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■ウェブ担当者に関して
・ウェブ担当者はウェブ解析を事業の成果に結びつける責任がある。
・そのためにはウェブという視点から離れて、企業全体、事業、課という視点で見る必要がある。
・ウェブ解析を事業の成果につなげる人がいない、つなげる説明ができる人がいないことがウェブ業界の問題となっている。
・レポートは見る人の立場に合わせて作成することが大切である。例えば、事業部長にとって価値あるレポートはウェブやアンケートによるサービスに対する顧客の声である。
■ウェブ解析に関して
・ウェブ解析をビジネスの視点から行えることが重要であり、基礎である。
・ウェブ解析の業務は、①解析ツールを見ること、②レポートを作ること、③対策を考えて施策立案することの3つに分類され、①10%②30%③60%の割合で取り組むことが理想的である。
・ウェブ解析のデータは精度を求めれば求めるほど誤差が増える。
・仮説検証によってウェブ解析の正確性や信頼性を高めていく。
■KPIに関して
・KPIはウェブ解析と事業の成果をつなげる接着剤である。
・一度で正しいKPIが見つかるのは稀である。
・成果につながらないKPIは適宜変更する。
・KPIが役割を果たすには「単純明快」が重要である。
・KPIを回すためには、①納得感、②自信、③定点観測の3つの要素が大切である。納得感は接着剤としての納得度、自信は定点観測の継続により培う。
・KPIを達成した時に何が証明されるのかという仮説を持つことが重要である。
・KPIは仮説をもとに立てたものであり想定と違っていれば、「KPIの立て方が問題」ではなく、「なぜ想定した仮説は間違っていたのか」あるいは「なぜKPIは仮説を証明できなかったのか」を議論すべきである。
■他社事例について
・人気のないカテゴリーのページを全て閉じてしまうことによって事業の選択と集中を実現する(リロケーション会社の事例)
・今までウェブを活用できていなかった「自社の強み=既存顧客の愛」をコンテンツにして新規顧客開拓(サプリメント会社の事例)
■その他メモ
・マーケティング活動は調査活動でもある。もしくは調査活動を意識したマーケティング活動をすることで博打のような施策の実施を回避することができる。
・費用対効果をギリギリまで追い込むような指標は、確かにわかりやすいし大切だが、それだけでは先がなく、「費用を下げて成果を下げる」という動きしかとれなくなる。
・想定した成果を得られない時に「KPIの立て方が間違っているのではないか」という議論はナンセンスである。
・営業に「○○というキーワードでGoogleで5位だったのが3位になった」と伝えるよりも「□□会社が△△というページを見ていたよ」と伝える方が喜ばれる。
・CRMではRFM(Recency:最終購買日、Frequency:累積購買数、Monetary:累積購買金額)分析やLTV分析によって顧客を分析することが重要である。
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毎日のアクセス数に一喜一憂したり、検索エンジンの順位に一喜一憂したりするだけのアクセス解析は何か違うと感じていました。しかし、それをクライアントさんにうまく説明する根拠を提示するだけの知識も経験も不足していた私。「そーそー!データはそうやって見るんだよね」ということを、うま〜く説明してくれてる本です。クライアントさんにアドバイスするときの参考になります。
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KPI設定せないかんなーと思いつつPVしか見れてない現実。自社に関しては解析しやすいようにサイト構成上の重複を減らす作業が必要となりそう。
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Web解析=仮説検証, PDCA。まじめな本。バックエンドのシステムにこんな機能が組み込まれていたら便利そうだなと感じた。また読みたい。
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* 内容が具体的かつ分かりやすくとてもよかった。
* セオリーやツールに振り回されないで、ウェブ解析をどう進めていけばよいか具体例を挙げながら書かれていて、説得力があった。
* KGI, KSF, KPI の関係が分かりやすく書かれていた。
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【ウェブ解析について分り易く解説!】
ウェブ解析について、とても分り易く解説されている本。「ウェブ解析」という言葉が、この世の中であまり知られていない時代から解析を始めている作者が、初心者向けに書いている本なので、これからウェブ解析を始めようという人には、とてもオススメ。
ただし、やってナンボなので、読んだだけでは意味はない。
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すごく奥の深い本でした!
ウェブとリアルの事業が直結した具体的な考え方が書かれているので、何度もじっくり読みたいと思う本です。
ウェブ解析士の試験を受験する前に、読みたかったです(笑)
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KGI、KSF、KPIをどの様に捉え、どう設定するかについて事例を用い、思考法を取得するため読みやすいです。KPIを重視する人は多いですが、すべてではなくてKGI達成が大切なんだよ、って話です。