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ディズニーが映画化権を獲得した、というディストピア小説。最初、その厚さにひるんだんですが、読み始めてみると10代向けなのか、読みやすくてするする最後まで読んじゃいました。ラストにカッシアが自ら選ぶ道を、応援したくなります。でも、続きがちょっと読みたいなあ、と思ったら三部作なんですって。続きも翻訳されるといいな。結構、ちゃんとしたラブストーリーです。
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カイのように恋愛する男性はいないのではなかろうか。女性の考える恋愛小説ってこうなんだな、、と感慨深い。「性欲の科学」を読んだ後では特に。
ディストピアに関しては、それを舞台にしているだけで管理組織では無く、担当役人の歪みが物語を動かしている。それが世界設定とあまりマッチしていないように感じるのは、まあ三部作の一冊目だから判断が早いのかもしれない。
・朝、目覚めると、緑の錠剤はまだ手のなかにあり、言葉はまだ口のなかにあった。
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食事、職業、結婚、死も「ソサエティ」の管理のもと行なわれる完全管理社会。
主人公カッシアは生まれたときから管理社会の一員であり、何の不満もなく生きていたが、あるトラブルからカイという少年と関わる。
カイに惹かれるうちに、管理社会のゆがみを感じ、主体的に生きることを求めはじめる。
設定が面白い。
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こういったお話は好きだな~と、思う。でも、分かり安すぎる簡単な文章と、いちいち回想するのがな~って事で星3つ。三部作らしいから、この先の展開に期待しよう。
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ソサエティによって結婚相手も職業も死ぬ時まで決められている世界。
コントロールされることにより平和を作りだしたとされる社会。
主人公のカッシアは、自らの手で選択することを望み、進んでいく。
けれど、自分の心で決めたと思っていたことが、実は役人によって試されていたことだった。カッシアがどう反応するか、実験として観察されていたことを知る。
人は何をもって、選んでいるのだろうか。選んだと自覚するのだろうか。
自分の気持ちで選んだと思っていることが、実は社会に翻弄されている結果なのかもしれない。
何の影響も受けずに決めたと思い込んでいたことが、実は違うのかもしれない。
何かの見えないレールに乗せられたままの行動だったのかもしれない。
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緑と白の装丁に目を惹かれる。
職業の選択も、結婚も、生死もすべてが管理された未来世界。
『ギヴァー』を彷彿とさせる世界観と思ったら、巻末にしっかり紹介されていた。
厚みの割に軽い感じで、挿絵も雰囲気にあってる。
さらりと読める。
続編もあるみたいだし、ディズニーの映画化でもっと注目を浴びそう。
個人的には、こっちのヒットをきっかけに『ギヴァー』を紹介したい。
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職業も、結婚も、「死」でさえも役人の管理のもと行なわれる「ソサイエティ」。
管理という束縛の代償として人々が得るのは安定。主人公カッシアも、そんな社会に何の不満もなく生きていたが、「カイ」という少年を通して、自分で選択することの喜びを知り、社会に疑問を抱くのだった…
カッシアはカイを見つけられるのか⁇ふたりはまた会えるのか⁇
続編読みたい!
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☆3.8
これ、続きあるのかな?連れ去られたカイのその後も気になる。完璧に管理されたソサエティなんてまやかしよね。疑問を持ったら消されるぞ。カッシア戦え。
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環境破壊により世の中が大きく変わってしまった世界。
政府が人々の衣食住を管理し、それによって安心と安全は保証されるが自由のない世界。
17歳になったカッシアが、政府が決めた結婚相手と初めて顔を合わすマッチングの儀式に向かうところから物語は始まる。
ディストピア物だけど児童書のような柔らかい作品。
大きな事件が起きるわけではないけど、カッシアとその周りにじわじわと近寄る不穏な何かが不気味。
これで完結ではなく続編が出るらしい。
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映画を観ているように頭の中に映像が浮かび上がってきました。
平等に暮らすという事は、
心のたくさんの思いを失うという事なんですね。
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近未来。
すべてが管理されている世界。
より良く、みんなが平和に生きていけるはず。
すべての人にいいことなんて・・・・・
どこかにひずみが生まれてきてしまうものなんだろう。
何かを我慢したり、納得したり、譲り合ったり。
YA小説なのだけれど、考えさせられることが多くあった。
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SF&恋愛小説。
ディストピアの舞台設定が興味深く、引き込まれる。そしてとても読みやすい。
(小口も彩色してある装丁はかわいいけど、ちょっと濡れるとインクがにじんでしまうのが気になった・・・)
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児童文学らしいが長い。しかも、まだ物語の始まりという感じ。三部作らしい。
滅亡の危機から生き残り、極度の管理社会となった時代に、ささやかな反抗を試みる女の子の話。しかも、その反抗も、役人の仕掛けた実験だった。