配置は幾何学的ですらあります。特に中盤以降、カーソンが狩人の本能を目覚めさせてからは手に汗握るの一言。サスペンスとミステリの融合として出色でしょう。
キャラクターも大変に魅力的。クールでスマートなシリアルキラーたるジェレミー・リッジクリフに目が行きがちですが、主人公カーソンの造形も素敵です。なまくらにしてカミソリ、とでも申しましょうか。一人称が「僕」というのも、ジェレミー以外とはどこか距離を置いたようなカーソンの造形にマッチしています。
一気読み保証。お勧めです。
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シリーズものの最新作だったんですねw
全く知らずに読んだけど、すごく面白かった。
話の流れももちろん緻密に書かれた伏線は
最後の最後までひとつ残らず意味を持って
無駄なものも足りないものも全然ない感じ。
ウイットの効いた文章も
血なまぐさい事件を扱って、眉をひそめそうな内容の本なのに
途中何度も噴き出しそうになるくらい。
他の方のレビューを読ませていただくと
最新作が一番面白いとのことだけど
せっかくなので全部読もうと心に決めました。
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サイコと本格という組み合わせは、配合を間違うと実に中途半端な着地に終わるのだか、このシリーズにそんな危惧は野暮というものだろう。本格ファンもサイコ好きも楽しめ、なおかつこのコラボの醍醐味を充分味わえる展開となっている。
中盤、疾走感がややスローダウンしたかと思っても一休みするなかれ。水面下で周到に伏線が張られているので、余力を残しておかないと、怒涛の後半でへろへろになる恐れあり。
節目節目の展開がやや強引だったのと、サイコパスのキャラがステレオタイプだったことはちょっと引っ掛かったが、意味深なタイトルも含めて、トータルの完成度は非常に高い。中毒性があり、確実に成長している魅力的なシリーズである。
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面白かった!前に読んだ「デス・コレクターズ」があまり好みではなかったので、これもそんなに期待せずに読んだのだけど、まさに巻を置くあたわずの一気読み。
巧緻なプロットで、見事な伏線が張られている。最後の最後までハラハラドキドキ。思いのほか黒々とした雰囲気がなくて読みやすかった。そろそろ年末のベストテンの行方が気になる頃だけど(このミスの予約もしたし)これもきっと上位に入ってくるんだろうなあ。