紙の本
妖怪すら生み出す人の闇
2012/01/24 12:47
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投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
奴良リクオ率いる三代目奴良組が敵対する百物語組の起源は、二代目・奴良鯉半にまで遡る。時は五代将軍・徳川綱吉の頃。開府以来、繁栄の一途をたどる江戸の町には、その光に比例するように、色濃く影も落とされていた。
奴良組のシマの中に現れる、人間を傷つける妖怪たち。その存在を、畏れを生み出しているのは、山ン本五郎左衛門という豪商だった。百物語を行って妖怪を生み出し、それに人を襲わせることで畏れを集める。それに賛同する人々を権力者の中に見出し、それを拡大していく。
そんな現状を江戸の町を遊び歩いていることで覚った奴良鯉半は、その根源を探る中で、百物語の妖怪を守る黒田坊に命を狙われるのだった。
このシリーズは、妖怪が悪さをするのではなく、その力にみせられた人間の欲望が最悪の妖怪を生み出していくという含みのある構成で、そのために山ン本五郎左衛門はちっぽけな人間らしい人間として描かれている。その落差から妖怪を産み出す心の闇が凄まじいのだ。
安定した売上があるからこそ許される、主役が登場しない展開。でも、羽衣狐の依代として利用された山吹乙女が幸せだった頃が見られるので良いかもしれない。
おまけもたくさん収録されている。
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若かりし頃の首無はカッコいいなぁ……ww
まあ、でも、今回は振り回されっぱなしだった気がしないでもないが。
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今巻は全編江戸時代。
なんで主役はリクオの父である鯉伴。
回想とかでちょこちょこ出てきてはいたけど、いよいよ本格的な登場です。
「色男」ぶりは、奴良組三代の中では随一じゃ?
もっともリクオは、初代、二代目と比べるには若すぎるけど。
しかし、やっぱり喰えないというか、大胆不敵なのはぬらりひょん!
まさか、あの歴史的人物ともご友人とは。
というか、どうしてそんなところに入り込むのかが謎だけど。
…ご飯がおいしいからかなぁ、やっぱり。
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二代目が中心に活躍するストーリー。昔の首無や奴良組に入る前の黒田坊など、今とはまた違った顔を見せる面々が見れる。
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H23*09*27*Tue 00:15 読破
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前巻の内容忘れた(°□°;)とか思いつつも読んだ18巻でした。
時代は江戸時代。
椎橋先生の絵は江戸とか妖怪とかなんだか………
空想上の?絵が本当に似合うと思うのですねー(*^o^*)
江戸時代なんで
鯉伴とぬらりひょん、乙女が活躍!!
黒田坊と出会い?と百物語編らしく、
そこら辺が描かれています。
所々に挟まれる 乙女の登場。
これからについての伏線なのかな?
次巻は黒田坊が正気になって杯を交わすのかしら?
楽しみです。
以上、
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H23*06*23*Sat 読了
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やっぱグロい絵だな〜
--あらすじ--
ぬらりひょんの孫 18巻
時は江戸・元禄年間。
奴良組二代目・鯉伴は神出鬼没の遊び人だが、敵の急襲を受ければ鮮やかに斬り捨てるっ!
そんな中、奴良組のシマに奇妙な妖が続出!!
そこには闇に蠢くある人物の黒い思惑が潜んでいて…!?
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百物語とは酷いものですね。
鯉伴と乙女、雪麗がかわゆす(((o(*゚▽゚*)o)))
山ン本さんの分離はグロいってば!!
百話目き内容がひどすぎるし(笑)
次巻もグロいがめげずに読むどー
End.
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百物語から更なる妖怪が生まれるってのは良いですね。それにしても、やっぱり現代の妖怪譚よりも昔の江戸の妖怪の方がしっくりきますねぇ
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「おいおいもぅ幕引きにしてぇのに 主役の口上は聞くもんだぜ…」
やっぱり過去編は苦手だな…。
鯉半は好き。
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茶を与えたのは誰だよ。
最初からもう人間捨てちゃってるじゃん。
自ら妖になる前から、すでに人間ではないよ。
そもそもからしてそういう存在である訳ではないのなら、どこかで誰かがそういう存在にしてしまったのかもしれない。
そうして物語は続いていくのかもしれない。