紙の本
同じ時代を生きてきた者としての感想
2012/02/05 10:30
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:kumataro - この投稿者のレビュー一覧を見る
相性 三浦友和 小学館
インタビューをまとめた内容となっています。もうすぐ60才、映画の宣伝も兼ねています。印税は東日本大震災に寄附されるということで、この点で以前読んだサッカー選手の本と同様奉仕の精神があります。
妻をかばうために深入りした発言はありません。確かに奥さんはファンにとっての「神」になりつつありました。妻にとって作者は救世主だったのでしょう。本を読む限り、作者は普通の人です。奥さんも同様でしょう。俳優や歌手でなくても、人は職場や学校で、自宅とは異なる人格を演じています。
外見・風貌、映画・ドラマのイメージとは異なる実像である作者の姿が語られます。警官のこどもとして生まれ、両親の不和を体験し、転校による失意があります。十代後半は荒れています。救ってくれたのは「音楽」であり「友人」です。以前読んだ「野川」とか「聖夜」という小説を思い出しました。山梨県の田舎風景と暮らしの様子はなつかしい。50年ぐらい前にあった日本全国の田舎風景とこどもの遊びは、記述にあるとおりです。
この本に書かれていることはほんの一面なのでしょう。夫婦喧嘩をしたことがない夫婦もいるのでしょう。年齢差とか、お金の苦労がないとか、こどもの進路で衝突がないとか、タイトルの「相性」はむりやりつけたようでピンときません。夫婦ともマスコミ嫌いなことと旅行好きが和の共通点でもあります。以前雑誌でドライブ旅行のインタビューに答えておられました。そちらの記事のほうが生き生きとされていました。
わたしは奥さんと同い年です。昨日はやはり同い年の家内とテレビドラマで俳優になった息子さんの演技を見ました。長い歳月が流れました。本書で、自分は90歳まで生きるかもしれないと予測されています。最初と最後にある言葉「60才からが長い」はずっしりきます。
紙の本
映画「Railways」を観て購入しました。
2012/02/05 19:43
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷれせあ - この投稿者のレビュー一覧を見る
三浦友和さんというと、「あの山口百恵さん」の夫ということで誰もがすぐに百恵さんを思いだすという大スターの夫。それゆえにこれまでの道のりは大変だったことがとてもわかります。しかし、百恵さんの夫ということ以外は全く知らなかったので、彼の真直ぐな考え方と生き方をこの本を通して知ることができました。
百恵さんについてのコメントは最小限にとどめてあったのが、ちょっと残念でしたが、60歳を迎え、いろいろな映画に出演されて(3丁目の夕日の先生役もよかったです)すてきな年齢の重ね方をされているなと思いました。
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まえがきにも書かれていたが、ロングインタビューを書き下ろししているためか、どうも優等生のコメントのようにしか聞こえない。
しかし、第8章での萩本欽一さんの「悪いことがあると必ずいいことも来るからね」という言葉を東日本大震災で被災された方々に伝えたいと思った。
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映画やテレビで見る芸能人の方々のイメージ
それだけで人柄うんぬんを判断できないものだなーと感じた。
もちろんよく知ってると思ってたご近所の人でも
実際知らない一面があったなんてよく聞くし。
三浦さんも若い時はこんな方だったんだーとか
歳をとってきて、こんなふうになってきたんだーって
印象が色々変わりました。
でもお幸せそうで何よりです。百恵ちゃんは私も好きでしたし・・・
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母上注文本。
忘れず購入!!
