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小説10冊目の節目~ユリカは親に捨てられ施設で育ち,銀座の高級クラブで矢田にスカウトされ池袋で娼婦に扮して男に近づき薬で眠らせてから写真や動画を撮って弱みを握る手先として働いている。施設で唯一話す相手だった長谷川に町で声を掛けられ居酒屋では施設長の近藤とも顔を合わせるが,その帰りにお守り代わりに持ち歩いているナイフをいつの間にか奪い取った男は,木崎という男は危険だと囁いた。長谷川を介して接触してきた木崎は矢田の秘密を渡せと迫り,矢田は木崎に接近せよと云う。それぞれが渡したデータを元に両陣営は画策しているらしいが,偽のパスポートを手に海外に飛ぶつもりだ。日本の大臣がアフリカの産油国でテロの犠牲となり,その省庁の官僚が複数自殺し,逃亡中だった証券会社の役員の死体が見つかり,独立行政法人の役員がマイクロバスで事故に遭う。パスポートを受け取りにあったホテルの駐車場で木崎に捕まり自分の命は突然吹き消されてしまいそうだ~利用されている人間なんて真相は知らずに翻弄されるだけだね
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こういうのちょっと苦手。黒くて暗いものがあることは否定しないけど、どうせ読むなら心が温かくなるものが好き。良し悪しより好みの問題ね。
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やはり、面白かった!
期待通りで読むのがやめることができず、一気読みだった。
中村文則さんの作品は今まで読んだものはどれも一気に読んでしまう。
なんだろ、世界観が好きとかそぉーゆーんでもなく、結末が気になるってゆーのでもなく・・・すぐ次が気になる!次の文章が知りたくて知りたくて気づいたら読み終えている。
僕にとって不思議な作家さんだ。
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姉妹作を読んだことがあったので、興味があり読んでみた。前作の時の新鮮さは感じられず・・。作者のついてくるところは、よくわかるんだけどwwもちろん、前作同様、ダークサイドのお話で暗い。途中、さて結末はwwどうなるかハラハラさせられたのはよかった。木崎ってとんでもなく、恐ろしくとんでもなく、虚しい人だ。多分、本人も虚しさをわかってはる。
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掏摸の兄弟編。
しかし木崎は怖いですね。掏摸を読んだ時も思いましたが、出来る限り一生出会いたくない種類の人間です。
実際にその辺にいると想定しただけでゾッとします。
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大江健三郎賞受賞昨「掏摸 (スリ)」の姉妹編。前作に引き続いて、黒幕「木崎」の独特な世界観がなんとも不気味で、一気に読了した。
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息つく暇なく読み進むことができるけど、小説のジャンルとしては好みではないかな。姉妹編の小説を読むと木崎という人がより深く理解できて面白いのかもしれない。
ハードボイルドならもっと登場人物を掘り下げて描いて欲しかったし、闇社会のこともシステムという言葉で済まさずもう少し描いて欲しかった。でもこの女性が主人公の物語なら、全体像はつかめないままでもいいのかな。
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今年初めの方に読んだ「掏摸」と枝分かれしたような作品。
今度は女性が主人公。知り合いの子供を助けるために犯罪に手を染めざるを得なかったのに、ある部分から途端に崩れていって…前作と同じ黒幕の手に落ちていくという、兎にも角にも救われない話だなぁと。
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掏摸の姉妹作品ということでそれなりに面白かったが
掏摸ほどのスリルや恐怖は感じられなかったし
主人公にもあまり共感はできなかった。
ラストが物足りなかったのかなぁ。
木崎の物語も読みたい、どうしてあんな化け物になったのか
書いてほしい。
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ラスト、どう終わるのか本当にドキドキした。
彼女はこれから、一体どうやって生きていくんだろう。
あとは「木崎」がとにかく怖かった。一生関わりたくない部類の人間。
姉妹作である「掏摸」も読んでみたい。
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本屋であるいてた時に
題名につられて買いました!
ストーリーの展開が早くて
飽きることなくすらすら
読むことができました。
やっていることは悪どいのに
何故かかっこ良く見えてしまう
悪vs悪 どっちが悪いのか
いやどっちも悪いけど
私は女性に一票ですね!笑
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この人の、古さ、だささ、はずかしさが苦手。
ピース又吉に言わせれば、そこがいいのかもしれないけど。
洗練されてなさすぎて、センスがなさすぎて、失笑。
よくもわるくも、現代性がなさすぎるので、私は苦手。
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美人局の話。社会的地位にある人の弱みを握るため。得意技は睡眠薬。二人の失脚屋の中で動き回る。オチなし。
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図書館で借りた。兄弟作の「掏摸」にも登場する木崎は悪の存在として異彩を放っている。物語は主人公ユリカの理不尽に対する抵抗。
木崎と矢田のそれぞれに従順なふりをして、逃げて生きのびようとする姿は、どうなるのかドキドキした。それを見透かしていた木崎はやっぱい怖い。ところどころ表現される月の存在が印象的であった。今度は木崎が主人公の物語を読んでみたいなぁ。
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以前に読んだ「掏摸」がおもしろくて、
この作品はそれとつながりがあるということで読んでみました。
終始緊迫した雰囲気が漂っていて、息がつまりそうになる。。
読み始めてすぐあまり好きなタイプの話じゃないなと思ったものの、
最後まで読む。。
ところどころ惹かれるエピソードはありましたが、
うーん、やっぱり好きじゃなかった。
タイトルがなぜ「王国」なのか、
それもちょっとわからず、、でした。
2冊(掏摸と王国)の装丁をつなげると、なんとなくひとつの絵(作品)のようで、
そこは良かったです。