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脳科学といっても難しい内容は無く、一つのトピックが5ページ程度なので読みやすい。タイトルの、内容は第一章部分 この内容はなるほどと思う点も多く興味深かった 第二、第三章は自分の脳にはパッとしない内容だった
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この本は心の底からお勧めです。
職場の人に配って回りたいくらい。
脳科学の切り口で運がいい人というものの分析をしてる本なのですが、
語り口は軽妙だし、運がいい人というか“流れ”がいい人が
どうやって過ごしているか、ということを書いてくれています。
読めば物の見方が変わること間違いないです。
是非ご一読を!
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科学的に、脳科学を語っているのに、非科学的に、ロマンチック。
この著者の本、大好きです。
彼氏に読ませたい。
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題名に魅かれて手に取った本。黒川さんの本は素人にもわかりやすく興味深い内容なので、結構好きだ。しかし、この本は何冊かの本を組み合わせてできているので、運がいいことに関する文章は前半のみだった。新潮社のせいでちょっとがっかり。
語感と実物の話が面白かった。マシュマロとおせんべいを、実物を知らない人に見せたら、間違いなく柔らかくふわふわした物体の方をマシュマロだと答えるらしい。舌や口の中の動きによって、脳が質感までも把握するというのはなんだか不思議。もし自分の名前が「キクコ」とか「カキエ」とかだったら、もっときっちりした人間になっていたかもしれないと思った。
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難しいことをおもしろく説明しているなぁと思ったけど、自分も脳についての本を読んできたからそう思えるようになったのかも。
前に教科書で私には難しすぎると思っていた話がストンと入ってきた感じ。
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大好きな黒川伊保子さんの本。
内容もそうだけど、黒川さんが紡ぐ言葉が好き。
さすが感性の研究をされているだけあって、読んでいてすとんと自分のなかに落ちてくるような、気持ちのいい文章。
「運がいいと言われる人の~」というタイトルは自己啓発書っぽい印象を受けてしまうけれど、説教じみた内容や理屈を並べているような本ではない。
「脳科学」という文字からは小難しいことを想像してしまうけれど、気持ちよく日々を送る=脳がのびのびするためのヒント、という感じ。
雑誌に掲載されたものをまとめた本らしく、「運がいいと言われる人の脳科学」、「情のことば、知のことば」、「家族脳」の大きく3つに分けられた短いエッセイがつづられている。
これまでも何冊か黒川さんの著書は読んできたので、大筋というか方向というか黒川さんの主張というか、そういったものはわかったうえで読んだけれど、やっぱりおもしろいなぁ、と思った。
ちょうどいま考えていることにぴったりくるものがいくつかあって、このタイミングで読んでよかった。
でもきっと、ちがうタイミングで読んでも得るものはあるだろうな、という本。
ただ、本のタイトルがなんかもったいない感じがするなぁ…。
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息子がもう少し小さい時に読んでおけばよかったなー。
男脳は起点を定めて世界を広げていく。その原点は母親、安心して離れられるというのになるほど。(妻を原点にしちゃうと、寄り付かなくなる笑)だから原点がふらふらしていると不安になる、と。
しかしいい息子さんダナ〜。
ことばの発声と印象づけについて、や
言語を選び取る(数多の音から言語として聞き取る。)ためにあえて3歳までで多くの脳細胞が無くなっていく話など興味深かった。(だから、早期教育はおすすめしないと)
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最近はまっている黒川伊保子さんの著書
脳と感性、言葉を人生や運に生かすヒントや極意が満載です
特に、響いたところをピックアップ
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語感の科学分析を生業としている黒川伊保子さん。
この人の本はいくつか読んでいるけども、どれも楽しいし、興味深い。
そして、女性のチャーミングさを常に感じる。
「運がいいと言われる人の脳科学」は4年間にわたって書かれたエッセイ集。
力強い主張というよりも、なんだかジンワリと染み入るような感じ。
本業の語感や男性脳・女性脳などの知見もふんだんに用いられていて楽しい。
専門的な脳科学の小難しい話ではなくて、生活の中や人間の心情に寄り添うような話が展開されている(逆に言えば学術的な話題を求めている人には不満かもしれない)。
いつか黒川伊保子さんの描くファンタジーを読んでみたい。
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内容(「BOOK」データベースより)