12/5
漸く手に入れる。
発売間もなく本屋さんから消えてたが一体……
苦労しました
12/6(12/7記入)
帰宅したら母上が既に読み終わっていた
軽く読んでしまったらしくちょっと残念そうだったが、とてもテンション高く見てて面白かった
なんでも三浦友和氏がこの本で得る金額はすべて寄付に回されるのだとか…
当然ながらお前も買え!と無茶をいう母親。
なら母もLUNASEAのPromiseをDLしろ、と言い返す私も結局は親子である
多分私が読むことはないけれど、この本を通しての母との会話は妙に盛り上がった
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三浦友和が、主演映画「RALWAY 」の宣伝も含めて初めて出す自叙伝
冒頭にこの本を出す切っ掛けについて赤裸々に告白し、自分が書いたのではなくインタビューをまとめたものだと明確に提示するのが、出版の条件であることまで明かしてあり、それ以外にも本文を読めば読むほど、映像で見る印象どおり、どこまでも実直で誠実なひとなのだなと思わされた。
そして私がこの本を買おうと思った切っ掛けは、百恵ちゃんの話が読めるかもと思ったからで、どんだけ私も百恵ちゃんファンなのだと、自分に突っ込みを入れたい
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深い! 深いです。
口語文だから軽くて読みやすいのだけど、内容はじんわり沁みます。
うーん。。。
今後『巽弁護士』シリーズとか、見る目が変わりそうw
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新聞広告で気になっていたら、おかんが買ったようで借りて読んでみた。
内容的に暴露本という訳でもないし、(語りおろしなので当然だが)文章がうまいわけでもないけど、すごく人柄が伝わってくる本。読んでいて『あ~良い人だなぁ』って感じることができるし、山口百恵さんとの夫婦仲もイメージ通りなんだな、と感じることもできる。
と同時に、やっぱり夫婦は奥さんが全てだなぁ、、、とも。
公開されている『RAILWAYS』のパブリシティということもあり、映画も見に行ってみたい。
また、この本で得た利益は東日本大震災の寄付になるという点も素晴らしい取り組み。
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目次:まえがき、第1章 転機、第2章 少年、第3章 家出、第4章 解放、第5章 結婚、第6章 父親、第7章 俳優、第8章 指輪、第9章 二人、あとがき
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ご本人が おっしゃるように「清く正しい好青年」というイメージを持ち続けていたので、なんだか意外な一面も垣間見ました。
でも、ずるいことをしない。禁煙をまもること。浮気はしないこと。
これを破ったらばいが当たる3つの決めごと。
今、読み終わって、やっぱり、いい人なんだ。やさしい人なんだ。と
感じました。
そして、百恵さんとは、相性が良く素敵なご夫婦なんだということ。
そして、百恵さんはいい奥さんなんだとかんじました♥
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ミーハーながら、ざっと読破。三浦友和と忌野清志郎って友達で、三浦友和はRCサクセションの半メンバーみたいな事しとったんやな。この人結構呑気もので、山口百恵もなかなか動じない人のようですな。50代の人が読んだら、見に覚えがある事多いかも。
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内容はそれなり。友和さんもいい人だけど、百恵さんも肝がすわっている。二人とも「相性」だけではなく、ぶれない、嘘のない生き方をしているのが素敵。
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忌野清志郎さんとの話が、好きやった。
「あ、キャプテンのヘリだ!」
て、RCのメンバーにいじられている、三浦さんがいい。
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「いや。普段だったら買わないんだけどね、フェリーに乗る時に退屈だから家族で1冊づつ本買う事になってさぁ~」とエクスキューズつきで、アッコが貸してくれた本。
私も気にはなったけど、きっと気恥ずかしくて手に取る事はなかったであろうタレント本。
でも、いいこと言ってたよ。
「不幸」は、予期せずやってくるものだから仕方ないけど、
「幸せ」は、いきなり天からは降って来ない。
だから、自分で作る。
ふむ。ふむ。
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三浦友和さんの自伝的エッセイ。
百恵さんとのエピソードも興味深いのだが、私が想像する友和さんとは違った一面が見られるのだろうと期待して読んだが、あまりにも想像と一寸も違わない誠実・真摯・愚直な実像に逆に驚かされた。
そして30年間喧嘩もせず、穏やかに過ごせる夫婦の実在にもちょっと感動。
夫婦は喧嘩しぶつからなきゃわかり合えないなんてことは嘘であるという言葉にも友和さんが言うと説得力があり、そうなのかもしれないと思わされる。
現実はなかなかそうはいかないのだけれど。