紙の本
範囲の狭さが惜しい
2015/08/28 18:37
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投稿者:夜メガネ - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界史の範囲は何各国分にもなるから大変に面白かったが、
こちらは日本限定なので物足りない印象が残る。
葛飾北斎・応為(おうい)親子の所は応為作品のファンとしては嬉しいところ。
(職人気質で師弟込みの親子関係。)
映像化されたのはごく最近のはずだが、葛飾応為の空間表現力は本当に素晴らしい。
彼女が描いた遊郭の絵は、他に類を見ない空気が漂っている。
西洋絵画と日本画の良いところだけが共存しているように感じるので、現代人ウケもいいはずだ。
本書は、分量を埋めようとしているためか「これ以上いうとディスじゃ…」と思う寸前だが、
題材のとっつきにくさを考慮すると十分読む価値はあった。
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日本の美術を「仏像」、雪舟や琳派の「日本画」、「浮世絵」、明治期の日本人による「西洋画」、そして「漫画」と辿る。
なかなかの博識であり、視点論点もしっかりしている。「乙女の・・」と付ける意味も必要も無い内容だが、やはり美術専攻でもない立場で正面切って「美術史」と銘打って書くのは憚られたのだろう。
それと何か他で「乙女の・・・」とブランデイングしてしまったか。
充分興味をそそり満足させる内容であった。
美術品の写真は的確でいい写真を載せているが、所蔵の場所のみで写真そのものの出所記載がないのはよろしくないのではないか。
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なかなか簡潔にまとめられ写真も多く見やすい。若冲のこと等へぇということもあり、作品よりも作者へのゴシップ的な面白さもある。特に最後が漫画で締めくくられたのも、この本のスタンスを表しているようだ。世界編より日本編の方が良かった。
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好きなシリーズの美術史(日本編)です。
美術史は日本史の勉強の中でも、ひたすら作品と作者名を覚えていくという印象で、あまり面白みはなかったという記憶ですが、作品や作家の裏話が分かり、今回も楽しく読めました。
ただ、どうしても初期のシリーズよりは、勢いがおとろえているのかなという気がします。美術史というどちらかというとマイナー分野だからでしょうか…。
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日本史のが面白かった気がするけど、まぁ ジャンルが狭いぶんしょうがないのかなぁ?
地の文、まじめにくだけようとすることで逆にちょっと読みづらかった気がする。
もう少し、フツーにいんじゃないかなぁ。
でも、そのたどたどしさもとっつきやすくって良かったかもね。
『乙女』だし。
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美術は知識はほとんどない。
本物を見たり、有名なものを知っておくのは教養だろうとできるだけ努力はしてるけど…
このシリーズは読みいいです。分かりやすい。
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図書館。
とっかりやすいけれど期待と違った。残念。
無理矢理ふざけようとしているように
思えるところもあり。比喩が多すぎて
よくわからないプレゼンを聞いてるみたいだった。
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日本でも奥深い美術の世界は広がっている。本書では、日本の美術史を知った上で現物を見ると、こうした有名な作品が各時代の環境や物の見方といった、普段知り得ないものを垣間見れるような知識を分かりやすく載せている。
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知っている画家や作品も知らないそれらも、両方併せて興味深く、かつ楽しめた。それにしても高村光太郎のダメ夫っぷりには参る。昨今ではそれをモラハラって言うんですよ!イメージだけでは分からないものですな・・・。
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歴史の授業で見たことのある絵や像、それらの作者のひととなり、時代背景をカジュアルに語ってあり読みやすい。なかなかああいった作品はとっつきにくい、楽しみ方がわからないイメージがあるが、それを一新するいい機会だったとおもう。帝釈天のかっこよさにちょっと惹かれてしまった…( ˊ̱˂˃ˋ̱ )