紙の本
さまざまな臓器と病気,動物など,ひろくて興味をひく内容
2011/11/20 17:47
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Kana - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとの腸の話だけではなく,肝臓,胃などのほかの臓器はもちろん,実験動物としてのマウスからエリマキトカゲ,ナマコなど,いろいろな話がつぎからつぎへ登場して,あきさせない. 生活習慣病の話もいろいろ書いてあるが,メタボリック・シンドロームによっておこること,それを防止するための食事,長寿のための 2 つの食事法などについても書いている. どこがやくにたつかは,ひとによってちがうだろうが,いずれにしても読んで損はないだろう.
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病気にならない腸の鍛え方、というサブタイトルからハウツーを期待したが、そうでもなく、教養として臓器の働きがかかれています。
途中に挟まれる引用文(キン肉マンとか)や写真(ルノアールとか)が面白すぎる。すーっと読めて腸に関する理解が深まる不思議な本。
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要は、お腹8分目、適度な運動、バランスのとれた食事、深夜食事しない、と言ったよく知られた事を実践する事。腹8分目とは、空腹を感じる程度とは、参考になった。
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おもしろい。年末年始前に読んだから,あんまり暴飲暴食しなかったし!
寝る前の「ラブレ」続けてみます。
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前半の腸のはなしについては
・便秘になるのは大腸で水が吸収させすぎるからで、女性はホルモンによって余分に吸収されてしまうため
・蝶やハエには前脚に味蕾が存在する
などへぇ~とおもえる内容だった。
しかし内容全体をみると少し腸の話からそれる部分が多く感じ
人間の腸の話というより、生物界全体でみたときの
人間の腸のちからとは、といった印象をうけた。
広く浅く知ることができるといった部分ではよい本かなと思ったが
この題名からもっと狭く深い内容でもよかったのではと感じた。
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身体の裏方、腸は重要。鍛えて、労って、観察して、負担をかけないこと
動物としての身体を見たときは、そのものなんだけど、普段意識されないから、気にされないわけだ。不調になって初めてありがたみがわかるんだよね。
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腸にまつわるいろいろな話が書かれています。それなりには分かりやすく書かれていますが、生物の素養が無いとちょっと厳しいかも。
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半信半疑な点も多かったが、星座と胆汁の話は目新しくて興味深かった。比喩の多さには好き嫌い分かれそう。たまに感情的すぎる表現もあり?
・腸は体の器官のなかで30%もの血液を消費する。ダントツ一位で血液を使うため、血管が傷つくと腸までダメージを受ける。
・腸内細菌のおかげで本来なら消化できないものまで栄養素として使えるようになった。共生関係であるが、体が弱っている時は逆にばい菌をバラまく可能性もある。腸内転移。
・ミトコンドリアは筋肉を動かすのに必要なエネルギーATPを作り出す。酸素が必要になるので、少しきつめの運動をすることによりわざと酸素不足の状態を作り出すとミトコンドリアが鍛えられて長生きできるらしい?
