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情報化社会の表現の自由 電脳世界への憲法学の視座 みんなのレビュー
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紙の本
法律学者から見た情報化社会
2011/09/23 05:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いち研究者 - この投稿者のレビュー一覧を見る
情報流通の急速な拡大をふまえ、憲法学の視点から表現の自由の原理・理念の今日的な意義を、米国の裁判例と理論に依拠して考察する。
筆者は、カリフォルニア大学バークレー校大学院プログラムでS.J.Dの学位を修了。情報化社会におけるアメリカの判例を通じて、日本の表現の自由を検討する意欲作。
奥平康弘名誉教授の『なぜ表現の自由か?』では、表現の自由には一種の衝撃が必要であり、「なぜ」を問うことが重要であると説く。情報社会論にありがちな目新しさだけを追求するのではなく、なぜ表現の自由が保障されるのか、という姿勢から、判例や議会制定法が人の行動を規律しているというレベルで検討している。
「憲法の想像力」で扱われるニュルンベルグ判決・「見ればわかる」と合わせて読むと、現代の日本の表現の自由、特に情報化社会における問題状況を理解することができるだろう。
思想の自由市場論について「法と経済学」のアプローチの限界を認める点が興味深い。
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