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紙の本
後半になると面白くなる
2012/01/24 11:50
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくま - この投稿者のレビュー一覧を見る
鬼や妖怪の正体だと考えられている、感染性のウィルスにより異形化した人間・イルが歴史の表舞台に登場するようになって10年ほどが過ぎた。高遠楓は紀尾井竜玄から学んだ剣技を霊刀撫鷲でふるい、夜な夜なイルの辻斬りを続けていた。ある目的を果たすために…。
そんな少年がイルと戦っている最中に、ウェイトレスの格好をした少女・七条明日花が割り込んでくる。彼女はイルと戦う政府機関、内調イル対策課の実働部隊員だった。お互いに邪魔し合いながらの対イル戦闘となったが、体勢を崩した明日花をかばってウィルスに感染してしまった楓に対し、明日花は抑制剤を打った自分の血で異形化を食い止めようとする。それはある意味で成功したのだが、代わりに二人とも細胞の性質が変化し、そして、互いの感情や、損傷が伝わってしまうリンクが発生してしまった。
そんなわけで連れて行かれた対策課の本拠地は、メイド姿のウェイトレスがサービスしてくれる喫茶店。全員、対策課のメンバーらしい。そして彼女たちと協力関係をしぶしぶ結ぶことになるのだが、それぞれ主張が強く、なかなかに大変なことになるのだった。
最後の方にかけては面白い展開になっていくのだけれど、前半は個人的に退屈過ぎた。特にキャラの書き分けがきちんと出来ているように思えないのに、大量に似たようなキャラクターばかり出て来るのでよく分からない。主役級の二人に至っては、似たような口調で怒鳴り合うので、本当にどっちがどっちか分からない。今回登場したキャラは今後、有効に機能し切らない印象なので、もう少し減らしても良かったのではないかと思う。
でも後半は面白い展開になって行くので、続巻は出て欲しい。そして本来活躍するキャラたちは、きっちり書き分けて欲しい。
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