・「胆汁」「時間医学」「断食」は長寿、メタボ、糖尿病治療のキーワードになりそう。
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文字通り、腸にまつわる話をわかりやすく解説した一冊。
腸だけではなく胃や肝臓など内臓全般に関する話があり、とても勉強になった。
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途中から流し読み。
腸と腎臓は一番血液の利用量が多い臓器だから、体の衰えはそこから来る、と。つまり、それらを労わることで健康寿命が伸ばせますよ、と。
具体的な方法は10個あげられてたけど、一般的なこと。食物繊維を摂るとか、腹八分目とか。。
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伊藤裕 著「腸!いい話」、2011.11発行。①食べたものが、口、のど、胃、腸を通り、体の外に出るまで約24~72時間の「腸いい旅」w ②年老いて、臓器の機能が落ちてきて、脱落症状を自覚することで、初めてその臓器の素晴らしさが実感できる ③腸にとってのエイリアンは過食した食べ物そのもの(食べ過ぎ、運動不足 →食事と運動の連係プレー)④腸を鍛えるヒント: 下痢はOK、便秘は怖い(快便)&自分流で決まった食事ペースを(快食)。
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味蕾は、喉の奥にもある。飲み込む時に味わう。
ハエやちょうは、足先に味蕾がある。こすり合わせているのはそのため。
十二指腸に運ばれる順番は、炭水化物、タンパク、脂肪の順。だから脂肪は胃にもたれる。腹持ちがいい。
女性ホルモンによって水分が余計に吸収されるため便秘になりやすい。
血液分配は、消化器が30%、腎臓が20%、脳、骨格筋が15%。
P16タンパクは老化の指標。がん抑制遺伝子。強く発現すると細胞が増えにくくなっている=細胞が老化している。
P16が働かなくなるとがんになりやすい。
腸と腎臓は最も早くP16が発現する=老化が早い。
慢性腎臓病は心不全や脳卒中になりやすい。
生物は食べるために生きている。
ナマコは腸だけで脳はない。ナマコの皮膚にはサポニンという毒がある。このわたはナマコの腸。
生ものはO157などの恐れがあるが、消化吸収が悪い。
火を使うことで、消化の苦労が少なくなった結果、脳が大きくなれた。
宇宙では1年分の老化が1週間で進む。
ホメルシス効果=多すぎると有害だが、少ない量にはプラスに働く効果。ミトコンドリアを増やす運動、ほどよい量の活性酸素、など。
O157はベロ毒素を出す。胃酸にやられない。ベロとは真実。ベラは美しい、ベムは妖怪。
下痢と便秘では便秘のほうが怖い。がんが隠れていることがある。下痢をしている盲腸炎はない。
点滴では栄養補給はできない。200カロリー程度。
中心静脈栄養または胃ろうが必要。
食事時間は守る、夜中は食べない。
空腹は、胃が空になってグレリンを出し、それを脳が感じるから。胃がないとグレリンが出ないので空腹を感じられない。グレリンの拮抗ホルモンがレプチン。
グレリンの投与で元気になる=ミトコンドリアを増やして細胞を元気にする。
グレリンとレプチンの声を聴きとれる体になること。
オピオイドは体が作り出す麻薬。オピオイドの誘惑に負けて食べない。おなかが空いているという感覚を持てるように。
前腸仮説=十二指腸と空腸を通らなくするとカロリーの吸収が少なくなる。
後腸仮説=回腸、大腸でGLP1が分泌される=糖尿病の治療につながる。
インスリンが多すぎると寿命が縮まる。インスリン感受性が高ければ、あまりインスリンが出ない。糖を摂りすぎない、大食いしない。
身体を鍛える、とはミトコンドリアを元気にすること。
ちょっときつめの運動でミトコンドリアを鍛える。
塩分、糖分、脂肪分を控える。
満腹を目安にしない。腹8分目は、ちょっと足りないくらい。
腸内細菌のためにオリゴ糖=吸収されず腸内細菌の餌になる。プレバイオティクスのひとつ。ごぼう、たまねぎ、アスパラガス、大豆、ねばねば食品。
カロリー制限は、CRとIFの2種類がある。
絶食時には、オートファジーがフル稼働する。
肝臓を直接よくする薬はない。
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著者は「メタボリックドミノ」の内臓専門家。色んな警句や書籍の引用もあって、読み物としては面白かったが、さて読後。具体的に何をするんだっけか?えーとえーと。ま、「運動」は筋肉を鍛え、「ダイエット」は腸を鍛える、と。
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健康的に歳を重ねていくために、食生活は気をつけなくてはいけない。食べすぎてはダメ。糖分は特に危ない。油脂、塩分もとりすぎない。ダラダラ食べず、お腹が空く時間を大切にする。
わかっていてもできていないことばかりだったけど、生活習慣病のドミノ倒しは怖い。足を切断なんてことにならないようにしたい。
未来の自分のなりたい姿をよーく思い描いて、食べるか、食べないかを決める。
食べることは楽しみだから、楽しみはちゃんととっておきたい。何を食べるかちゃんと選ぼう。
運動と食事制限は目的が違う。運動もできる範囲で取り入れる。