すべてがうまく行く人と八方塞がりな人。それは、運が「いい」か「悪い」かの違いと言える。頭が良ければ、誰もが成功を手にする訳ではない。過去のネガティブな経験を増幅させず、未来に向かう姿勢こそ重要。何をなすべきかを感じとり、スジが良い脳を育てることに意味がある。世界一のアスリートや優秀なビジネスパーソンが、まさにそうだ―脳と感性の研究者が説く「運」の極意。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
黒川/伊保子
1959(昭和34)年、長野県生れ。奈良女子大学理学部物理学科卒。株式会社感性リサーチ代表取締役。メーカーでAI研究に携わったのち、ことばの感性の研究を始める。気持ちよいと感じることばに男女の違いがあることを発見、独自のマーケティング論を拓く(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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【目次】
運がいいと言われる人の脳科学
脳がいい人は、運がいい/夫婦は“難儀な縁”と心得る/上質の睡眠は、上質の脳をつくる/早起きは三億の得/「流れ」をつかもう/「今」を生きる/時代を拓くキーワードを探そう/直感をばかにしない/他人を思う/相手目線で、自分を見る/苦手なことがある、という幸運/身をゆだねる、という勝ち方/だまされたと思って、身体を動かそう/常に当事者でいる/嬉しい気持ちで人に会う/年齢が作りだす脳の気分/自分の脳の力を信じる
情のことば、知のことば
情のことば、知のことば/この世で一番素敵な愛のことば/赤ちゃんの脳とことば/マジカル・ナンバー・セブン/世界の果て、宇宙の彼方/裸の王様/満ち足りた人生?/マシュマロとせんべい/伝説のことば、幻の名まえ/韓流ドラマはたまらない/男の中の男/ことばの色、声の色/十年の薔薇
家族脳
男たちの原点/ホームなのにアウェイ/レディファーストを見なおそう/苦手なことが身をたすく/理想の熟年夫になる方法/手は見える脳である/母たちの祈り/家族を結ぶことば/手は口ほどにものをいい/「好き」の反対は……/この世の始まりの魔法
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いろんな自己啓発書に書かれていたことが、脳という観点からみた根拠をもって書かれていて納得。常にポジティヴに生きていくこと。ビジネスでも日常生活でもご機嫌に生きていくって大切なんだなぁ。読み終わって、私も運よく生きられるかもと調子よく思えたので、それだけで読んでよかった。微笑。そして、著者と息子さんの関係に憧れる。息子が成人した時、著者と同じような感慨がもてるよう、今この時を大切に、向きあっていこう。
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運がいいか悪いかは、意識の違いが周りを変えること。「好き」の反対は「嫌い」ではなく、「無関心」。物理学科を出ており題名からももっと科学的な話かと思ったが、エッセイ的な内容。2014.10.20
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なるほどと思ったところは「マジカルナンバー7」に関してと、もうひとつは体を動かす人は運がいい人が多いということです。
その通りだと感じました。
でも、本の中で息子の話が多くてあまり参考にはなりませんでしたが、著者が本当に息子のことを愛しているんだなぁというのが伝わってきました。
それにしても、著者の息子があまりにも悟りすぎててびっくりしました。
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知り合いが読んで、年齢別の脳の役割について書かれていることをレビューで記録していたところに興味を持ちまして、夫婦脳に続き本書を読んでみました。
どのようなことをすると脳に良いか、と書くと固い内容に思えるが、より幸せな人生を過ごすためには人の思考や体の仕組みを知り実践することが重要、とエッセイ的な柔らかい文章で説明してくれます。
「私はちゃんとやったのに」ではなく、「私もしてあげれば良かった」と他人を思い、「ひどい、かわいそう、がんばって」ではなく「つらい、悲しい、がんばろう」と当事者でいること、この2つを常に実践できればずいぶん人生が変わるかも、と思いました。
ちなみに年齢が作り出す脳の気分によると私(40代)は物忘れの嵐だそうです。ただ、生理的に老化が始まらないとヒトの脳は知的に完熟しないとか。これには驚きました。
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脳の3%しか使われていないは根拠なし。
★流れを掴むには
「結果を出さないといけない」思考から「〇〇の工程がもっと楽しく、速やかにできる方法は?」と発想する。「責務で仕事をする」より「好きで仕事をする」
★脳の神経回路の自在さを作り出し、しなやかな発想と幸福感を創り出す為には過去を思い煩わない。未来を心配し過ぎない。今を無邪気に生きる。これが運が良い人の基本条件。
★時代の先頭を走るつもりなら「混み合って来る言葉」にいち早く気付こう。今までにない風合いの言葉に触れたら、頭の隅に入れておく。この習慣が運をもたらす可能性は高い。言葉→志向→食べ物→ライフスタイル全てに関連してくる。
★脳は自分の持っていない才能を認知することすらできない。
★男の人生は「原点や起点との距離を測る人生」「心の拠り所」との距離を測りながら世界観を広げていく。「原点=母親」がふらふらしていると不安で動けない。
★「痛い思いをしながら後天的に手に入れる才能」の利点は、客観的に手にした能力だから知見が思考領域で整理されていて、ブレない。安定して発揮できるし、経験を重ねれば重ねるほど、精度が上がってくる。
★「〜してあげれば良かったね」→当事者に寄り添う言葉なので、トラブルがトラブルになりにくい。
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〈本から〉
ヒトの体臭には、フェロモンと呼ばれる物質が混じっており、これは、遺伝子の免疫抗体の型ごとに匂いが違う。つまり、私たちは、体臭で、遺伝情報を周囲に知らせているのである。
暇になった海馬は、知識工場へと変わるのである。起きている間の出来事を、何度も再生して確かめ、知識に変えていく。さらに、過去の知識と結合して、より汎用性の高い知恵にも変えていくのだ。海馬は眠らない。というより、「脳の持ち主が寝てから」が、海馬が俄然活性化する、真骨頂の時間なのである。
略
脳科科学上、「いかによく眠るか」は「いかに頭を良くするか」とまったくの同義なのだ。上質の眠りは、上質の脳をつくる。
上質の眠りをつくり出す、脳内神経伝達物質がある。メラトニンと呼ばれるその物質は、網膜が闇(一定以下の光量)を感じると分泌されるようになっている。
メラトニンは、昼間でも暗がりで目をつぶると分泌されるが、分泌最盛時間は真夜中の四時間ほど。二十二時から午前二時の間なのだ。略
脳は最大限の活性状態で暮らすことになる。今日の経験が、知識や知恵となって脳に留まる。加えて、免疫力も上がる。直感力が働いて強運になる。
眠りの最大の敵は、「日没後の刺激の強い光」である。略
眠りの最大のサポーターは、「早起き」である。朝、目を覚まして、朝日(朝九時くらいまでの太陽光線)を目撃する。そこからほぼ十五時間後に、脳には自動的にメラニンが溢れるように分泌しだすのだ。略
起床時のコツは、一気に明るいところへ出ることだが、最近の自然光型蛍光灯でも一定の効果はあるので、暗い朝が続くようなら、蛍光灯の眩しさでも代替できる。
セロトニン、朝、重点的に分泌されるが、一日中脳に「しみじみとした、穏やかな達成感を感じやすくさせる」という効果をもたらす。ささやかなことにも幸福を感じやすい脳になるので、「情緒豊かでキレにくく、好奇心や意欲を萎えさせない」状態をキープすることに貢献しているのだ。このホルモンが、「天然の抗うつ剤」とも呼ばれる所以である。
過去を思い煩わない、未来を心配しすぎない。今を、無邪気に生きること。
略 ネガティブな想念を無駄に増幅しないことが、成果の質を決めるのである。
人は、長く生きてくると、多かれ少なかれ、環境の変化が穏やかになり、どうしても「回路の固定化」は進んでしまう。そのとき、ネガティブな思考回路にフィックスしていると、目も当てられない。
略 魂の無邪気さが、脳の神経回路の自在さを創り出し、しなやかな発想と幸福感を創り出す。運がいいと言われる人の基本条件である。
脳の柔軟性のために必要な三つのホルモンがある。一つは、ドーパミンと呼ばれる脳内神経伝達物質である。ニューロン同士をつなげるシナプス信号を強めて、新たなネットワーク構築をアシストする。脳の好奇心とモチベーションをあげてくれる大事なホルモンだ。前述したセロトニンも、脳を活性化して、学習効果を上げる脳内神経物質である。三つ目は、雑信号を抑制するノルアドレナリン。脳の反応を活性化するだけでは、信号が多方面に��がって収拾がつかなくなる。ノルアドレナリンは、雑信号を抑制して、集中力を作り出すのである。
実にこれらのホルモンはすべて、運動(汗ばむ程度の筋肉負荷をある一定時間行うこと)によって分泌量を増やすのである。
リーダーの条件とは、周囲を笑顔にする力。つきつめると、案外、それしかないかもしれない。
略
周囲を笑顔にする力。これは、ときに奇跡を作り出す。運がいいと言われる人に、必ず備わった力でもある。周囲を笑顔にするのは、実は、簡単なことなのだ。自分が、嬉しい気持ちでそこにいればいいのである。あらゆることに好奇心を働かせ、そこにいることを楽しむ。ただ、それだけだ。しかしながら、きっと、「常に、そこにいることを楽しむ」ことい自体が、一般には難しいのに違いない。
自らの脳の底力を信じる。運がいいと言われる人になる、最大の奥義である。規則正しい生活をして《神経系のストレスを軽減し》、無邪気に生きて《脳全体の神経繊維の連携をよくし》、自らの神経系にその判断を仰ぐ。それが、私が、これまで語ってきたことの本筋である。
脳は、自分にはない能力が見えない。見たことのないものも、なかなか見えない。
ヒトの脳には、明らかに、語感とかたちを関連づける人類普遍の機構がある
脳の才覚は、常に弱点と表裏一体である。しかも、相反する脳の持ち主には相手の弱点だけが見え、違いが愚かに見えてしまう。
「好き」の反対は「無関心」、「嫌い」は意外に「好き」に近い。そう知ったら、人間関係がよりタフにならないだろうか。